ひねもす俳句番外編:朝霞黒目川吟行 2006年4月5日 pure2 2件のコメント 花はこぶ川面さわがし里の昼 /農宗 川べりのベンチで喰いたし桜餅 /淳子 花の下ベンチに憩ふ老夫婦 /妙子 留守番を犬にまかせて花見茣蓙 /勝美 桜しべ小鴨に触れて流れゆく /妙子 菜の花の香や携帯のメール打ち /勝美 三月菜なほ咲きほこる土手日向 /農宗 せわしなく蜂の飛び交う畑は黄 /淳子 赤帽の園児ぞろぞろ犬ふぐり /勝美 さくら咲く飛行機雲の一文字 /勝美 定食を待つ間もどかし花疲れ /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:春、始まる 2006年3月28日 pure2 2件のコメント 白木蓮の高きは雲に届きたり /勝美 句碑の字をなぞる指先花の冷え /勝美 青柳の水には遠き枝の丈 /勝美 風つかむには幼くて柳の芽 /勝美 装ひを剥けば均一新社員 /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:春の光 2006年3月16日 pure2 2件のコメント 鉄柵をしめ菜の花の収容所 /勝美 何時か子も跼み看るべし雪割草 /勝美 巣離れの鮒に誘ひの鉤下ろす /勝美 紅梅の彩に余情の有り余る /勝美 揺り起こす風に目覚めて猫柳 /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:春浅し 2006年3月2日2018年9月19日 pure2 2件のコメント 街路樹の目覚め未だし春遅々と /勝美 ほほづゑに待つ身をあづけ春の宵 /勝美 三月のよろこびに充ち京弁当 /勝美 啓蟄の人人人や音立てて /勝美 春のよろこび運び来しカランコエ /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:冬のおわりに 2006年2月21日 pure2 2件のコメント 畑焼いて夕べの祈り捧げけり /勝美 木の芽晴こんがりとパン焼き上がり /勝美 ベンチとは春愁の身の置き処 /勝美 兜太ゐず青鮫もゐぬ梅である /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:節分も過ぎて 2006年2月7日 pure2 2件のコメント 鳥帰るべしと文鳥独りごつ /勝美 一杯のショコラ召しませ春の風邪 /勝美 春なれば鉢植え色を溢れしむ /勝美 春寒し改装遅々の貸店舗 /勝美 文鳥の嬉々と遊ぶや水温む /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:三寒四温 2006年1月28日 pure2 3件のコメント さかなやの切身ひとしく春の色 /勝美 受験子の眼に春雪の窓明かり /勝美 雪掻いていつしか軽くなる心 /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:年始 2006年1月4日 pure2 2件のコメント 去年今年犬小屋ほどの家住まひ /勝美 掛け大根憂き世の風に乾びゆく /勝美 買初の袋に詰まるほどの福 /勝美 続きを読む/コメントを書く
ひねもす俳句:歳の暮れ 2005年12月30日 pure2 3件のコメント 一切をかなぐり捨てて今冬木 /勝美 恋猫の影黒猫として添へり /勝美 門松や耐震偽装マンションに /勝美 続きを読む/コメントを書く