ひねもす俳句:夏は来ぬ

楊梅の校庭ボール蹴る生徒
楊梅の校庭ボール蹴る生徒 /勝美
青蔦はオーヘンリーへ往き着けり /勝美
青蔦はオーヘンリーへ往き着けり
蟻どちの新築団地見聞中
蟻どちの新築団地見聞中 /勝美
灯台の階段登る炎天下 /勝美
灯台の階段登る炎天下
キャンプ村はやも設営白天幕
キャンプ村はやも設営白天幕 /勝美

「ひねもす俳句:夏は来ぬ」への2件のフィードバック

  1.   暑いねえ! 早々アップしてくれてありがとう。 新しい素材楽しく拝見しました。
     来月の3カ所の句会用の俳句の再考再考に明け暮れていたところです。これまでの似たような素材の俳句を確認の上の今回の5句です。第1句目は楊梅。遠方に見える建物を校舎と見たので夏休みかもですがボール遊びの生徒が歓声をあげていると考えました。2句目は白壁を這う青蔦。蔦といえばオーヘンリの小説を思い出す。二人の画学生の数寄な運命の悪戯が哀感を呼び起こす。好きな一編。この写真は描かれたものでないから結末が思いやられる。3句目は臭木の蕾に群がる蟻。蕾を新築の団地の建物と見ました。花が開いたら蟻は住み着いているのだろうか。4句目はねじ花。これも詠み尽くしている感あり。どうしても階段にたどり着くのは類想的で類句にならざるを得ないのが悔しい。灯台もあちこちで作り過ぎた感ありだがお許しあれ。最後の白唐傘茸は以前に饅頭と見做して夜食の供だと詠んだことがある。今回はテント村の白テントにみなしました。とりあえずご賞味くだされば幸いです。

  2. 写真について。
    1枚目のヤマモモは市役所通りの街路樹。端にみえる建物はさいたま市役所ですね。
    落ちた実で歩道も車道もぐちょぐちょです。
    摘み食い好きの私でも、排ガスまみれの実は食べる気にならず。

    オーヘンリーの短編集は、今から思うとなんというか作られすぎというか小癪というか。
    壁に這う蔦は、人の家だから気楽にいうけど好きです。秋になって紅葉すると白壁にこれまた映えます。

    3枚目のクサギ。花のほうには顔近づけて匂いを嗅いだのですが、蟻はいなかったと思う。
    なぜか蕾にはびっしりと小さな蟻たちが。ピカピカ金属の光沢の頭(尻)が強そう!

    このネジバナの撮影は不完全。ピントが甘いのです。なぜならじっとしてると蚊が文字通り寄ってたかってきて。
    私の腕にもネジバナの花のように蚊が並んで止まるのを見て、これ以上は断念。

    気づいたら出現。ふしぎなキノコ。毒があるのですが、だれか採っていっているようです。

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