ひねもす俳句:五月くる

平常の憂さ吹き飛ばす大花火
平常の憂さ吹き飛ばす大花火 /勝美
薄紅の夏着の似合ふ一少女 /勝美
薄紅の夏着の似合ふ一少女
バナナツリー正真正銘バナナの香
バナナツリー正真正銘バナナの香 /勝美
薬玉や紫刺繍の飾り糸 /勝美
薬玉や紫刺繍の飾り糸
天井にシャンデリア在り籐寝椅子
シャンデリア見上げる位置に籐寝椅子 /勝美

「ひねもす俳句:五月くる」への2件のフィードバック

  1.  風光る五月!ローズガーデンは楽しかったねえ。少し満開には早かったけれど、堪能できたよ。食事は塩味が少々濃いのが難点だったけれどまずまずだった。一句目はオオハナビニラ。魅了される咲き具合。花火の季節には少々早いけれどまるっきり花火に見えてしまった。二句目はローズガーデンの薔薇。優雅な名が付けられていたのに覚えていない。
    薄紅色が清楚に見えた。三句目はカラタネオガタマ。本当にバナナの匂いがする花。まんまの句で、ひねりも何もない。四句目はアリウム。見れば見るほど薬玉。薬玉の説明句になってしまいました。最後はアリウムシクラムを下から見た構図。籐寝椅子に寝転んで見上げると天井にはシャンデリア、という構図が浮かんだのでハイ一句と言ったところ。安直な句揃いではあると忸怩。

  2.  平常の憂さ吹き飛ばす大花火 /勝美
     分かりやすい句はそのまんまを受け止めればいいのかな?
    まあ、憂さを吹き飛ばすには単純明快な方が合ってる気もするので。
    この花、つぼみ状態か枯れた状態しか見たことがない。
    パッと咲いて大花火になったタイミングを見てみたい。
    花も花火も咲いてる時は短いですね。

     薄紅の夏着の似合ふ一少女 /勝美
    ああ、そんな感じ!薔薇にもさまざまな花姿があって、この薔薇は
    厚ぼったくなくド派手でもなく軽やかで、まさにそんな感じ。
    写真がなくても通じるけど、あるとより雰囲気でますね。

     バナナツリー正真正銘バナナの香 /勝美
    なんのこっちゃ!…と、バナナツリー(カラタネオガタマ)を知らない人は思うでしょうね。
    バナナの香りって、ある種強烈だと思うんだけど、なぜこの花からバナナの香がするのか謎。
    よりによってなんでバナナ?不思議ですよねー!

     薬玉や紫刺繍の飾り糸 /勝美
    うーん、普通。っていうか普通すぎない?
    写真が選べる内容じゃなかったせいだろうか。
    5句すべて植物、花で揃ってるけど、どれもあまり深味はない。
    人間も植物もうまく咲いたり咲き損ねたり、いろいろあるのが自然ですけどね。

     シャンデリア見上げる位置に籐寝椅子 /勝美
    こういうシャンデリアいいなぁ。というか、シャンデリアの作りがそもそも花を模してるんでしょうね。
    今回の5句の花のうち3つはアリウムの仲間。1、4、5がそう。
    長ネギのネギ帽子もおなじような花。
    どれもネギ属(アリウム属)、ヒガンバナ科の植物ですね。
    もしかしたら何でもないように見える3句にも、ピリッとした辛さが潜んでいる…なんてことはないか!?

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