ひねもす俳句:梅雨曇り

かき氷崩せばみぞれ空となる
かき氷崩せばみぞれ空となる /勝美
夕鐘や蛍袋に灯をともし /勝美
夕鐘や蛍袋に灯をともし
小燕に足る方寸のねぐらかな
小燕に足る方寸のねぐらかな /勝美
十薬や十字架翳す乱ありし /勝美
十薬や十字架翳す乱ありし
梅雨曇威嚇のポーズして鴉
梅雨曇威嚇のポーズして鴉 /勝美

「ひねもす俳句:梅雨曇り」への4件のフィードバック

  1. お先に写真について少し。
    5句目のカラスは、大きなパンを咥えていたので、チャンス!と思ってスマホを向けたら木のてっぺんにパンを隠してしまった。
    いろいろな所に貯食してますね、カラス。

    3句目のツバメは、文房具屋の軒先に設置された空き箱の土台に巣作りした模様。
    親鳥が営巣前に物件の下見にきてるのを見ました。
    もうそろそろ巣立つ頃。

    1句目の空は朝6時ごろ。
    いつのまにか北東から陽が昇る季節になって嬉しい。
    夜7時過ぎてもまだ明るいのも嬉しい。
    だからと言って、陽が沈まなければいいかというとそうでもない。

  2.   早くも入梅の季節。時の移ろいの早いことについていけない気分。タイトルも「梅雨曇り」
     最初の句は空に広がる雲。眺めているとどうやらかき氷のみぞれに見えてきた。見立ての句。こんな分量食えば腹壊し必定。次は蛍袋。夕べの鐘は俳句でお馴染みの代物。思考範囲が狭いねえ。とは言いながら日暮の余情たっぷり。
    そこで蛍袋に灯を灯す。これで景が定まったということ。次は小燕の巣篭もり。親鳥は餌を採取中か。それにしても巣が小さくはないでしょうか。まさに方寸の領地。次はどくだみ。十薬。白十字の花の集団は一揆。クリスチャン一揆。
    十字軍もそうかなあ、西暦1212年。最後は鴉。都会のカラスは恐ろしい。子育て中のはなおさら。見るからに傲慢で睥睨している。

  3. ひろみです
    早速、一番好きな句から、
    『十薬や十字架翳す乱ありし』
    十薬といえば日陰,湿気、蔓延る、のイメージで、ひっぱり抜こうとしても根が強く匂いも強い。
    よく見れば白く美しく薬にもなるのに。
    俳句で十字架としたのは見たことが有りますが、
    歴史を背景にするとは。斬新さが際立っています。
    この句で自分はキリシタン弾圧も頭に浮かびましたが、作者のコメントは十字軍でしたね。下五の乱ありし!の言い切りが素晴らしいと思います。
    道端の十薬が過酷な環境下でも強く生きていますよ!と、言っている気がします。

    『夕鐘や蛍袋に灯をともし』
    コメントではお馴染みの代物とおっしゃっていましたが、やっぱり夕鐘と蛍袋の取り合わせはとても美しい。
    句会のお仲間さん達もとても感動していらっしゃいましたよ。

    『かき氷崩せばみぞれ空となる』
    こちらは、発想がいい!リズムがいい!
    なにより季重なねと思われそうな「みぞれ空」を持ってきた潔さが、かっこいい!
    かき氷のスプーンによって変わっていく色の変化が見えてきます。
    梅雨のこの時期は、友人に愚痴りたくなる事多々。あとで吐露し過ぎた自分に落ち込むこともあり、何事も匙加減だなー、と、先週思ったばかりです。
    いつもの勝手な解釈です。作者の苦笑いが目に浮かびます、、。
    梅雨明けが待ち遠しい今日です。

  4.    ひろみさんへ
     早速コメント有難うございます。ところで「句会のお仲間さん達」とは萩の道句会の外の句会でしょうか。
    いずれにしても的確な鑑賞恐れ入りました。嬉しく思います。また七月句会でお会いしましょう。

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