ひねもす俳句:残暑ざんしょ! 2026年8月25日2026年8月25日 pure2 ひねもす俳句 秋日差時空超越石畳 /勝美 雲助もゐず街道の秋の景 /勝美 洋上の夜に息づく沖花火 /勝美 秋の海名残の波を打ち返し /勝美 露草の露の命やさりながら /勝美
8月はなんと3回の更新! というか2回目に2回分まとめて更新。 箱根旧街道の写真が秋の句になっているのが、8月上旬汗ダクダクで登り降りした自分には理不尽な印象。 写真も句も自由に受け取ってもらうのが良いので、よしとする。 箱根を三島側から登り切ってたどり着いた芦ノ湖で、その日がちょうど花火と鳥居焼きの日だった。 真夏に旧街道を膝栗毛する阿呆なヤツなどほかに一人も見当たらず心細い道中だったので、ご褒美の花火と受け取った! 海は駿河湾。沼津にいくまで延々つづく千本松原から堤防に抜け出たときのもの。 露草は、真夏の太陽の下で青く輝いていた。 句は秋だけど、写真のことをいうと夏になっちゃうね。 返信
タイトル通りに残暑厳しい。このクソ暑いのに東海道膝栗毛をやらかすのは狂気の沙汰。 呆れたところで一句目は踏まれ続けた石畳。風情は変わることはないのだろうなあ。 熊野古道もこんな具合か。時空超越がやけに実感される。 次は箱根街道の標識。いろいろ想像するのも面白い。悪い駕籠かきや追い剥ぎなど横行 したことだろう。次は芦ノ湖上の花火。厳密には上五は湖上と言うべきだろうがね。 次は駿河湾。まだ名残の波というより夏潮だろうか。写真の人物がやけに小さい。 自然の雄大さが見て取れる。最後は露草。秋の季語。お決まりのような措辞。露の命とは陳腐な表現で忸怩だ。 返信
ひろみです。 『秋日差時空超越石畳』 漢字俳句は、お堅く重いイメージでしたが、 こちらの句は調べも滑らかでとても美しいですね。 秋の柔らかな日差しから瞬時に時を刻んだ石畳へと繋がり、歴史の重厚感も表現されています。 以前に作者が詠まれた漢字が並んだ句では 『百舌鳥高音迦陵頻伽にはなれず』 こちらはお気に入りの句として自分のノートに大事に記してあります。 『秋の海名残の波を打ち返し』 夏を惜しむ思いが「名残の波」とは、実に素敵な言葉ですね。下五の「打ち返し」で,読み手は強い余韻に浸り続けてしまいます。 『露草の露の命やさりながら』 露草は一日で枯れてしまう花、そして露もまた。 コメントに惜辞とありましたが、小林一茶の句へのオマージュでしょうか。自分は藤沢周平の小説「一茶」を読んで俳句を始めるきっかけになりましたので尊敬する俳人です。 一茶は子を失い露の儚さと自分の悲しみを俳句に込めて「露の世は露の世ながらさりながら」と詠みました。しかし、 こちらの句は、主観的な感情は一切入れず、さりながらの意味合いが前向きな気がします。 露草のひとつの花の命は短いですが、生命力の強い植物です。来年も再来年も咲き、可憐な姿を見せてくれることでしょう。 返信
ひろみさんへ こんにちは。いつも素敵な鑑賞をお寄せいただき嬉しく思っています。 文学の深い蓄積が言葉の端に読み取れます。句会のとてもいいお仲間と 喜んでいます。また句会で良い句を披露し合いましょう。 返信
8月はなんと3回の更新!
というか2回目に2回分まとめて更新。
箱根旧街道の写真が秋の句になっているのが、8月上旬汗ダクダクで登り降りした自分には理不尽な印象。
写真も句も自由に受け取ってもらうのが良いので、よしとする。
箱根を三島側から登り切ってたどり着いた芦ノ湖で、その日がちょうど花火と鳥居焼きの日だった。
真夏に旧街道を膝栗毛する阿呆なヤツなどほかに一人も見当たらず心細い道中だったので、ご褒美の花火と受け取った!
海は駿河湾。沼津にいくまで延々つづく千本松原から堤防に抜け出たときのもの。
露草は、真夏の太陽の下で青く輝いていた。
句は秋だけど、写真のことをいうと夏になっちゃうね。
タイトル通りに残暑厳しい。このクソ暑いのに東海道膝栗毛をやらかすのは狂気の沙汰。
呆れたところで一句目は踏まれ続けた石畳。風情は変わることはないのだろうなあ。
熊野古道もこんな具合か。時空超越がやけに実感される。
次は箱根街道の標識。いろいろ想像するのも面白い。悪い駕籠かきや追い剥ぎなど横行
したことだろう。次は芦ノ湖上の花火。厳密には上五は湖上と言うべきだろうがね。
次は駿河湾。まだ名残の波というより夏潮だろうか。写真の人物がやけに小さい。
自然の雄大さが見て取れる。最後は露草。秋の季語。お決まりのような措辞。露の命とは陳腐な表現で忸怩だ。
ひろみです。
『秋日差時空超越石畳』
漢字俳句は、お堅く重いイメージでしたが、
こちらの句は調べも滑らかでとても美しいですね。
秋の柔らかな日差しから瞬時に時を刻んだ石畳へと繋がり、歴史の重厚感も表現されています。
以前に作者が詠まれた漢字が並んだ句では
『百舌鳥高音迦陵頻伽にはなれず』
こちらはお気に入りの句として自分のノートに大事に記してあります。
『秋の海名残の波を打ち返し』
夏を惜しむ思いが「名残の波」とは、実に素敵な言葉ですね。下五の「打ち返し」で,読み手は強い余韻に浸り続けてしまいます。
『露草の露の命やさりながら』
露草は一日で枯れてしまう花、そして露もまた。
コメントに惜辞とありましたが、小林一茶の句へのオマージュでしょうか。自分は藤沢周平の小説「一茶」を読んで俳句を始めるきっかけになりましたので尊敬する俳人です。
一茶は子を失い露の儚さと自分の悲しみを俳句に込めて「露の世は露の世ながらさりながら」と詠みました。しかし、
こちらの句は、主観的な感情は一切入れず、さりながらの意味合いが前向きな気がします。
露草のひとつの花の命は短いですが、生命力の強い植物です。来年も再来年も咲き、可憐な姿を見せてくれることでしょう。
ひろみさんへ
こんにちは。いつも素敵な鑑賞をお寄せいただき嬉しく思っています。
文学の深い蓄積が言葉の端に読み取れます。句会のとてもいいお仲間と
喜んでいます。また句会で良い句を披露し合いましょう。