ひねもす俳句:真夏の陽射し 2006年8月3日2006年8月3日 pure2 ひねもす俳句 旅立ちの刻迫りけり揚羽蝶 /勝美 ひまわりのタイトルバック懐かしく /勝美 セッションのジャズに手拍子晩夏光 /勝美 手折るには忍びぬ百合の気品かな /勝美 すぐり熟る開拓農の丸木小屋 /勝美
>旅立ちの刻〜 さなぎから孵った直後か、あるいは夕立の気配を感じて 帰り道を急ぐのか?蝶のみぞ知るですね。 >ひまわりの〜 ここのひまわりは、随分小さいです。 その無駄なくらいな力強さがひまわりのアイデンティティーだと 思っていたのですが、経済活動の波に呑まれてしまったようです。 >セッションの〜 実は、これ、自宅の六畳間のちゃぶ台の上だったりします。 光は、カーテンの隙間から挿してきたものです。 でも、こんな部屋にいて、遠くからジャズの音が聞こえてくると、 すごくニューオリンズな気分かも知れません。 >手折るには〜 蚊ならペチンと叩けるのに、てんとう虫だと躊躇する。 そんな感じかも知れませんw >すぐり熟る〜 アメリケンな雰囲気ですね。晴れ空に野原にログハウス。 馬がデザートに食べちゃうかも。 返信
「揚羽蝶」が夏の季語。 赤塚植物園で見かけた、なぜか羽を広げたままのアゲハ蝶。 羽化したばかりの羽を乾かして、飛び立つところと見立てたわけですね。 旅立ちの刻が迫る、なんて言われるとアゲハ蝶じゃなくても なんだか焦ります。 『ひまわり』。観たいと思いつつも、まだ観てない映画のひとつです。 やっぱり観てみようかな。 でも昔観た映画が懐かしい、としか言ってない俳句ってアリなんですかね? と、あえて言ってみたくなりました。 なんでもないコップとガラスを通した光の写真なんだけど、 なんかいいですよね。 そこからジャズが思い浮かぶあたりが作者の個性なんでしょう。 でも手拍子っていう言葉がちょっとオヤジくさい、かな。 写真のユリはウバユリ(姥百合)。 花が咲く頃には葉っぱが枯れてなくなるところから、 葉(歯)無しの婆さんに例えての名らしいです。 花自体は、けっして派手じゃない。ユリの中でも最も地味なほう。 山に行くと自然に生えてたりしますね。 葉はなくても、すっくと背筋をのばしたこの百合は、 手折れないですよ。しかもちょっと頑丈そうだし。 作者曰く、「ベリーは、アメリカの開拓民が、想像されるのです」 なるほど。やっぱり俳句は、いかに自由に連想するか、 想像できるかで、描く世界の幅がずいぶん変わるものですね。 また、受け取る側にもキャパがないとリアルに感じることが できないものでもあります。 だけど、写真の実はブラックベリー。スグリじゃないんだけどな…。 返信
>旅立ちの刻〜
さなぎから孵った直後か、あるいは夕立の気配を感じて
帰り道を急ぐのか?蝶のみぞ知るですね。
>ひまわりの〜
ここのひまわりは、随分小さいです。
その無駄なくらいな力強さがひまわりのアイデンティティーだと
思っていたのですが、経済活動の波に呑まれてしまったようです。
>セッションの〜
実は、これ、自宅の六畳間のちゃぶ台の上だったりします。
光は、カーテンの隙間から挿してきたものです。
でも、こんな部屋にいて、遠くからジャズの音が聞こえてくると、
すごくニューオリンズな気分かも知れません。
>手折るには〜
蚊ならペチンと叩けるのに、てんとう虫だと躊躇する。
そんな感じかも知れませんw
>すぐり熟る〜
アメリケンな雰囲気ですね。晴れ空に野原にログハウス。
馬がデザートに食べちゃうかも。
「揚羽蝶」が夏の季語。
赤塚植物園で見かけた、なぜか羽を広げたままのアゲハ蝶。
羽化したばかりの羽を乾かして、飛び立つところと見立てたわけですね。
旅立ちの刻が迫る、なんて言われるとアゲハ蝶じゃなくても
なんだか焦ります。
『ひまわり』。観たいと思いつつも、まだ観てない映画のひとつです。
やっぱり観てみようかな。
でも昔観た映画が懐かしい、としか言ってない俳句ってアリなんですかね?
と、あえて言ってみたくなりました。
なんでもないコップとガラスを通した光の写真なんだけど、
なんかいいですよね。
そこからジャズが思い浮かぶあたりが作者の個性なんでしょう。
でも手拍子っていう言葉がちょっとオヤジくさい、かな。
写真のユリはウバユリ(姥百合)。
花が咲く頃には葉っぱが枯れてなくなるところから、
葉(歯)無しの婆さんに例えての名らしいです。
花自体は、けっして派手じゃない。ユリの中でも最も地味なほう。
山に行くと自然に生えてたりしますね。
葉はなくても、すっくと背筋をのばしたこの百合は、
手折れないですよ。しかもちょっと頑丈そうだし。
作者曰く、「ベリーは、アメリカの開拓民が、想像されるのです」
なるほど。やっぱり俳句は、いかに自由に連想するか、
想像できるかで、描く世界の幅がずいぶん変わるものですね。
また、受け取る側にもキャパがないとリアルに感じることが
できないものでもあります。
だけど、写真の実はブラックベリー。スグリじゃないんだけどな…。