ひねもす俳句
ひねもす俳句:生きとし生くるもの
ひねもす俳句:前途洋洋
お気に召すやら出来立ての葛饅頭 /勝美
黒南風や明るい兆しある前途 /勝美
分子構造模型に細工夏の花 /勝美
梅雨の日も精一杯のお洒落して /勝美
ひねもす俳句:原点回帰
故郷へ回帰の思案して晩夏 /勝美
アイーダの行進去ぬ梅雨晴間 /勝美
イソップの酸つぱい葡萄かと思ふ /勝美
戦争は愛を引き裂くはたた神 /勝美
蒼白となりし聖火や原爆忌 /勝美
ひねもす俳句:時々刻々
触手延ぶ茅花流しに誘はれて /勝美
夏書いま終息の刻待つばかり /勝美
井の中に藪蚊縞蚊の影なかり /勝美
紫の上夏風邪を召されしや /勝美
涼しさや荻須の好む裏通り /勝美
ひねもす俳句:自粛の日々
梅雨に入る工場操業自粛中 /勝美
夕焼けや狼煙の如き雲一つ /勝美
信仰の道はひとすぢ遍路道 /勝美
エッシャーの無限階段降りて梅雨 /勝美
青柿の墜ちて見紛ふラフレシア /勝美
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