ひねもす俳句:移ろいを探して 2019年12月15日2019年12月15日 pure2 ひねもす俳句 狂ひ咲く夜のだちゆらや帰り花 /勝美 安住や落ち葉とりどり安らけし /勝美 枯芒軍需工場の夢の跡 /勝美 寒鯉の見上ぐる水の深さかな /勝美 楽しみは全身浴の日向ぼこ /勝美
もう年末はすぐそこへまさに数え日の頃となった。なんとか生きながらえているのを純粋に喜ぶべきか。さてダチュラの句は以前ニニロッソのトランペットとして詠んだ記憶がある。帰り花というべきかは定かではないが朝鮮朝顔の類であれば麻酔薬的成分が脳に作用して狂い咲くこともあろうかというわけです。落葉の広がる空間は落葉の存在感が大です。安住して土に帰るのみでしょうか。廃工場は軍需産業のものかはわかりませんが、キナ臭い世界情勢でまたぞろ軍需産業が復活することもあろうかという時勢。供花のような枯芒が時の移ろいを鎮魂しているよう。運河の句は鯉が生息しているかは知りませんが、水の底に沈潜する寒鯉は時の移ろいをどう感じているのだろう。最後の裸婦立像はまさに全身浴。日の陰るまでの一時の幸せを得ているようです。 返信
感想前に。ダチュラは、ここの他の場所でもこの時期咲いているのを見かけました。夏の花の印象があったのですが、花期は5〜11月で比較的寒くなっても咲くようですね。 夜の目に真っ白いダチュラの花は、ちょっと不気味な感じでした。 全身浴、最近バカバカしくも間抜けな肛門浴が一部で流行っているようですよ。 肛門浴を1日15分ほどすると健康になるとか! 銅像のたぐいは大抵真っ裸で立たされているので、冬にはせめて日光浴させてあげたくなりますね。 返信
ダチュラといえばエンジェルトランペット。朝鮮朝顔といえば曼荼羅華。マンダラゲといえば夢野久作のドグラマグラを連想する。無関係だけど、なぜかしら。朝鮮朝顔といえば華岡青洲。想像の領域が広がりますねえ。裸婦立像は全身浴を連想しましたが、肛門浴だと?ついていけないねえ。 返信
朝鮮朝顔の「華岡青洲の妻」を読んだとき、衝撃をうけた記憶があります。 そこまでするか〜!って。 でもジェンナーも自分の子供でワクチン効果試したという話もあり、多かれ少なかれ犠牲を伴った上での医学の進歩ってことですかね。 来年の干支のネズミちゃんもそういう意味では多大な犠牲者か…。 返信
狂ひ咲く夜のだちゆらや帰り花 /勝美 白々と垂れ下がって咲くダチュラに夜中に出くわすと、ちょっと怖さを感じます。 オバケっぽいというか…。 言葉通り季節はずれの「狂い咲き」の単語が、この花のもつ狂気や妖気を表してるなと思いました。 安住や落ち葉とりどり安らけし /勝美 安住するのは人かな? 葉かな? どちらもかな? どちらも最終的には土に帰ると考えれば、”安らけし”がいいね。 枯芒軍需工場の夢の跡 /勝美 軍需工場じゃあないとは思うけど(笑)、空と工場の色の調和にススキがリズムを加えて、なんかいい景色だったので撮りました。ススキは絵になるねぇ。 芭蕉の2句が入ってるね! 「つわものどもが夢の跡」「夢は枯野をかけめぐり」。 寒鯉の見上ぐる水の深さかな /勝美 この句はいいね!写真なくても情景がうかぶ。鯉になった気がするよ。 水面にうかぶ水紋は、実際はカモが作ったものでした。 ここ、東京湾にほど近く運河になっていてブイも浮かんでいます。 アオサギ?シラサギ?っぽいのも飛んできてました。 楽しみは全身浴の日向ぼこ /勝美 寒くなると、こういう銅像たちを見るたび寒そうで…。 たいてい裸だよね!なんでだろ? こどもも大人も大抵すっぱだか。 夏はいいけど、冬はコートの襟立ててマフラーに顔うずめて歩く人間たちを どう思っているのか!? 返信
ダチュラなんてラッパから狂気が吹き出ているような気がする。たくさん垂れ下がっているのは一層怖い。生きるものはすべからく土に帰るのだというけれど安らけしとはなかなか思えない。生にしがみついている昨日今日。枯れススキの句には言われてみれば芭蕉の二句がありました。意識してなかったなあ。寒鯉の句はよくできた句と自分でもそう思う。自分が鯉になった気分だ。裸婦像だから裸の女性だ。着衣像は本質が覆い隠されているのでやむなく裸なのかねえ。小便小僧も裸だねえ。 返信
>狂ひ咲く夜のだちゆらや帰り花 夜にデカイ花が咲いていると、おばけみたいでちょっと怖いです。 >安住や落ち葉とりどり安らけし 毎年大量の葉っぱを作っては散らして行く樹木は、 静かな見た目に反して生命力に満ちているんだなぁと思います。 >枯芒軍需工場の夢の跡 戦争の残したものを見ていると、そこはかとない狂気を感じます。 当時は、それが夢だったかも知れませんが、今から思うと悪夢ですね。 >寒鯉の見上ぐる水の深さかな 魚もやっぱり冬は寒いって思うのでしょうか。ちょっと気になります。 >楽しみは全身浴の日向ぼこ うちの猫も毎朝日にあっています。きっと銅像も気持ちが良いんだと思いますw 返信
もう年末はすぐそこへまさに数え日の頃となった。なんとか生きながらえているのを純粋に喜ぶべきか。さてダチュラの句は以前ニニロッソのトランペットとして詠んだ記憶がある。帰り花というべきかは定かではないが朝鮮朝顔の類であれば麻酔薬的成分が脳に作用して狂い咲くこともあろうかというわけです。落葉の広がる空間は落葉の存在感が大です。安住して土に帰るのみでしょうか。廃工場は軍需産業のものかはわかりませんが、キナ臭い世界情勢でまたぞろ軍需産業が復活することもあろうかという時勢。供花のような枯芒が時の移ろいを鎮魂しているよう。運河の句は鯉が生息しているかは知りませんが、水の底に沈潜する寒鯉は時の移ろいをどう感じているのだろう。最後の裸婦立像はまさに全身浴。日の陰るまでの一時の幸せを得ているようです。
感想前に。ダチュラは、ここの他の場所でもこの時期咲いているのを見かけました。夏の花の印象があったのですが、花期は5〜11月で比較的寒くなっても咲くようですね。
夜の目に真っ白いダチュラの花は、ちょっと不気味な感じでした。
全身浴、最近バカバカしくも間抜けな肛門浴が一部で流行っているようですよ。
肛門浴を1日15分ほどすると健康になるとか!
銅像のたぐいは大抵真っ裸で立たされているので、冬にはせめて日光浴させてあげたくなりますね。
ダチュラといえばエンジェルトランペット。朝鮮朝顔といえば曼荼羅華。マンダラゲといえば夢野久作のドグラマグラを連想する。無関係だけど、なぜかしら。朝鮮朝顔といえば華岡青洲。想像の領域が広がりますねえ。裸婦立像は全身浴を連想しましたが、肛門浴だと?ついていけないねえ。
朝鮮朝顔の「華岡青洲の妻」を読んだとき、衝撃をうけた記憶があります。
そこまでするか〜!って。
でもジェンナーも自分の子供でワクチン効果試したという話もあり、多かれ少なかれ犠牲を伴った上での医学の進歩ってことですかね。
来年の干支のネズミちゃんもそういう意味では多大な犠牲者か…。
狂ひ咲く夜のだちゆらや帰り花 /勝美
白々と垂れ下がって咲くダチュラに夜中に出くわすと、ちょっと怖さを感じます。
オバケっぽいというか…。
言葉通り季節はずれの「狂い咲き」の単語が、この花のもつ狂気や妖気を表してるなと思いました。
安住や落ち葉とりどり安らけし /勝美
安住するのは人かな? 葉かな? どちらもかな?
どちらも最終的には土に帰ると考えれば、”安らけし”がいいね。
枯芒軍需工場の夢の跡 /勝美
軍需工場じゃあないとは思うけど(笑)、空と工場の色の調和にススキがリズムを加えて、なんかいい景色だったので撮りました。ススキは絵になるねぇ。
芭蕉の2句が入ってるね! 「つわものどもが夢の跡」「夢は枯野をかけめぐり」。
寒鯉の見上ぐる水の深さかな /勝美
この句はいいね!写真なくても情景がうかぶ。鯉になった気がするよ。
水面にうかぶ水紋は、実際はカモが作ったものでした。
ここ、東京湾にほど近く運河になっていてブイも浮かんでいます。
アオサギ?シラサギ?っぽいのも飛んできてました。
楽しみは全身浴の日向ぼこ /勝美
寒くなると、こういう銅像たちを見るたび寒そうで…。
たいてい裸だよね!なんでだろ? こどもも大人も大抵すっぱだか。
夏はいいけど、冬はコートの襟立ててマフラーに顔うずめて歩く人間たちを
どう思っているのか!?
ダチュラなんてラッパから狂気が吹き出ているような気がする。たくさん垂れ下がっているのは一層怖い。生きるものはすべからく土に帰るのだというけれど安らけしとはなかなか思えない。生にしがみついている昨日今日。枯れススキの句には言われてみれば芭蕉の二句がありました。意識してなかったなあ。寒鯉の句はよくできた句と自分でもそう思う。自分が鯉になった気分だ。裸婦像だから裸の女性だ。着衣像は本質が覆い隠されているのでやむなく裸なのかねえ。小便小僧も裸だねえ。
>狂ひ咲く夜のだちゆらや帰り花
夜にデカイ花が咲いていると、おばけみたいでちょっと怖いです。
>安住や落ち葉とりどり安らけし
毎年大量の葉っぱを作っては散らして行く樹木は、
静かな見た目に反して生命力に満ちているんだなぁと思います。
>枯芒軍需工場の夢の跡
戦争の残したものを見ていると、そこはかとない狂気を感じます。
当時は、それが夢だったかも知れませんが、今から思うと悪夢ですね。
>寒鯉の見上ぐる水の深さかな
魚もやっぱり冬は寒いって思うのでしょうか。ちょっと気になります。
>楽しみは全身浴の日向ぼこ
うちの猫も毎朝日にあっています。きっと銅像も気持ちが良いんだと思いますw