ひねもす俳句:立春大吉 2020年1月25日2020年1月25日 pure2 ひねもす俳句 立春大吉シェルターといふ避難場所 /勝美 早春の空を威圧の青銅砲 /勝美 長閑けしや手榴弾めくかづらの実 /勝美 永き日の亀石苔を生やしけり /勝美 春めいて浮かれ出でたる苔の花 /勝美
あっという間に二月はや、二月は逃げる月とか言いますから、さっさと三月へバトンタッチでしょうか。渋谷の銀座線ホームの鉄骨の天井は実際には見ていませんが、あまり好きな構造ではありません。近未来の防空壕みたい。2句目は江戸末期の砲術家高島秋帆の碑。板橋の赤塚にあるとは知らなかった。今度行ってみよう。この句はまんまの句でイマイチでした。さねかずらは美男蔓で季語としては秋ですが赤く熟しきった実はいささか不気味です。ちと病的にさえ案じられるのです。こんな手榴弾が飛んできたら避けようがないです。4句目は説明っぽい句ですね。「永き日の亀石苔を生やしけり」に換えよう。最後の句の苔の花は夏の季語ですが返り花と見ればいいかなあ。ピョイピョイと飛び出すのがチンアナゴみたいだと最初に考えましたけれどねえ。 返信
>立春大吉シェルターといふ避難場所 大地震がきたら、本当にそうなりそうですね。 新しいビルが立ち並ぶ渋谷が耐震が一番発展している街かも知れません。 >早春の空を威圧の青銅砲 今、思うとこの丸い玉が飛んできて、どれくらいの被害があるのでしょうか? なんだか、手間に見合わないぐらい破壊力は小さそうですね。 >長閑けしや手榴弾めくかづらの実 なんだか悪魔が出てきそうな形です。 >永き日の亀石苔を生やしけり 背中がかゆくても、かくことができない…かわいそです >春めいて浮かれ出でたる苔の花 苔の花のはちみつがあったら…あまりおいしそうじゃないですね。 返信
のうそうさん コメントありがとうございます。渋谷の街の変貌はアレヨアレヨと思うばかりですねえ。久しく出歩かないので異国めいた感じです。高島秋帆ほとんど忘れていました。科学は進歩したものだと、つくづく思います。蔓のみの実物は見たことありません。熟するとベリーみたいな味でしょうか。だいたい食用になるのでしょうかねえ。久しぶりに明日香の亀石を連想しました。おっしゃるように背中がかゆくても(かゆくなることあるのかな)掻けませんね。苔の花にも蜜があってミツバチは集めるのでしょうかねえ。不思議世界あれこれです。 返信
立春大吉シェルターといふ避難場所 /勝美 さて、早くも今日は立春。 最近地震がまた多くなってきたような。 いま中1の女子が保育園生だったときに311があり、当時のことは よく覚えているそうです。ここでも相当揺れたからね。 先月はトルコでも地震があったし、オーストラリアは火災のあと今度は嵐が 襲ってきそう、と地球どうなっちゃってんの?という感じ。 こんな気取ったシャルター1つあってもね…。って、シェルターじゃないけど。 早春の空を威圧の青銅砲 /勝美 西洋砲術の祖といわれているらしいですよ、高島秋帆。 オランダ人から教わったらしく、ただ条件があって軍事関係の話は全部オランダ語でせいと。 それを秋帆はしっかり守って伝えたらしいです。律儀です。 長閑けしや手榴弾めくかづらの実 /勝美 大砲に手榴弾と、穏やかならぬワードが続きますが、 長閑にぽけーっとしてる時にも不釣り合いで物騒なモノゴトがそこにあるかもしれない、 ということかなと勝手に思いました。 永き日の亀石苔を生やしけり /勝美 苔が面白いことを発見! 誰に言われることなく自ら発見したので、他にも同じように思っている人いないかと ネットで探ってみるといるわいるわ、いっとき苔ブームで苔ガールなる存在もいるようで。 ちょっとつまりませんね。 ただ、苔ルームのあるホテルには泊まってみたいかも。 春めいて浮かれ出でたる苔の花 /勝美 これ花ですかね、苔の。まぁ花じゃなくても、そう見えます。 まさに「浮かれ出でたる」感じがしてますね。 小さな小さな世界が、意外に充実していて面白いです。 返信
あわさん コメントありがとさん。ひねもすの写真はいつも楽しく、どんな俳句を合わせようかと一段と興味が湧きます。渋谷の銀座線は現代的な構造物ですねえ。用事がないので見る機会はありません。高島秋帆は何かで読んだ記憶がありますが、こんな碑は知らなかった。今度眺めてみたいです。かずらの実を手榴弾に見立てた人はいないでしょうねえ。手榴弾ほどに大きかったらそれはそれで立派でしょうがねえ。次の苔二句、明日香の亀石を見たのは相当昔のことで、今では住宅に囲まれてしまっているのでしょうか。苔の花にもミツバチや虫どもが蜜を吸いにくるのでしょうかねえ。楽しめました。謝謝。 返信
お久しぶりです。貴兄の大仏テレビへお邪魔しました。 相変わらず俳句に造詣が深いことを知ります。 当方別段変わったところはありませんがだらしがなく だんだん体力が弱って来ています。羚羊句会も何時まで 続けられるか分かりませんが出来る限り頑張ってみる 心算です。 返信
高山さん! ご無沙汰しています。おいでくださって恐縮です。しがない俳句(らしきもの)をシコシコと紡ぎだしています。矢口句会はあいにく校正やら再校やらで出席が叶いません。お許しください。いつもの切れ味でどしどしコメントいただければ幸いです。 返信
あっという間に二月はや、二月は逃げる月とか言いますから、さっさと三月へバトンタッチでしょうか。渋谷の銀座線ホームの鉄骨の天井は実際には見ていませんが、あまり好きな構造ではありません。近未来の防空壕みたい。2句目は江戸末期の砲術家高島秋帆の碑。板橋の赤塚にあるとは知らなかった。今度行ってみよう。この句はまんまの句でイマイチでした。さねかずらは美男蔓で季語としては秋ですが赤く熟しきった実はいささか不気味です。ちと病的にさえ案じられるのです。こんな手榴弾が飛んできたら避けようがないです。4句目は説明っぽい句ですね。「永き日の亀石苔を生やしけり」に換えよう。最後の句の苔の花は夏の季語ですが返り花と見ればいいかなあ。ピョイピョイと飛び出すのがチンアナゴみたいだと最初に考えましたけれどねえ。
>立春大吉シェルターといふ避難場所
大地震がきたら、本当にそうなりそうですね。
新しいビルが立ち並ぶ渋谷が耐震が一番発展している街かも知れません。
>早春の空を威圧の青銅砲
今、思うとこの丸い玉が飛んできて、どれくらいの被害があるのでしょうか?
なんだか、手間に見合わないぐらい破壊力は小さそうですね。
>長閑けしや手榴弾めくかづらの実
なんだか悪魔が出てきそうな形です。
>永き日の亀石苔を生やしけり
背中がかゆくても、かくことができない…かわいそです
>春めいて浮かれ出でたる苔の花
苔の花のはちみつがあったら…あまりおいしそうじゃないですね。
のうそうさん コメントありがとうございます。渋谷の街の変貌はアレヨアレヨと思うばかりですねえ。久しく出歩かないので異国めいた感じです。高島秋帆ほとんど忘れていました。科学は進歩したものだと、つくづく思います。蔓のみの実物は見たことありません。熟するとベリーみたいな味でしょうか。だいたい食用になるのでしょうかねえ。久しぶりに明日香の亀石を連想しました。おっしゃるように背中がかゆくても(かゆくなることあるのかな)掻けませんね。苔の花にも蜜があってミツバチは集めるのでしょうかねえ。不思議世界あれこれです。
立春大吉シェルターといふ避難場所 /勝美
さて、早くも今日は立春。
最近地震がまた多くなってきたような。
いま中1の女子が保育園生だったときに311があり、当時のことは
よく覚えているそうです。ここでも相当揺れたからね。
先月はトルコでも地震があったし、オーストラリアは火災のあと今度は嵐が
襲ってきそう、と地球どうなっちゃってんの?という感じ。
こんな気取ったシャルター1つあってもね…。って、シェルターじゃないけど。
早春の空を威圧の青銅砲 /勝美
西洋砲術の祖といわれているらしいですよ、高島秋帆。
オランダ人から教わったらしく、ただ条件があって軍事関係の話は全部オランダ語でせいと。
それを秋帆はしっかり守って伝えたらしいです。律儀です。
長閑けしや手榴弾めくかづらの実 /勝美
大砲に手榴弾と、穏やかならぬワードが続きますが、
長閑にぽけーっとしてる時にも不釣り合いで物騒なモノゴトがそこにあるかもしれない、
ということかなと勝手に思いました。
永き日の亀石苔を生やしけり /勝美
苔が面白いことを発見!
誰に言われることなく自ら発見したので、他にも同じように思っている人いないかと
ネットで探ってみるといるわいるわ、いっとき苔ブームで苔ガールなる存在もいるようで。
ちょっとつまりませんね。
ただ、苔ルームのあるホテルには泊まってみたいかも。
春めいて浮かれ出でたる苔の花 /勝美
これ花ですかね、苔の。まぁ花じゃなくても、そう見えます。
まさに「浮かれ出でたる」感じがしてますね。
小さな小さな世界が、意外に充実していて面白いです。
あわさん コメントありがとさん。ひねもすの写真はいつも楽しく、どんな俳句を合わせようかと一段と興味が湧きます。渋谷の銀座線は現代的な構造物ですねえ。用事がないので見る機会はありません。高島秋帆は何かで読んだ記憶がありますが、こんな碑は知らなかった。今度眺めてみたいです。かずらの実を手榴弾に見立てた人はいないでしょうねえ。手榴弾ほどに大きかったらそれはそれで立派でしょうがねえ。次の苔二句、明日香の亀石を見たのは相当昔のことで、今では住宅に囲まれてしまっているのでしょうか。苔の花にもミツバチや虫どもが蜜を吸いにくるのでしょうかねえ。楽しめました。謝謝。
お久しぶりです。貴兄の大仏テレビへお邪魔しました。
相変わらず俳句に造詣が深いことを知ります。
当方別段変わったところはありませんがだらしがなく
だんだん体力が弱って来ています。羚羊句会も何時まで
続けられるか分かりませんが出来る限り頑張ってみる
心算です。
高山さん! ご無沙汰しています。おいでくださって恐縮です。しがない俳句(らしきもの)をシコシコと紡ぎだしています。矢口句会はあいにく校正やら再校やらで出席が叶いません。お許しください。いつもの切れ味でどしどしコメントいただければ幸いです。