ひねもす俳句:令和五年終る

冬来たる椋鳥(むく)の如くに深眠り
冬来たる椋鳥(むく)の如くに深眠り /勝美
寒風裡老鴉柿めく顔真つ赤 /勝美
寒風裡老鴉柿めく顔真つ赤
つがひかも寒鴉離れず墨絵めく
つがひかも寒鴉離れず墨絵めく /勝美
冬ミサの燭台の火は平和の火 /勝美
冬ミサの燭台の火は平和の火
歳晩や赤塚名物店さらば
歳晩や赤塚名物店さらば /勝美

「ひねもす俳句:令和五年終る」への4件のフィードバック

  1. なんだかんだてんやわんやで一年終わり。令和も六年に突入。ひね作者は91歳にならんとして世を憚っている。さて1句目はハゼの木椋鳥の群れの集合体に見える。かつて椋鳥で作った記憶がありますが、二番煎じでお茶を濁しました。2句目はロウヤガキ、柿の木科の植物。中国では老鴉柿というとか。老爺柿とも。実の着き方が普段目にする柿と異なっている。見事に真っ赤。寒風に晒された顔に例えた。3句目は二羽の鴉。第一感は墨絵。日本画の世界。美が感じられる。4句目は植物園のショクダイオオコンニヤク。見事に花が開いている。極めて珍しいかも。教会の冬のミサの燭台の火に例えた。「平和の火」など心にもない言い草ではあります。最後の句は東武東上線下赤塚駅すぐ側の安売りの衣料品店。今年最後で営業を終えるとか。何回も利用したことあり。惜別の念に耐えない。感慨一入です。

  2. 今回の写真の1、2、4句は小石川植物園で撮ったもの。
    ショクダイオオコンニャクの花が咲いたのは、小石川植物園では13年ぶりだそうです。咲いたら臭いんだけど観れてよかった。12月8日の撮影。なにはなくともショクダイオオコンニャク!と思って駆けつけた後は、園内の樹々をみたり落ち葉の匂いを嗅いだりして至福の時間を過ごしました。
    カラスは毎度おなじみの光が丘公園。
    これまたおなじみの「のとや」が突然消えてしまったら、寂しい寂しい。ひやかしに行くばかりでそんなに買うわけじゃなかったけれど。高島平店は営業をつづけるらしいですよ。

  3. 今晩は寒鴉の句取らせて頂きます。写真墨絵を見ているようです。俳句の言う通り。冬ミサの句頂きます。今年も無事に過ぎようとしてます。いろいろな場所に句友がいること獺祭に感謝します。来年も宜しく

  4. 大須賀衡子さん今晩は!令和五年も終わりますがいつも節目節目に力を貸して頂き感謝です。これからもどうぞ宜しくお願いしますネ!良いお年を!!

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