ひねもす俳句:季節はめぐる

汚れなき乙女心や薔薇清楚
汚れなき乙女心や薔薇清楚 /勝美
窓硝子一枚先に在り五月 /勝美
窓硝子一枚先に在り五月
遊蝶花回れど変身ままならず
遊蝶花回れど変身ままならず /勝美
溌剌と集合ブルーベルビアナ /勝美
溌剌と集合ブルーベルビアナ
無造作に伐られ緑蔭望めざり
無造作に伐られ緑蔭望めざり /勝美

「ひねもす俳句:季節はめぐる」への4件のフィードバック

  1. 例によって写真について先に。

    1枚目は他所様のお宅に咲いてる大輪の薔薇。近寄ったらとてもよい香り。
    大輪だけど色のせいか威圧感のない感じの、親しみやすい美人のお姉さん的な雰囲気でした。

    2枚目は、じつはガラス窓は開けてある。なので正確には網戸の1枚先なんですけどね。

    3枚目はぐるぐるビオラ。春に散歩するとスマホを振り回して撮りたくなるようで、気づけば毎年同じ時期に同じように撮っている。不思議だ!

    4枚目もぐるぐる撮ったらどうなるかやってみたい。

    5枚目は老木で腐っているとか虫害とか理由はあるんでしょうけど、やはり心が痛む。
    この公園内、あちこちこのように伐採されているうえに、幹にピンクのテープが巻かれてる木がまだあり、その木も切られてしまうのかと思うと気の毒に思う。

  2.   「季節はめぐる」五月が来た。筆者には93回目の五月だ。ハイネは美しい五月と謳った。寺山修司は五月の鷹と詠んだ。室生犀星も五月を考察している。明るい先行きがあって欲しいもの。さて今回の1句目は薔薇。その清楚な色をして汚れなき乙女心とはベタすぎて気持ち悪い。ひねりもない。ご寛恕あれ。次の猫は哀愁漂う背中をさらけている。相当お年をお召しのようだ。感慨に耽っているようなのが哀れにも見える。次はぐるぐる回転した花ビオラの画像。面白い画像。遊蝶花はパンジーのこと。俳人ぽく気取りました。回っても変身する筈ない。気の済むまで回れ回れ。次の俳句の季語はといえばブルーベルビアナ。玉簾の花で夏の季語ではあろ。強引に読みどおりの表記で季語として扱った。最後は切り取られた公園の樹木。命あるものを断頭台の刑に付すのは残酷。茂れば緑陰が人を休ませられるのに。と抗議してみました。

    1. ひろみです
      コメントで、ハイネの名を目にし懐かしく思いました。中学生の頃はたくさんの詩集をよく読みましたから。
      映画「草原の輝き」で主人公のナタリーウッドがワーズワースの詩を言うラストシーン、、、
      涙が止まらず映画館で席を立つことが出来ませんでした(当時は多少乙女心もありました)
      では、
      『汚れなき乙女心や薔薇清楚』
      バラの色は詠んでいませんがピンクであろうことが想像できますね。

      『窓硝子一枚先に在り五月』
      こちらも猫は入っていませんが、
      猫の観察眼の鋭さをよく知る猫好きの作者は,五月の気配を一緒に感じているのでしょう。
      因みに私は何かをじっと見ている猫の後頭部が好きです。

      『遊蝶花回れど変身ままならず』
      こちらの句は一番考え込みました。
      以前に「天使の誘惑」というビオラを育てておりまして、黄色から紫に色が変化するタイプ。
      「回れど」は時間の経過の意味かしらと思い、
      変身とはパンジーの色の変異?メンデルの法則⁇
      それとも仮面ライダーのグルグル回る変身ベルト⁈
      と、作者のコメントを見るまで悩みました。
      ちょっと素通りできない句でした。

      『無造作に伐られ緑陰望めざり』
      初心者の私なら、大樹や切株の言葉は入れるところですが、
      緑陰の季語の力を使われたところは、流石にお見事だと思いました。
      この度は、俳句の引き算の美学を
      勉強させていただきました。

  3.    ひろみさんへ
    こんにちは。いつも丁寧に鑑賞くださって感謝。作者冥利に尽きるというもの。
    これからもシコシコと作り続けるつもり。よろしくお付き合いください。

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