ひねもす俳句:寒立つ日

昂然と皇帝ダリア空つ風

昂然と皇帝ダリア空つ風 /勝美

観客も演者も嬉嬉と小春の日 /勝美

観客も演者も嬉嬉と小春の日
ターナーの森の静寂や寒立つ日

ターナーの森の静寂や寒立つ日 /勝美

彷徨へる鴉の孤独落葉の地 /勝美

彷徨へる鴉の孤独落葉の地
敬虔や寒青空へ捧げ物

敬虔や寒青空へ捧げ物 /勝美

「ひねもす俳句:寒立つ日」への4件のフィードバック

  1. 勝美先生、大変ご無沙汰していますが、先生はお元気でお過ごしでしょうか?半年以上振りで、ひねもす俳句を拝見し、とても懐かしい気持ちです!横浜句会は、勝美先生がいらっしゃらなくなり、寂しくなりましたが、衡子先生のご指導の下、変わらず、楽しく活気ある句会を続けることができています!(*^_^*)

    ◇昂然と皇帝ダリア空つ風 /勝美
    写真そのまま句になっていると思いました!空っ風が、なぜか、遠い昔を思い出します。
    ◇彷徨へる鴉の孤独落葉の地 /勝美
    私は鳥が苦手なので、鴉など道端に居ると遠回りをするくらいです(^O^)。けれど、この写真の鴉は孤独なのかと思うと愛着を感じます!落葉と一羽の鴉が、ストーリーになってるような。

    やはり自然を捉えた写真や句は癒されます。いつもありがとうございます!(*^_^*)。
    勝美先生、どうぞお元気で良いお年をお迎えください!(*^_^*)

  2.  久しぶりに横浜句会の知意子さんからのコメントありがとうございます。今日も冷え込みますねえ。なんとかまた一年が過ぎようとしています。成果はさておき丈夫に過ごせたことに感謝。今回の1句目は皇帝ダリア。気高くも見える姿がいかにも高貴。いかなる困難も厭わないのが頼もしい。2句目は還暦祝いの学芸会の飾り付け。しみじみ感に溢れていて声援を送ります。元気に明るいのがこれまたよろしいようです。3句目は光が丘公園の林の朝の景か。ターナーと洒落てみました。泰西名画の画集をゆっくり鑑賞するのも一興。4句目は広場の鴉。カラスの生態を研究したことはありませんがいかにも寂しそう。一人で生きて一人で死んでゆく、それが一生か。最後の句は梔子の実。冬の青空とのコントラストがキッパリしていて好きな絵柄。天帝への捧げ物か手を差し伸べてもいるよう。

  3. 勝美先生、それぞれの句についての解説、なるほど、そうなんだと、よく分りました!ありがとうございます!
    先生が変らずお元気でお過ごしのご様子、嬉しく思います。
    これから、冬本番を迎えますが、お体を大切に、益々お元気でお過ごし下さい!(*^_^*)

  4.  昂然と皇帝ダリア空つ風 /勝美
    木立ダリア、別名皇帝ダリア。皇帝にしては淡いピンクがかわいらしい花ですが、
    寒風のなか、見上げる高さに大きな花をつける姿は一種異様。
    高みから周囲を見下ろすように咲く姿は、皇帝の名も納得です。
    句は素直に詠んだ感じがする。

     観客も演者も嬉嬉と小春の日 /勝美
    これでもかと赤のお花紙でできた花でぎっしりの手作り看板。
    学芸会なので、小中学生っぽさを演出!
    演奏はさすがに、プロもアマもこれまでの鍛錬や練習の成果を出し切って見事でしたよ。
    それもこれも健康だからできること。
    お互いの健康を讃えあう機会にもなりました。

     ターナーの森の静寂や寒立つ日 /勝美
    ターナーって、ぼ〜っとした絵を描きますが、ぼ〜っとした絵しか描けないんじゃない。
    ぼ〜っとした絵を描こうとして描いてる。なんでぼ〜っとした絵を描いてるのか_。
    きっちり描くと伝わらないことを描きたいから。
    何を描きたいのか、それはターナーの絵を見たひとが受け止めたことそのもの。
    それは全員が同じじゃないので、受け止めたひとに依っちゃうけど。
    描けるのに描かない画法(?)ってすごくない?

     彷徨へる鴉の孤独落葉の地 /勝美
    カラスって落ち葉で遊ぶのが好きみたいで、屋根につもった落ち葉をわざとクチバシや足で落としてるところを見かけます。
    が、写真のカラスはもしかしたら落ち葉の下の虫を探してたかも。そんな感じでした。
    まだ若そうな様子だったので、初めての冬になるのかも。カラスはわりと長生きだから、きっと冬の寒さも耐えるでしょう!

     敬虔や寒青空へ捧げ物 /勝美
    冬の空は意外に濃い。乾燥して空気が澄んでるせいでしょうね。
    クチナシの実の長く伸びたガクが、たしかに指のようにも見える。
    観察と連想が上手にマッチした句ですね!

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