ひねもす俳句:まどろめば

大国主の話を聞かせ裸の子
大国主の話を聞かせ裸の子 /勝美
衛兵の猫の威嚇や夏の午後 /勝美
衛兵の猫の威嚇や夏の午後
晩夏濃しハワイの色を帯ぶる花
晩夏濃しハワイの色を帯ぶる花 /勝美
梔子を求めオオスカシバの恋 /勝美
梔子を求めオオスカシバの恋
買物に行くも帰るも踏む茅の輪
買物に行くも帰るも踏む茅の輪 /勝美

2 thoughts on “ひねもす俳句:まどろめば

  1. 早くも令和五年も折り返し。梅雨明け近い頃となった。九州方面では線状降水帯が災害の規模を拡大しているけれど。
    梅雨の晴れ間のひと時のまどろみ。一句目の子供とうさぎのモニュメントは微笑ましく、見てみたい。大国主の物語。赤裸のうさぎならぬ裸の子どもの語りに耳を傾けているうさちゃんが面白い。二句目の猫の形相が凄まじい。不審者撃退に命を張っているよう。三句目はグラジオラス。情熱的な色合いが常夏のハワイを感じさせる。次の句はクチナシの花に寄っているオオスカシバ。梔子を好むそうで幼虫はクチナシの葉を丸坊主にするとか。成虫は綺麗で可愛い。スズメ蛾の仲間ではあるけれど。最後の句は茅の輪。写真の設置場所では正式なお参り方法はできそうもない。ゆとりのない通路にデンと置かれているのが世知辛そうで世の中こういうものか。

  2.  大国主の話を聞かせ裸の子 /勝美
    板橋区には、なぜかあちこちにこんな感じの像が設置されているのですが、
    ここは豊島区。立教大近くの谷端川南緑道沿いなんだけど、同じ人の作品ぽいなぁ…。
    なぜ銅像ってたいてい裸んぼなのかも謎。
    桜新町のサザエさん一家の像はさすがに服着てましたが。
    うさぎを前に何してんだろ?というところを、
    大国主の話を聞かせ、とは、えらい博識のこども!!

     衛兵の猫の威嚇や夏の午後 /勝美
    ほんとは威嚇じゃなくて、ただの大あくび。
    門の前にフッサフサの毛並みでピタと座り、鮮やかな赤色の首輪で
    いいところの子と見受けました。
    よくみると門の中は軽自動車なのですが、お家も洋館で立派でしたよ。

     晩夏濃しハワイの色を帯ぶる花 /勝美
    朝だったのですが、あまりにも鮮やかでボリュームのある赤色に
    目を奪われました。
    ハワイならハイビスカスかな〜、とも思いますが、
    眩しい空とともに夏感でてましたね!

     梔子を求めオオスカシバの恋 /勝美
    オオスカシバって、蛾なんだけど蛾っぽくなくて気になる。
    蜂を目指しているのか、ハチドリを目指しているのか。
    どっちも目指してはいないかもだけど、可愛げのある蛾。
    クチナシにはきっと卵を産みに来たんだと思う。

     買物に行くも帰るも踏む茅の輪 /勝美
    たしかに、ここの茅の輪は八の字に廻ることは不可能で、
    「まっすぐ進んでください」と張り紙有り。
    境内の階段途中にももう1つ茅の輪があります。
    偶然、夏の大祓近くにここを通りましたが、意外に訪れる人が多いようでした。

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