ひねもす俳句:春行けば夏来る 2020年4月25日2020年4月25日 pure2 ひねもす俳句 暮の春カーテンコールを二度三度 /勝美 可視化ししコロナウイルス春怒濤 /勝美 求めあふものに幸あり春行けり /勝美 オキーフの画集ひもとく白夜かな /勝美 囚はれの如く家あり今朝の夏 /勝美
最近の報道はコロナ一辺倒だねえ。万一感染したらと考えるとおちおちしていられない。気をつけろと言われてもつけようがない。終息はいつになるのだろうか。外出自粛、人に会わないようにと言われてもねえ。1句目はコンクリートの壁の水抜き穴から顔を出した植物の茎だか蔓だかが風に吹かれて円形に壁に掃き目をつけている。ずらりと勢ぞろいしているのはカーテンコールの役者が舞台で挨拶しているように見えたので一句完成。2句目は又してもコロナへ思いが入ってしまった。目に見えたらきっと怒涛のように押し寄せているのだろうか。恐ろしいことです。3句目の蜂も花も相互利益の追求に余念がないのだろうねえ。4句目の花の写真を見たとき咄嗟にジョージア・オキーフの絵だと思った。改めてオキーフの画集を取り出してみた。白夜は夏の季語。少々早すぎですがねえ、オキーフには白夜が似合うと思ったのでねえ。5句目は廃屋なのか人気が感じられないねえ。フェンスに囲まれて隔離されているよう。もう直ぐ夏だというのにどうしたのかなあ。 返信
こんにちは。お忘れなくひねもす俳句の現況をお知らせ 頂きありがとうございます。「可視化しし」の「しし」 いささかでコロナウイルス菌は眼に見えないようになっ てと解釈しては駄目でしょうか。 現財形にして「可視化すすむ」だと下句の季語「春怒涛」 が適切になると愚考します。 返信
高山邦夫さん ありがとうございます。実に的確なご指摘。早速そのように改変したいと思います。「可視化すすむ」ですね。「可視化せば」というと原因結果になるし、見えぬものが見えるようになる(顕微鏡の世界)と思ったのですが、現在形で「すすむ」と当然のように話を進めるのがわかりやすいですね。 返信
暮の春カーテンコールを二度三度 /勝美 この写真からカーテンコールとは、意外な展開! でも、なるほどね。そう見えてくるのが可笑しい。 二度三度がいいね。 今年の春には、アンコールしたい! もう一回コロナ無しでお花見からやり直したいよ。 可視化ししコロナウイルス春怒濤 /勝美 やっぱりコロナですか。ここのシロツメクサは、日当たりが いいのか大株で花も大型。これでもかというくらい咲いていました。 ウイルスがこんな感じに見えたら、避けるのもし易い? 求めあふものに幸あり春行けり /勝美 これね、朝露を携えたイベリスと多分ハナアブ。 まんまるの朝露が本当に綺麗だった。 人がいない早朝散歩の醍醐味ですな。 鳥たちの声や足元の雑草の小さな花とかを、存分に堪能できる。 オキーフの画集ひもとく白夜かな /勝美 白夜? なぜ? 花が画面いっぱいになってるとついオキーフを思いますよね。わかる。 最初にオキーフの花の絵を画集でみたとき、 「いいのか!?これで?」と思った。花だけをドーンと描くなんて しちゃいけないダサい事と思ってたので。 ある意味掟破りな絵。だけど生命力に溢れている。 囚はれの如く家あり今朝の夏 /勝美 昭和のバラックがまだ残っていた。 もう誰も住んでいないようだけど。 周りはイチョウの苗木の畑が広がっていて、この一角だけ 数軒残されているけど、次に行ったらもうなくなっているかも。 手前のフェンスが囚われ感ありますね。 返信
あわさん コメントありがと。この頃は毎日日課のように近隣散歩。五千歩から七千歩位、1時間少々。他人にあわないようにマスク姿。変な世の中、感染を避けるためのこととしても、いつまで続くのか、これでいいのか?オチオチできないしねえ。一句目の壁の同心円状はワイパーの動きの後のようにも見えますが、眺めているといない観客へ勢ぞろいしている役者たちの立ち姿に見えてきました。二句目は又してもコロナ。食傷気味ですよね。三句目はあまり良い出来ではないねえ。四句目はどう見てもオキーフだよねえ。白夜へ飛躍してしまったけれど白夜に眺めるオキーフもまんざらではないかなあと。最後のはフェンスに隔離感を覚えます。季語がいまひとつかなあ。 返信
最近の報道はコロナ一辺倒だねえ。万一感染したらと考えるとおちおちしていられない。気をつけろと言われてもつけようがない。終息はいつになるのだろうか。外出自粛、人に会わないようにと言われてもねえ。1句目はコンクリートの壁の水抜き穴から顔を出した植物の茎だか蔓だかが風に吹かれて円形に壁に掃き目をつけている。ずらりと勢ぞろいしているのはカーテンコールの役者が舞台で挨拶しているように見えたので一句完成。2句目は又してもコロナへ思いが入ってしまった。目に見えたらきっと怒涛のように押し寄せているのだろうか。恐ろしいことです。3句目の蜂も花も相互利益の追求に余念がないのだろうねえ。4句目の花の写真を見たとき咄嗟にジョージア・オキーフの絵だと思った。改めてオキーフの画集を取り出してみた。白夜は夏の季語。少々早すぎですがねえ、オキーフには白夜が似合うと思ったのでねえ。5句目は廃屋なのか人気が感じられないねえ。フェンスに囲まれて隔離されているよう。もう直ぐ夏だというのにどうしたのかなあ。
こんにちは。お忘れなくひねもす俳句の現況をお知らせ
頂きありがとうございます。「可視化しし」の「しし」
いささかでコロナウイルス菌は眼に見えないようになっ
てと解釈しては駄目でしょうか。
現財形にして「可視化すすむ」だと下句の季語「春怒涛」
が適切になると愚考します。
高山邦夫さん ありがとうございます。実に的確なご指摘。早速そのように改変したいと思います。「可視化すすむ」ですね。「可視化せば」というと原因結果になるし、見えぬものが見えるようになる(顕微鏡の世界)と思ったのですが、現在形で「すすむ」と当然のように話を進めるのがわかりやすいですね。
暮の春カーテンコールを二度三度 /勝美
この写真からカーテンコールとは、意外な展開!
でも、なるほどね。そう見えてくるのが可笑しい。
二度三度がいいね。 今年の春には、アンコールしたい!
もう一回コロナ無しでお花見からやり直したいよ。
可視化ししコロナウイルス春怒濤 /勝美
やっぱりコロナですか。ここのシロツメクサは、日当たりが
いいのか大株で花も大型。これでもかというくらい咲いていました。
ウイルスがこんな感じに見えたら、避けるのもし易い?
求めあふものに幸あり春行けり /勝美
これね、朝露を携えたイベリスと多分ハナアブ。
まんまるの朝露が本当に綺麗だった。
人がいない早朝散歩の醍醐味ですな。
鳥たちの声や足元の雑草の小さな花とかを、存分に堪能できる。
オキーフの画集ひもとく白夜かな /勝美
白夜? なぜ?
花が画面いっぱいになってるとついオキーフを思いますよね。わかる。
最初にオキーフの花の絵を画集でみたとき、
「いいのか!?これで?」と思った。花だけをドーンと描くなんて
しちゃいけないダサい事と思ってたので。
ある意味掟破りな絵。だけど生命力に溢れている。
囚はれの如く家あり今朝の夏 /勝美
昭和のバラックがまだ残っていた。
もう誰も住んでいないようだけど。
周りはイチョウの苗木の畑が広がっていて、この一角だけ
数軒残されているけど、次に行ったらもうなくなっているかも。
手前のフェンスが囚われ感ありますね。
あわさん コメントありがと。この頃は毎日日課のように近隣散歩。五千歩から七千歩位、1時間少々。他人にあわないようにマスク姿。変な世の中、感染を避けるためのこととしても、いつまで続くのか、これでいいのか?オチオチできないしねえ。一句目の壁の同心円状はワイパーの動きの後のようにも見えますが、眺めているといない観客へ勢ぞろいしている役者たちの立ち姿に見えてきました。二句目は又してもコロナ。食傷気味ですよね。三句目はあまり良い出来ではないねえ。四句目はどう見てもオキーフだよねえ。白夜へ飛躍してしまったけれど白夜に眺めるオキーフもまんざらではないかなあと。最後のはフェンスに隔離感を覚えます。季語がいまひとつかなあ。