ひねもす俳句:秘境探検 2018年5月1日2018年5月2日 pure2 ひねもす俳句 緑陰は秘境を蔵す探検す /勝美 日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 /勝美 大振りに切るも宜しき葛の餅 /勝美 蟻塚の聳え打捨てらるるとも /勝美 無残やな昼寝の場所を奪はれて /勝美
連休はやくも暑い日差しで始まりました。太田道灌の稲付城跡を皮切りに赤羽界隈を探索しました。近場でも結構興味深々。面白かったです。開発が都市を変貌させている反面ゴースト団地など都市と人間の佇まいとに触れることができた1日でした。赤羽教会でひと時の安らぎを得ることができました。(「五月来る」へ続く) 返信
緑陰は秘境を蔵す探検す /勝美 「稲付城跡」身近な秘境でしたね。 市街地に突然存在する小さな森には、こんなふうに知られざる歴史が 隠れているのかも知れませんね〜。 森を辿ってわざわざ行ってみるのもいいかも。 日の盛り鞠を離さぬ愛玩犬 /勝美 狛犬にしては可愛い顔。 案内してくれた人の連れてたパグちゃんと可愛さがダブります。 鞠がポイントですね!よく観察してる。 大振りに切るも宜しき葛の餅 /勝美 木陰の隅に置かれてた城壁の石群。完全に見落としましたね。 石だけど言われて見ると、やわらかい四角がプルプルの葛餅かわらび餅みたい。 石から餅を連想できるのは、やはり観察眼と柔軟な感性あってのこと、と褒めておこう。 蟻塚の聳え打捨てらるるとも /勝美 この巨大ゴースト団地群は、爽やかな天気に相反して薄気味悪い感じがしました。 そこにまだ少〜しだけ残ってる家もあるってことも、事情は知らないけれど気になる感じ。 これが新品のマンション群だったら、なんとも思わないところなんだけど。 蟻塚か〜、なるほどね〜。 いなくなっちゃったからこそ、妙に生々しかったですね。 無残やな昼寝の場所を奪はれて /勝美 こっちもだー。まさに「無残」。 昼寝してたのは誰?猫かな?ネズミかな? 返信
あわさん おはようさんどす。コメントありがとう。バテるほどの暑さでなかったのは幸いでした。コースの下調べをご苦労さんでした。それにしてもパグと散歩のおじさまのガイドぶりはなかなかのものでした。ゆとりの人生を送っていらっしゃるのでしょうね。またどこか計画してください。「五月来る」の5句にもぜひコメント忘れないでね。 返信
>緑陰は秘境を蔵す探検す 眩しい緑には影がある。影は暗いが魅力的です。 >日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 なんだかそう言われると、とてもこの狛犬が可愛く見えてきます。 >大振りに切るも宜しき葛の餅 正に葛餅、見事ですw。 >蟻塚の聳え打捨てらるるとも 昭和が終わって30年。こういった半分アンティークな遺跡もたくさんでてくるころですね。 >無残やな昼寝の場所を奪はれて これは、空き家で猫がねていたという感じでしょうか。 うちの裏には空き家の長屋があって、猫が天井裏に寝泊まりしていたのですが、今はすっかり駐車場になってしまいました。 返信
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。赤羽界隈のほんの近場にも興味ある場所のあることが嬉しい発見でした、長短新旧問わず歴史が偲ばれて良かったです。 住宅密集地の一角の取り壊しも大変だなあと感じました。ひと気の少ないのも妙な感じでした。 返信
勝美さん まだ、やっと5月だというのに、もう、暑い日が続きますね。 この夏が思いやられますね。 御身・ご自愛専一の程、宜しくお願いします。 緑陰は秘境を蔵す探検す /勝美 この石段の奥が「稲付城跡」ですか? この薄暗い緑陰の奥は、まさに秘境そのもので、何となく、この秘境を探検したくなる気持ち、よく判ります。 この句の場合、夏の季語である「緑陰」がしっかりとした主役を演じていて、「探検す」という、子供の頃の郷愁を再現しているような、懐かしい感覚に引きずり込まれました。 日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 /勝美 写真の様な、鞠を持った狛犬から、「座敷犬」という言葉を上手く導き出して、見事に一句、仕上げましたネ。 しかも、写真の狛犬に当っている影の強い日差しから連想した 「日の盛り」と云う夏の季語が、この句を一層引き立てましたね。 大振りに切るも宜しき葛の餅 /勝美 この大きな切石はすごいですね。 しかも、この切石の写真で見ていますと、四角に切った葛餅にも見えて来るのが、不思議ですね。この稲付城跡の石を見て、四角に切られた葛餅を連想した勝美さんの想像力には、確かにポエムがありますね。 この大振りの切石の写真から、葛餅の句が出来上るなんて、考えてみますと、俳句の句作りって、とても楽しいものですね。 蟻塚の聳え打捨てらるるとも /勝美 もう、誰も住んでいない廃屋団地の建物から、蟻塚の聳え立つ姿を連想するなんて、勝美さんの豊かな想像力には脱帽ですね。 写真⇒連想⇒俳句⇒写真に戻る⇒俳句で再確認 の連想の繰り返しで、写真と俳句の突飛もない、結び付きの面白さが楽しめました。 無残やな昼寝の場所を奪はれて /勝美 私は初めて知りましたが、家の解体作業とは家の内側から取り壊すのですね。 私は屋根から取り壊すものだと思っていましたが・・・。 それと、この写真では見当たりませんでしたが、もしかしたら、何処かに猫か、何かが居たのですかね。 だから、この句には「昼寝」と云う夏の季語が詠み込まれたのでしょうね。 そして、この冒頭の「無残やな」は、写真の「家が壊された事」と、俳句の「昼寝の場所を奪われた事」の両方に掛っているのですね。 写真と俳句の連動がよく関連づけられていますネ。 返信
こんにちは 長いゴールデンウイークが終わりましたね。 小刻みにあちこち出かけていました。 東京駅前の広場が完成してなかなか素敵な景観になりました。 その地下道へ入って見ましたら、世界中の珍しい写真が展示 されていて魅入ってしまいました。 美しき日本ありけり鯉幟 /勝美 日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 /勝美 返信
「秘境探検」拝見しました。 ★日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 /勝美 なぜか、将棋の加藤一二三さんを思い出しました、似ているように思いました。 穏やかな感じが良いですね。 ★大振りに切るも宜しき葛の餅 /勝美 ほんと、綺麗に並んで、できたてのくず餅食べたくなりました。 ★蟻塚の聳え打捨てらるるとも /勝美 何年か前まで賑わっていたであろう集合住宅、蟻塚にたとえたところが勝美さんらしい。 これからこのようなところがどんどん増えていくのでしょうか?とても寂しい気がしています。 連休は自宅の近くを散歩してみました、新しく家が建ったところが多く、今までの様子が思い出せません、 大邸宅が何軒かに建て替えられていたりして、すっかり雰囲気が変わってしまったところもありました。 返信
連休はやくも暑い日差しで始まりました。太田道灌の稲付城跡を皮切りに赤羽界隈を探索しました。近場でも結構興味深々。面白かったです。開発が都市を変貌させている反面ゴースト団地など都市と人間の佇まいとに触れることができた1日でした。赤羽教会でひと時の安らぎを得ることができました。(「五月来る」へ続く)
緑陰は秘境を蔵す探検す /勝美
「稲付城跡」身近な秘境でしたね。
市街地に突然存在する小さな森には、こんなふうに知られざる歴史が
隠れているのかも知れませんね〜。
森を辿ってわざわざ行ってみるのもいいかも。
日の盛り鞠を離さぬ愛玩犬 /勝美
狛犬にしては可愛い顔。
案内してくれた人の連れてたパグちゃんと可愛さがダブります。
鞠がポイントですね!よく観察してる。
大振りに切るも宜しき葛の餅 /勝美
木陰の隅に置かれてた城壁の石群。完全に見落としましたね。
石だけど言われて見ると、やわらかい四角がプルプルの葛餅かわらび餅みたい。
石から餅を連想できるのは、やはり観察眼と柔軟な感性あってのこと、と褒めておこう。
蟻塚の聳え打捨てらるるとも /勝美
この巨大ゴースト団地群は、爽やかな天気に相反して薄気味悪い感じがしました。
そこにまだ少〜しだけ残ってる家もあるってことも、事情は知らないけれど気になる感じ。
これが新品のマンション群だったら、なんとも思わないところなんだけど。
蟻塚か〜、なるほどね〜。
いなくなっちゃったからこそ、妙に生々しかったですね。
無残やな昼寝の場所を奪はれて /勝美
こっちもだー。まさに「無残」。
昼寝してたのは誰?猫かな?ネズミかな?
あわさん おはようさんどす。コメントありがとう。バテるほどの暑さでなかったのは幸いでした。コースの下調べをご苦労さんでした。それにしてもパグと散歩のおじさまのガイドぶりはなかなかのものでした。ゆとりの人生を送っていらっしゃるのでしょうね。またどこか計画してください。「五月来る」の5句にもぜひコメント忘れないでね。
>緑陰は秘境を蔵す探検す
眩しい緑には影がある。影は暗いが魅力的です。
>日の盛り鞠を離さぬ座敷犬
なんだかそう言われると、とてもこの狛犬が可愛く見えてきます。
>大振りに切るも宜しき葛の餅
正に葛餅、見事ですw。
>蟻塚の聳え打捨てらるるとも
昭和が終わって30年。こういった半分アンティークな遺跡もたくさんでてくるころですね。
>無残やな昼寝の場所を奪はれて
これは、空き家で猫がねていたという感じでしょうか。
うちの裏には空き家の長屋があって、猫が天井裏に寝泊まりしていたのですが、今はすっかり駐車場になってしまいました。
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。赤羽界隈のほんの近場にも興味ある場所のあることが嬉しい発見でした、長短新旧問わず歴史が偲ばれて良かったです。
住宅密集地の一角の取り壊しも大変だなあと感じました。ひと気の少ないのも妙な感じでした。
勝美さん
まだ、やっと5月だというのに、もう、暑い日が続きますね。 この夏が思いやられますね。
御身・ご自愛専一の程、宜しくお願いします。
緑陰は秘境を蔵す探検す /勝美
この石段の奥が「稲付城跡」ですか? この薄暗い緑陰の奥は、まさに秘境そのもので、何となく、この秘境を探検したくなる気持ち、よく判ります。 この句の場合、夏の季語である「緑陰」がしっかりとした主役を演じていて、「探検す」という、子供の頃の郷愁を再現しているような、懐かしい感覚に引きずり込まれました。
日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 /勝美
写真の様な、鞠を持った狛犬から、「座敷犬」という言葉を上手く導き出して、見事に一句、仕上げましたネ。 しかも、写真の狛犬に当っている影の強い日差しから連想した 「日の盛り」と云う夏の季語が、この句を一層引き立てましたね。
大振りに切るも宜しき葛の餅 /勝美
この大きな切石はすごいですね。 しかも、この切石の写真で見ていますと、四角に切った葛餅にも見えて来るのが、不思議ですね。この稲付城跡の石を見て、四角に切られた葛餅を連想した勝美さんの想像力には、確かにポエムがありますね。 この大振りの切石の写真から、葛餅の句が出来上るなんて、考えてみますと、俳句の句作りって、とても楽しいものですね。
蟻塚の聳え打捨てらるるとも /勝美
もう、誰も住んでいない廃屋団地の建物から、蟻塚の聳え立つ姿を連想するなんて、勝美さんの豊かな想像力には脱帽ですね。 写真⇒連想⇒俳句⇒写真に戻る⇒俳句で再確認 の連想の繰り返しで、写真と俳句の突飛もない、結び付きの面白さが楽しめました。
無残やな昼寝の場所を奪はれて /勝美
私は初めて知りましたが、家の解体作業とは家の内側から取り壊すのですね。 私は屋根から取り壊すものだと思っていましたが・・・。 それと、この写真では見当たりませんでしたが、もしかしたら、何処かに猫か、何かが居たのですかね。 だから、この句には「昼寝」と云う夏の季語が詠み込まれたのでしょうね。 そして、この冒頭の「無残やな」は、写真の「家が壊された事」と、俳句の「昼寝の場所を奪われた事」の両方に掛っているのですね。 写真と俳句の連動がよく関連づけられていますネ。
喜信さん こんにちは。コメントありがとうございます。いつもながらの懇切な分析には何も言うことはありません。感謝感激のコメントです。日曜日には横浜句会に参上しますのでどうぞよしなに。
こんにちは
長いゴールデンウイークが終わりましたね。
小刻みにあちこち出かけていました。
東京駅前の広場が完成してなかなか素敵な景観になりました。
その地下道へ入って見ましたら、世界中の珍しい写真が展示
されていて魅入ってしまいました。
美しき日本ありけり鯉幟 /勝美
日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 /勝美
「秘境探検」拝見しました。
★日の盛り鞠を離さぬ座敷犬 /勝美
なぜか、将棋の加藤一二三さんを思い出しました、似ているように思いました。
穏やかな感じが良いですね。
★大振りに切るも宜しき葛の餅 /勝美
ほんと、綺麗に並んで、できたてのくず餅食べたくなりました。
★蟻塚の聳え打捨てらるるとも /勝美
何年か前まで賑わっていたであろう集合住宅、蟻塚にたとえたところが勝美さんらしい。
これからこのようなところがどんどん増えていくのでしょうか?とても寂しい気がしています。
連休は自宅の近くを散歩してみました、新しく家が建ったところが多く、今までの様子が思い出せません、
大邸宅が何軒かに建て替えられていたりして、すっかり雰囲気が変わってしまったところもありました。
由人さん こんにちは。連休中はあちこち見聞を広める活動をされたことでしょうね。小生も近場を探索しました。このところ何かと忙しいことです。そのうちにと思っているのですけれど。
みちこさん こんばんは。コメントありがとうございます。水曜日の城南句会よろしくです。
その折にまたね。