ひねもす俳句:夏休み

福島の夏朝日
浮き出づる雲の存在今朝の秋 /勝美

ヒメヒオウギズイセン

信念にぶれなき門徒姫檜扇 /勝美

ポーチュラカ

口遊ぶポーリュシカポーレポーチュラカ /勝美

濃紺しぼりの朝顔

新涼や白地に紺の野良姿 /勝美

ゴーグル

水中眼鏡竜宮城の門開き  /勝美

注記: 姫檜扇水仙(ひめひおおぎすいせん)は別名「もんとぶれちゅあ」と言う。

「ひねもす俳句:夏休み」への9件のフィードバック

  1. 勝美さまへ
    「反」の兼題から想を廻らす楽しい句会でした。
    お世話になりました。
    ご案内頂きました「ひねもす俳句:夏休み」篇、今回も
    佳句揃いで楽しく拝見いたしました。
    浮き出づる雲の存在今朝の秋 /勝美
     今日は「土用の入り」、そして23日が「大暑」とか。
     大阪では25日の天神祭から「氷」の値段が高くなる
     猛暑のシーズン、幼い頃を懐かしく思い出しますが、
     一日一日秋に近づいているのですね。雲の佇まいがそ
     れを教えてくれるのですね。
     猛暑の期間も長いような、短いような・・・
    信念にぶれなき門徒姫檜扇 /勝美
     我が家の小庭にも橙色のこの花が咲いていますが、掲
     句から「姫檜扇水仙」(モントブレチア)と知り、妻
     にも自慢げに教えてやりました。信仰心の厚い門徒衆
     のようにしっかりと花穂を付けております。
    口遊ぶポーリュシカポーレポーチュラカ /勝美
     博学の勝美さんならではのお句。小生には「口遊ぶ」
     どころか難読の掲句、精々「ポーチュラカ」は別名
     《マツバボタン》と知りましたが、鑑賞力が及びま
     せん。
    新涼や白地に紺の野良姿 /勝美
     難読句のあとホッとする掲句、「白地に紺」がいいで
     すね。日本人に生れて良かった、稲田を渡る涼風が心
     地よく感じられます。
    水中眼鏡竜宮城の門開き  /勝美
     掲句が今回の一推し。「水中眼鏡」から気分は竜宮城
     へ、門が開いて鯛や平目のお出迎え・・すいーと奥へ、
     乙姫様がお待ちかね・・ファンタスティックな世界へ
     気持ちよく導かれました。
    ご案内有難うございました。猛暑の続きます折から呉々
    もご自愛願います。
    では又「玄鳥句会」で・・・
     

  2. 陽さんへ
    いつも玄鳥兼題句会では確乎たる成果を挙げられ羨望の的です。
    ひねもすへもいち早くお越し下されコメントまでも、ありがとうござい
    ます。ポーリシュカポーレはご存知ソ連の作曲家レフクニッペルの
    交響曲第4第一楽章の第二の主題で赤軍の行進曲ですが。
    音合わせの駄洒落です。

  3. 勝美さま
     反句会ではお世話になりました。ひどい成績ですが、玄鳥
     で批評される事が勉強と割り切って懲りも無く参加して
     おります。
     又今回も「ひねもす俳句:夏休み」篇のご案内を頂き、
     有難うございました。豊富な知識に裏打ちされた写真から
     のウイットの効いた展開の句にまたまた圧倒されました。
     以下、失礼ながら、
    浮き出づる雲の存在今朝の秋 /勝美
     土曜日の吟行で夏の雲を感じたばかりですが、今朝は既に
     巻層雲が出ており、夏はこれから本番と云うのに空はもう
     秋が近いと感じた所でした。正にタイミングの合った実感
     の籠った句と鑑賞致しました。
    信念にぶれなき門徒姫檜扇 /勝美
     この頃檜扇の朱色が目立ちます。過日は鈴が森の刑場跡で
     処刑台石の傍で揺れておりました。解説のお蔭でモントブ
     レチア、クロコスミアを覚えました。難しいですが、「ぶれ
     なき門徒」の考え落ちは傑作ですね。ぬばたまの黒子でも
     如何でしょうか、
    遊ぶポーリュシカポーレポーチュラカ /勝美
     まるでクイズのような句、何人の方が理解出来るだろうか
     と思いました。ポーチュラカは判りましたが、この写真は
     葉の形が違うようですが、松葉牡丹ですか?
     ポーリシュカポーレは全く意味が判りませんでした。
     音楽に疎い私は陽さんへのお返事を拝見してやっとそうか
     って知った次第です。
    新涼や白地に紺の野良姿 /勝美
     これは判り易い良い句ですね。蕣の色から新涼の野良姿の
     連想は写真を離れて独立した佳句を産んでいて工房の一端
     を見せて頂いたような気がします。
    水中眼鏡竜宮城の門開き  /勝美
     お家の中で新しい水中眼鏡を眼に、眼鏡を通したら何が見
     えたのでしょうか、きっと浦島太郎の見た竜宮城の中を想
     像したのかも知れません。お嬢ちゃんのちょっと緊張した
     真剣なお顔が効いていて写真との組合せの傑作だと思い
     ます。
    玄鳥から勝美さんのお忙しくご活躍の様子を拝察致しており
    ます。酷暑の砌、どうかくれぐらもご自愛下さい。

  4. 勝美さんへ
    夏休み篇、早速拝見しました。
    子供に限らず大人だって夏休みはうれしいもの。
    [いつだって夏休み」の暮しを楽しんでいます。
    今月は次の二句が気に入りました。
    新涼や白地に紺の野良姿 /勝美
    水中眼鏡竜宮城の門開き  /勝美

  5. 要介さん、由人さん、こんばんは。
    いつもお相手下さってありがとうございます。
    忙しい世の中でこのような俳句三昧でいいのだろうか、と
    危惧の感なきにしもあらずです。
    こんごともよしなに。

  6. おはようございます。
    いやあ~懐かしい♪
    緑燃える草原越えてロシアの大地に~
    頂きます。

  7. ひつじさんへ
    おはようございます。ポーリュシカポーレはかわいい草原ですね。
    新宿ともしびあたりが懐かしいです。
    また都合のいい時吟行しましょうね。

  8. >浮き出づる雲の存在今朝の秋
    猛暑の中に、ふと秋の気配を感じると、切なくなります。
    >信念にぶれなき門徒姫檜扇
    これがダジャレだと気づくには、
    かなりの基礎知識が必要ですね。
    でも、気づかなくてもきちっと俳句になっているのがすごい。
    >口遊ぶポーリュシカポーレポーチュラカ
    曲は知っていましたが、こういう題名だとは知りませんでした。
    >新涼や白地に紺の野良姿
    凛としたのら姿に畑のじいさんたちも
    襟を正すでしょう。
    >水中眼鏡竜宮城の門開き
    水中メガネのなかった時代、海女さんはやっぱり
    裸眼で海に潜ったのでしょうか?

  9. おはようございます。
    今年は一段と猛暑が厳しいようで身体が音をあげています。
    作業場に西日が容赦ないとか、頑張ってください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です