ひねもす俳句:春うらら 2007年3月23日2007年3月23日 pure2 ひねもす俳句 混沌は宇宙にも似て桜草 /勝美 四月馬鹿化けもせでゐる陶狸 /勝美 柳見て和まぬものはなかるべし /勝美 春の土手丸太の如く臥すもよし /勝美 少女らのワルツは永久(とは)にうららけし /勝美
>混沌は〜 一見、ごちゃごちゃに見えて、でも、結構手入れされてる小さな庭。 ごちゃごちゃだけど、綺麗な星空に通じるかも知れませんね。 >四月馬鹿〜 狸のアホな笑顔が効いてますw。 化けなくても、人間と余裕でつきあってるような感じですね。 >柳見て〜 春風を見るには揺れる葉を見ます。 ゆっくりとしなやかに揺れる柳は、春風を可視化するのに 一番ぴったりかも。 >春の土手〜 この写真から、こんな句が出てくるとは! 句を読んで、はじめて丸太が気持ち良さそうに 寝てるように見えてきました。 >少女らの〜 永遠の少女が踊る永久のワルツ。 春の陽の中では、気持ち良さそうに、 冬の冷たい風の中では、悲しそうに見えるのかも。 返信
この庭のサクラソウは本当に見事。でも狭くてごちゃごちゃ、まさにカオス。 綺麗なものも薄汚れたものも自転車も箒も一緒くただけど、 なんかエネルギーを感じます。その源がたぶんサクラソウ。 だけど、この写真から宇宙という言葉が出てくるとは思わなかった! すっとぼけたような狸の顔は、人間に化けることすら サボってるようで。「四月馬鹿」と合わせたのがベストマッチですね。 この季節の柳は、じつに美しくて、風にそよぐ姿を ずっと眺めていたい気がします。 「和まぬものはなかるべし」と強く断定調なのが、 柳の印象とはうらはらでおもしろい。 春の空気の気持ちよさは、体全体で感じたいです。 なにもしないで土手に横になってみるのも、春を楽しむにはいいですね。 「丸太の如く」が利いてます。 この銅像、銅像だから一年中ここにこうして立ってるわけなんですが、 春のこの日こそ、ふさわしく目に映りました。 その印象を形にできるとしたら、まさにこの句なんだと思った。 返信
>混沌は〜
一見、ごちゃごちゃに見えて、でも、結構手入れされてる小さな庭。
ごちゃごちゃだけど、綺麗な星空に通じるかも知れませんね。
>四月馬鹿〜
狸のアホな笑顔が効いてますw。
化けなくても、人間と余裕でつきあってるような感じですね。
>柳見て〜
春風を見るには揺れる葉を見ます。
ゆっくりとしなやかに揺れる柳は、春風を可視化するのに
一番ぴったりかも。
>春の土手〜
この写真から、こんな句が出てくるとは!
句を読んで、はじめて丸太が気持ち良さそうに
寝てるように見えてきました。
>少女らの〜
永遠の少女が踊る永久のワルツ。
春の陽の中では、気持ち良さそうに、
冬の冷たい風の中では、悲しそうに見えるのかも。
この庭のサクラソウは本当に見事。でも狭くてごちゃごちゃ、まさにカオス。
綺麗なものも薄汚れたものも自転車も箒も一緒くただけど、
なんかエネルギーを感じます。その源がたぶんサクラソウ。
だけど、この写真から宇宙という言葉が出てくるとは思わなかった!
すっとぼけたような狸の顔は、人間に化けることすら
サボってるようで。「四月馬鹿」と合わせたのがベストマッチですね。
この季節の柳は、じつに美しくて、風にそよぐ姿を
ずっと眺めていたい気がします。
「和まぬものはなかるべし」と強く断定調なのが、
柳の印象とはうらはらでおもしろい。
春の空気の気持ちよさは、体全体で感じたいです。
なにもしないで土手に横になってみるのも、春を楽しむにはいいですね。
「丸太の如く」が利いてます。
この銅像、銅像だから一年中ここにこうして立ってるわけなんですが、
春のこの日こそ、ふさわしく目に映りました。
その印象を形にできるとしたら、まさにこの句なんだと思った。