ひねもす俳句:夏の森

日焼け後の肌の火脹れ無惨やな
日焼け後の肌の火脹れ無惨やな /勝美
茉莉花の一斉砲列香を放つ /勝美
茉莉花の一斉砲列香を放つ
カーテンを透かす朝日や森は夏
カーテンを透かす朝日や森は夏 /勝美
踏まれぬやう垣に囲はれ蓮華草 /勝美
踏まれぬやう垣に囲はれ蓮華草
プロペラの整備着着若かへで
プロペラの整備着着若かへで /勝美

「ひねもす俳句:夏の森」への2件のフィードバック

  1.  昭和という時代が百年を閲するところとなった。昭和世代としては感無量。昭和平成令和と生き抜いて92年間生きてきたという忸怩たる想いあるのみ。さて今回は「夏の森」写真は寄せ集めではあります。一句目は切株に生えているキクラゲ。火傷後の火脹れに見立てたものの気持ちよくない句。詩情なし。悍ましい。二句目はジャスミン。我が家の塀に毎年のようにもくもくと花が咲き特有の香りを振り撒いている。今回は砲列に見立てた。三句目はタイトルの木漏れ日が差し込む林の光景。月並みな句になり、安直で雑い句とはなった。四句目は庭の蓮華草。これまた詩情乏しい句。最後は楓の若葉、句のプロペラとは種子が竹とんぼのように飛ぶのを知らねばなんのこっちゃとなるかも。今回はとても点をいただけるような句でなく息切れ感が滲んでいる。もっとイマジネーションの翼を広げる努力をしたい。

  2. ひねもす俳句も長いので、いろいろな時があっていいと思います。
    ひとの好みもさまざまで、深い味わいのコーヒーが飲みたい時もあれば、ただの炭酸水で十分な時もあり。
    私はカーテンの句は悪くないと思う。あっさり味だけど爽やかさが感じられていい。

    以下は写真について。
    キクラゲの写真は、撮ってる時はきのこだろうとは思ったけど、何だかわからず気持ち悪いなと。
    天然キクラゲと知ってもあまり食べたいとは思えないなぁ。お皿の上に乗ってれば食べるかもなので、勝手なもんですが。
    レンゲソウは、こどもの頃には春先の休田がれんげ畑になっているをよく見ました。が、最近は田んぼが減ったせいか見なくなり…花壇に咲いているのを見つけて撮った写真。わざわざ植えたものなのかは不明。

    カエデ(イロハモミジ?)のプロペラ型の種子の赤色が新緑に映えます。種子ができてるってことはもっと前に花が咲いていたということ。見逃したなぁ。この種子、秋になると風に乗って飛ぶそうです。

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