ひねもす俳句:梅雨に入る 2024年6月19日2024年6月19日 pure2 ひねもす俳句 梅雨晴れ間誘ひ合はせてフラダンス /勝美 夕焼の街に切り絵のやうな鳩 /勝美 横丁の飲み屋をはしご走り梅雨 /勝美 激雷や近づく勿れ大樹下 /勝美 手花火や散る瞬間に在る豪華 /勝美
6月も半ばいよいよ関東は梅雨入りか。沖縄はそろそろ梅雨明けとなる模様。降れば降ったで線状降水帯の大地や生活圏は傷つく。そして温暖化が進んでやりきれない。高齢化も進み人生百年は当たり前みたい。健康第一に憂いなく暮らしたいものです。さて1句目の花の名は存じ上げないが見ているとハワイのフラダンサーに見える。梅雨の晴れ間に屈託なく腰を振っている。面白くてやがて悲しみが襲う。2句目はまんまの句。切り絵の鳩が何か思わせるものがある。一日の祈りの姿かも。3句目は一転しがない横丁にうらびれて何か俗っぽい飲み屋。昭和のサラリーマンが千鳥足で夜な夜な徘徊していた事だろう。それぞれにある人生の錯綜が思われる。4句目は公園内の大きな樹木。雷が近づくとついつい樹下に身を潜めたくなるが落雷の危険が極めて大きいからできるだけ離れるのが得策だろう。最後は何の花か調べていないけれど、線香花火のあえかな光の炸裂に見える。昔の国語教科書で線香花火の文章を読んだ気がする。「チリぎく散り菊」と言うくだりがあったような朧な記憶。全て遠い記憶だ。 返信
6月なのに雨が降らないと拍子抜けしますね。農作物の収穫にも影響あるでしょう。 さて、花の写真について先に。 1句目の花はエキナセアだと思われます。エキナセアはハーブの一種でお茶にすると風邪・インフル予防になるんだったと記憶しています。 お茶にする花といえばカモミールですが、この花はそれよりずっと大きい。なんか強そうな花でもあります。 5句目の花は、アリウム シュベルティという花のようです。 アリウムはまっすぐの茎から紫色の小花が球形にたくさんつくタイプの花。 シュベルティは放射状に花茎が伸びて、まさに花火状になるタイプです。小玉スイカより大きな姿でした。 花の最盛期にみたらもっと見事でしょうね。 どちらの花も代々木公園に作られたガーデンにあります。 返信
梅雨晴れ間誘ひ合はせてフラダンス /勝美 花の色が南国系ですね。これがブルー系だったとしたら、 フラダンスを連想しなかったかも。 写真につかず離れずの写真俳句、とはいえ 写真中から引っ張り出されるものが大きいなと思いました。 夕焼の街に切り絵のやうな鳩 /勝美 うーん、そのまんま!!と思いました。 一般的な写真俳句はこんな感じかな〜?とも思うのでいいか。 だけど、だから何よ?という句じゃない?? 横丁の飲み屋をはしご走り梅雨 /勝美 昭和の路地裏、ノスタルジックな句をなんとはなしに期待したけど、 そういう趣はない句ですね。 梅雨になったら、はしごしないで真っ直ぐ家に帰る人ばかりで店も早仕舞いかな? 激雷や近づく勿れ大樹下 /勝美 青空の写真だから、雷の句になるのは意外でした。 季節的には合ってるし、でも警句みたいな句じゃないですか。 個人的にはちょっと物足りない!! 手花火や散る瞬間に在る豪華 /勝美 花火に見えますよね!花火でくるかな?と思ってはいましたが、 「散る瞬間に在る豪華」は、さすがかな。 たしかに手花火って、だんだん弱くなってスッ…と消えていくものもあるけど、 バッと一瞬煌めいてから消えるのもありますね。 よく観てるのと、観た情景が作句の際によく出てくるな、というのがさすが。 返信
6月も半ばいよいよ関東は梅雨入りか。沖縄はそろそろ梅雨明けとなる模様。降れば降ったで線状降水帯の大地や生活圏は傷つく。そして温暖化が進んでやりきれない。高齢化も進み人生百年は当たり前みたい。健康第一に憂いなく暮らしたいものです。さて1句目の花の名は存じ上げないが見ているとハワイのフラダンサーに見える。梅雨の晴れ間に屈託なく腰を振っている。面白くてやがて悲しみが襲う。2句目はまんまの句。切り絵の鳩が何か思わせるものがある。一日の祈りの姿かも。3句目は一転しがない横丁にうらびれて何か俗っぽい飲み屋。昭和のサラリーマンが千鳥足で夜な夜な徘徊していた事だろう。それぞれにある人生の錯綜が思われる。4句目は公園内の大きな樹木。雷が近づくとついつい樹下に身を潜めたくなるが落雷の危険が極めて大きいからできるだけ離れるのが得策だろう。最後は何の花か調べていないけれど、線香花火のあえかな光の炸裂に見える。昔の国語教科書で線香花火の文章を読んだ気がする。「チリぎく散り菊」と言うくだりがあったような朧な記憶。全て遠い記憶だ。
6月なのに雨が降らないと拍子抜けしますね。農作物の収穫にも影響あるでしょう。
さて、花の写真について先に。
1句目の花はエキナセアだと思われます。エキナセアはハーブの一種でお茶にすると風邪・インフル予防になるんだったと記憶しています。
お茶にする花といえばカモミールですが、この花はそれよりずっと大きい。なんか強そうな花でもあります。
5句目の花は、アリウム シュベルティという花のようです。
アリウムはまっすぐの茎から紫色の小花が球形にたくさんつくタイプの花。
シュベルティは放射状に花茎が伸びて、まさに花火状になるタイプです。小玉スイカより大きな姿でした。
花の最盛期にみたらもっと見事でしょうね。
どちらの花も代々木公園に作られたガーデンにあります。
梅雨晴れ間誘ひ合はせてフラダンス /勝美
花の色が南国系ですね。これがブルー系だったとしたら、
フラダンスを連想しなかったかも。
写真につかず離れずの写真俳句、とはいえ
写真中から引っ張り出されるものが大きいなと思いました。
夕焼の街に切り絵のやうな鳩 /勝美
うーん、そのまんま!!と思いました。
一般的な写真俳句はこんな感じかな〜?とも思うのでいいか。
だけど、だから何よ?という句じゃない??
横丁の飲み屋をはしご走り梅雨 /勝美
昭和の路地裏、ノスタルジックな句をなんとはなしに期待したけど、
そういう趣はない句ですね。
梅雨になったら、はしごしないで真っ直ぐ家に帰る人ばかりで店も早仕舞いかな?
激雷や近づく勿れ大樹下 /勝美
青空の写真だから、雷の句になるのは意外でした。
季節的には合ってるし、でも警句みたいな句じゃないですか。
個人的にはちょっと物足りない!!
手花火や散る瞬間に在る豪華 /勝美
花火に見えますよね!花火でくるかな?と思ってはいましたが、
「散る瞬間に在る豪華」は、さすがかな。
たしかに手花火って、だんだん弱くなってスッ…と消えていくものもあるけど、
バッと一瞬煌めいてから消えるのもありますね。
よく観てるのと、観た情景が作句の際によく出てくるな、というのがさすが。