ひねもす俳句:此岸より彼岸へ

此岸より彼岸へ空中散歩かな
此岸より彼岸へ空中散歩かな /勝美
一条の紐花冷えの天目指す /勝美
一条の紐花冷えの天目指す
伝聞は増幅招く目借り時
伝聞は増幅招く目借り時 /勝美
臘梅に主役をゆづる空の青 /勝美
臘梅に主役をゆづる空の青
剣山にまがふ棘棘春の蟹
剣山にまがふ棘棘春の蟹 /勝美

5 thoughts on “ひねもす俳句:此岸より彼岸へ

  1. 3・11から10年しての余震とか、宮城沖を震源とする震度7.3の2月13日夜中の地震。明けて今日はそぞろ寒い雨の1日。ひねもす俳句のひと時をお楽しみください。1句目のロープウエイは秩父宝登山のもの。彼岸には臘梅が青空をバックに鮮やかな黄色。見頃のようですねえ。2句目の飛行機雲も青空つながりで目にしみます。投げあげられたロープは天高く消えていくようです。3句目のキノコは珍しく繋がっています。伝言ゲームの音声はいつしか不確かな結果で完結するのです。眠気が覚めるのはまだ先のことかも。4句目も臘梅。宝登山ですからね。最後はカニさん。
    蟹は夏の季語だもので安直に春の蟹と、いささか強引でもありますねえ。見たまんま。

  2. >此岸より彼岸へ空中散歩かな
    これで渡ったら、60文銭くらいかかりそうですね。

    >臘梅に主役をゆづる空の青
    青空だからこその臘梅と思いますが、曇の日は香りで目立とうという作戦でしょうか?

  3. のうそうさん コメントありがとうございます。空中散歩もただではできませんねえ。臘梅の気持ちが分かるなんてたいしたものです。香りは有力な武器ですね。

  4.  此岸より彼岸へ空中散歩かな /勝美
    臘梅園はまさに香りのパラダイスでした。
    でもマスクがなければ、もっと鼻の穴拡げて嗅ぎまくれたのに残念!
    せっかくの香りもマスク越しではね。
    ロープウェイは上りより下りのほうが楽しいと思う!

     一条の紐花冷えの天目指す /勝美
    雲ひとつ無い空に飛行機雲はたいそう目立っていました。
    頭上を横切り、向こうの端に機体が小さく消えても残っていて…。
    ちゃんとみると2本なんですけどね!エンジン2つなので。
    それにしても見事な飛行機雲でした。
    電車乗り継ぎ、神社にお参り、登頂(といっても500m足らず)、お昼たべて臘梅鑑賞したのちの
    総仕上げ、ご褒美のようでした。

     伝聞は増幅招く目借り時 /勝美
    いきなりメルヘンチックな雰囲気で、実物発見時二度見しちゃいました。
    杭の割れ目にそって並んでいるだけなんですけど、おもしろい。
    スピーカーが連なっているようにも見えますね。
    伝言ゲームなら罪はないけど、噂話で尾ひれが付くと困りもの。
    しっかりと目を覚まして聞き分けないと!…そんな教訓的な句ではないですね!!

     臘梅に主役をゆづる空の青 /勝美
    そりゃ臘梅園ですからね。
    でも、この日の空はダブル主演のようでしたよ。
    お互いを引き立てあっていました。ラッキーデーでした。

     剣山にまがふ棘棘春の蟹 /勝美
    打って変わって、こちらは深海。
    山の上から深海に突入。
    深海にいて、なぜこんなピンク?なんのために?と不思議。
    その上、爪が小さい。ピンセットのような爪を持っています。
    深海から地上の水槽に連れてこられて、泡食ってないといいですね。

  5. 今しがた3月号の校正終わって帰ったところ。コメントありがと。此岸から彼岸へと空中散歩、上天気でよかったね。後ろの尾根を歩いて23番札所へ行ったような気がするけど。下りは視野が開けるから楽しいだろうねえ。秩父の風は冷たかったかね。長瀞の岩畳も懐かしいねえ。昔勤めてた頃舟遊びして鮎料理のお昼を食べたのも思い出す。夏には天然氷のかき氷が食べられるのだよねえ。青空と臘梅、青と黄色の取り合わせは目に鮮やかだねえ。どっちも主役か。打って変わって品川水族館の蟹は深海蟹だと?深海魚だと引き上げると眼球が飛び出すそうだけど、甲羅のおかげで水圧関係は無関係なのかね。暗黒の海底で鮮やかな赤は意味あるのかなあ。面白いねえ。

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