ひねもす俳句:時々刻々

触手延ぶ茅花流しに誘はれて

触手延ぶ茅花流しに誘はれて /勝美

夏書いま終息の刻待つばかり /勝美

夏書いま終息の刻待つばかり
井の中に藪蚊縞蚊の影なかり

井の中に藪蚊縞蚊の影なかり /勝美

紫の上夏風邪を召されしや /勝美

紫の上夏風邪を召されしや
涼しさや荻須の好む裏通り

涼しさや荻須の好む裏通り /勝美

7 thoughts on “ひねもす俳句:時々刻々

  1. 相かわらずの駄句の羅列で汗だくだく。コロナウイルスからなかなか離れられないというか徹底して利用しようとするつまらない根性かも。「夏書(げがき)」という季語が使いたかっただけ。神妙な宗教的心境に縁遠いのですが。井桁の組まれているまさに典型的な井戸の佇まいですねえ。中はどうなっているのやら、水が溜まっているのか。紫陽花の紫は源氏物語の「紫の上」に空想が飛んで行きました。安直といえば安直ですが。最後の建物と路地の感じは荻須高徳のパリへと飛んで行きました。これもお手軽なところでお茶を濁してしまいました。

    1. 感想コメント前に。
      井桁の写真はただのモニュメント!ちょっと離れた所に青いポンプ式の井戸があります。
      ここは出井の泉公園。紫陽花の名所でもあります。

  2. あの井桁は飾り物だったか。井桁といえばうらわの俳人の家の家紋は丸に井桁という素っ気ない紋だよ。昔は福山の神辺城に仕えた武士だったらしいけれどね。

  3.  触手延ぶ茅花流しに誘はれて /勝美
    「茅花流し」、初めて知った! ふ〜ん、これはいい季語!
    これからは、茅萱がさら〜っと吹かれているのを見たらこの季語を思うことにする!

     夏書いま終息の刻待つばかり /勝美
    「夏書」という季語があるんだ。「冬書」もあるのかな?
    きっと日本のどこかで、句にあるような気持ちで本当に夏書しているひとが、
    いるに違い無い。

     井の中に藪蚊縞蚊の影なかり /勝美
    井桁の井戸ってあまり見たことがないです。
    丸いのはあるけど。
    ちなみにここの地下水は水質がよかったらしいので、
    ボウフラはいませんね!!
    案内板をよくみてみたら、相当古くからある井戸で、戦前までは野菜の出荷前にここで洗っていたとか。その後都市化で埋め立てられたが、平成に入って児童公園にするってんでボーリングしたら地下水がまだ湧いていたらしい。
    で、地下を観察できる井戸を設置したらしいよ。まさかこの井桁?
    もう一回行ってみようかな。

     紫の上夏風邪を召されしや /勝美
    この紫陽花の花(ガク)の細工の細かいこと!
    源氏物語のヒロインに例えるにはお誂え向きですかね。

     涼しさや荻須の好む裏通り /勝美
    ふうん、荻須高徳。ユトリロではなく?
    裏通りならもっと裏通りっぽい路地がたくさんあるんだけど…。
    分かれ道の写真なので、なにかそういう意味合いを含んだ
    句が来るかと思いきや、ですね。
    まあ、涼しい方の道をえらんだけれど!

  4. 今回も無難な出来上がりかなあ、と思っています。さて獺祭八月号が創刊九十五年にあたるので特集号を組む予定です。今度はみんなで校正作業ができそう。獺祭賞受賞者の特別作品の掲載を計画している。勝美は「夏山十句」の予定。他にも色々。

  5. 触手延ぶ茅花流しに誘はれて /勝美
    奇麗な優しい詠み口ですね。下句に趣向の余地があるようです。
    添削のつもりはありませんが「踏ん張りぬ」

  6. 邦夫さんへ お暑いところわざわざお越しくださって恐縮です。なるほど推敲などろくにせず、一丁上がりでお披露目してしまう悪い癖。(相棒の右京さんの口癖ですが)。ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です