ひねもす俳句:身軽に五月 2017年5月16日2017年5月21日 pure2 ひねもす俳句 夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美 ブリアサヴァラン夏痩せ知らぬ食べつぷり /勝美 彫刻にはたと着きけり道をしへ /勝美 真菰刈る湿地取り巻く住宅地 /勝美 開発は身近に迫り源五郎 /勝美
五月も半ば。赤塚植物園と東京大仏の吟行を予定しています。晴雨にかかわらず吟行は何より。 俳句は「座の文学」とて句会が楽しい。作る楽しみ、選ぶ楽しみ、選ばれることは無上の喜び。 一杯飲みながらの侃侃諤諤は応えられませんね。さてと今回の5句いかがでしょうか。あまり発想を遠くへは飛ばせなかったですが、鑑賞のほどよしなに。 返信
>夏座敷開け竹林の風を聴く 竹林独特の静けさというものがありますよね。 涼しげでもあり、時には夏の真昼なのに、ふと怖くなったりしたことを思い出します。 >ブリアサヴァラン夏痩せ知らぬ食べつぷり 日本では、ナチュラルチーズをもっと造るべきです。 >彫刻にはたと着きけり道をしへ もし、野良犬に導かれてここにきたとしたら、犬は何を言いたかったんだろう?と悩んでしまいそうです。 >真菰刈る湿地取り巻く住宅地 夏の夜にはヤモリが窓に貼りつくパターンですね。 >開発は身近に迫り源五郎 開発反対運動をやってるゲンゴロウの姿が目に浮かびます。 でも、工事が終わってみるとあんまり前と変わらずスイスイ泳いでそうです。 返信
横浜句会では、毎月の句会の後の食事会がとても楽しみです。 特に、参加者それぞれが、今日の句会で気になった句を取り上げての、食事しながらの意見交換は大変に有益で、面白い勉強会になっています。 勝美さんからも、色々と参考になる忌憚のないご意見を賜り、深く感謝しています。 いつも有難うございます。 今回も、率直に私なりの思った感想を述べさせて頂きました。 夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美 朝晩はまだ肌寒いものの、日中はもう暑くなってきましたね。 この様な時に、障子戸を開けて、竹林からの風を部屋の中に入れますと、部屋中が一気に爽やかになり、気分も新たになりますね。本当に夏を実感させて呉れるひと時ですね。その一瞬の爽やかさを上手く捉えて、見事に一句、仕上げましたね。 ブリアサヴァラン夏痩せ知らぬ食べつぷり /勝美 甘いラム酒のシロップに漬けたサバランは、私も大好きです。 特に、蒸し暑いこの時期になりますと、どうしても食欲が無くなり、夏痩せをし勝ちですが、甘い洋酒漬けの美味しい洋菓子だと、ついつい手が出て、食べ過ぎてしまう様ですね。 この「夏痩せ知らぬ食べっぷり」という表現は、当を得て妙ですね。 美味しい物を食べる時の実感が良く出ていますね。 彫刻にはたと着きけり道をしへ /勝美 添付の写真を拡大して、よく見てみましたが、写真そのものが一寸暗かった性もあってか、「道をしえ」は見当たりませんでしたね。 でも、きっと、「道をしえ」が彫刻にはたと張り付いていたのでしょうね。 私なら、あんな2センチ程の小さな虫ですので、その場に居ても、きっと、うっかりして、見逃してしまった事でしょうね。 勝美さんのお近くの公園の様ですが、その注意力の鋭さには恐れ入りました。 脱帽ですね。 良い句に仕上がりましたね。 真菰刈る湿地取り巻く住宅地 /勝美 この真菰の繁っている写真の湿地は、周りを住宅地に取り巻かれているのですね。 とすると、何れ近い内に、この湿地も住宅地になってしまうのでしょうかね。 そうなりますと、「真菰刈る」という昔ながらの風物詩も、私たちの周りから消えて行ってしまうのか?と思いますと、何か大変寂しい気持ちになりますね。 この一枚の写真から、その辺りの心情を上手く捉えて、見事に一句、仕立て上げましたね。 開発は身近に迫り源五郎 /勝美 この句も、「眞菰刈る」と同じ心境の句ですね。 、「源五郎」は今はまだ何も知らずに、自由に泳ぎ廻っていますが、この湿地帯も、やがて近い内には開発されて、無くなってしまうのでしょうね。 その先行きに思いを馳せての一句なのでしょうが、勝美さんの優しい心情が盛り込まれた素晴らしい句に仕上がりましたね。 返信
喜信さん おはようございます。コメントありがとうございます。ひねもす俳句がやっと1冊の写真俳句集として書物の形になりました。折りがあればご覧ください。コメントには感謝しています。俳句と写真とコメントで三位一体なのですがねえ。これからもよしなに。 返信
梅雨に入る前の気候のよいときです。 竹林と言えば京都の竹林公園が懐かしく思い出されます。 京都のちょっとした穴場でした。 ゲンゴロウはもう絶滅危惧種ですね。日本の戦後の復興 とともに消えていってしまいました。 もう一度生きものたちの当たり前に見られる野山に還れる と良いですね。 ひねもす俳句:身軽の五月から 夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美 開発は身近に迫り源五郎 /勝美 返信
新形式のひねもす俳句「身軽に五月」拝見しました。 今年は雨が少なく梅雨入りが遅れそうですが、梅雨入りの前に真夏日が来て夏の暑さが今から心配です。 例によって勝手な感想を、 ◆夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美 風を聴くが眼目ですね。気持の良さが伝わって来ます。 ◆真菰刈る湿地取り巻く住宅地 /勝美 友人が真菰の発酵酵素化事業をやっており、今年の春は真菰の芽を賞味する機会がありました。宅地開発の進む現代を嘆く句ですね。 ◆開発は身近に迫り源五郎 /勝美 源五郎自体が懐かしい言葉になりました。子供の頃は捉まえてきて飼った記憶がありますが、最近はペットショップで買って来る由、それほど既にいなくなってしまったのでしょう。 返信
勝美先生、六月の句会も、沢山学ぶことができました。 そして、いつも素敵なページをありがとうございます。コメントをお休みしている間に、写真も大きくなり、記載方法も変わり、さらに素敵なブログなり、ワクワクしています♪ ◆夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美 竹の匂いが、してくるようです。写真の竹も素晴らしいです。そんな座敷で、 ひと時を過ごしてみたいです! ◆ブリアサヴァラン夏痩せ知らぬ食べつぷり /勝美 チーズとワインで、食が進み、気付いたらウエストがきつい!ということは、よくあることだなあと。チーズ大好きな私には、そのものズバリ!まさに共感を呼ぶ句です。 ◆開発は身近に迫り源五郎 /勝美 これから、自分の身はどうなるのだろう!?というゲンゴロウの気持ちが伝わるようで面白いです! 人間の世界でも、よくあることだなあって思います。 返信
五月も半ば。赤塚植物園と東京大仏の吟行を予定しています。晴雨にかかわらず吟行は何より。
俳句は「座の文学」とて句会が楽しい。作る楽しみ、選ぶ楽しみ、選ばれることは無上の喜び。
一杯飲みながらの侃侃諤諤は応えられませんね。さてと今回の5句いかがでしょうか。あまり発想を遠くへは飛ばせなかったですが、鑑賞のほどよしなに。
>夏座敷開け竹林の風を聴く
竹林独特の静けさというものがありますよね。
涼しげでもあり、時には夏の真昼なのに、ふと怖くなったりしたことを思い出します。
>ブリアサヴァラン夏痩せ知らぬ食べつぷり
日本では、ナチュラルチーズをもっと造るべきです。
>彫刻にはたと着きけり道をしへ
もし、野良犬に導かれてここにきたとしたら、犬は何を言いたかったんだろう?と悩んでしまいそうです。
>真菰刈る湿地取り巻く住宅地
夏の夜にはヤモリが窓に貼りつくパターンですね。
>開発は身近に迫り源五郎
開発反対運動をやってるゲンゴロウの姿が目に浮かびます。
でも、工事が終わってみるとあんまり前と変わらずスイスイ泳いでそうです。
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます、もう夏の始まり、どこかへ出かけたくなりますねえ。近場でもまだまだ知らない場所ありますよね。ふらりと出かけましょう。
横浜句会では、毎月の句会の後の食事会がとても楽しみです。 特に、参加者それぞれが、今日の句会で気になった句を取り上げての、食事しながらの意見交換は大変に有益で、面白い勉強会になっています。 勝美さんからも、色々と参考になる忌憚のないご意見を賜り、深く感謝しています。 いつも有難うございます。
今回も、率直に私なりの思った感想を述べさせて頂きました。
夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美
朝晩はまだ肌寒いものの、日中はもう暑くなってきましたね。 この様な時に、障子戸を開けて、竹林からの風を部屋の中に入れますと、部屋中が一気に爽やかになり、気分も新たになりますね。本当に夏を実感させて呉れるひと時ですね。その一瞬の爽やかさを上手く捉えて、見事に一句、仕上げましたね。
ブリアサヴァラン夏痩せ知らぬ食べつぷり /勝美
甘いラム酒のシロップに漬けたサバランは、私も大好きです。 特に、蒸し暑いこの時期になりますと、どうしても食欲が無くなり、夏痩せをし勝ちですが、甘い洋酒漬けの美味しい洋菓子だと、ついつい手が出て、食べ過ぎてしまう様ですね。
この「夏痩せ知らぬ食べっぷり」という表現は、当を得て妙ですね。 美味しい物を食べる時の実感が良く出ていますね。
彫刻にはたと着きけり道をしへ /勝美
添付の写真を拡大して、よく見てみましたが、写真そのものが一寸暗かった性もあってか、「道をしえ」は見当たりませんでしたね。 でも、きっと、「道をしえ」が彫刻にはたと張り付いていたのでしょうね。
私なら、あんな2センチ程の小さな虫ですので、その場に居ても、きっと、うっかりして、見逃してしまった事でしょうね。 勝美さんのお近くの公園の様ですが、その注意力の鋭さには恐れ入りました。 脱帽ですね。 良い句に仕上がりましたね。
真菰刈る湿地取り巻く住宅地 /勝美
この真菰の繁っている写真の湿地は、周りを住宅地に取り巻かれているのですね。 とすると、何れ近い内に、この湿地も住宅地になってしまうのでしょうかね。 そうなりますと、「真菰刈る」という昔ながらの風物詩も、私たちの周りから消えて行ってしまうのか?と思いますと、何か大変寂しい気持ちになりますね。 この一枚の写真から、その辺りの心情を上手く捉えて、見事に一句、仕立て上げましたね。
開発は身近に迫り源五郎 /勝美
この句も、「眞菰刈る」と同じ心境の句ですね。 、「源五郎」は今はまだ何も知らずに、自由に泳ぎ廻っていますが、この湿地帯も、やがて近い内には開発されて、無くなってしまうのでしょうね。 その先行きに思いを馳せての一句なのでしょうが、勝美さんの優しい心情が盛り込まれた素晴らしい句に仕上がりましたね。
喜信さん おはようございます。コメントありがとうございます。ひねもす俳句がやっと1冊の写真俳句集として書物の形になりました。折りがあればご覧ください。コメントには感謝しています。俳句と写真とコメントで三位一体なのですがねえ。これからもよしなに。
梅雨に入る前の気候のよいときです。
竹林と言えば京都の竹林公園が懐かしく思い出されます。
京都のちょっとした穴場でした。
ゲンゴロウはもう絶滅危惧種ですね。日本の戦後の復興
とともに消えていってしまいました。
もう一度生きものたちの当たり前に見られる野山に還れる
と良いですね。
ひねもす俳句:身軽の五月から
夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美
開発は身近に迫り源五郎 /勝美
由人さんへ 新しいひねもす819へのコメントありがとうございます。これからはこのスタイルとなります。よろしくお願いします。
新形式のひねもす俳句「身軽に五月」拝見しました。
今年は雨が少なく梅雨入りが遅れそうですが、梅雨入りの前に真夏日が来て夏の暑さが今から心配です。
例によって勝手な感想を、
◆夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美
風を聴くが眼目ですね。気持の良さが伝わって来ます。
◆真菰刈る湿地取り巻く住宅地 /勝美
友人が真菰の発酵酵素化事業をやっており、今年の春は真菰の芽を賞味する機会がありました。宅地開発の進む現代を嘆く句ですね。
◆開発は身近に迫り源五郎 /勝美
源五郎自体が懐かしい言葉になりました。子供の頃は捉まえてきて飼った記憶がありますが、最近はペットショップで買って来る由、それほど既にいなくなってしまったのでしょう。
要介さん こんにちは。コメントありがとうございます。先日矢口句会の事を聞きました。時間の折り合いがつけばお邪魔してみたいなあと思っています。そのうち顔を出すかもです。どうぞよしなに。
勝美先生、六月の句会も、沢山学ぶことができました。
そして、いつも素敵なページをありがとうございます。コメントをお休みしている間に、写真も大きくなり、記載方法も変わり、さらに素敵なブログなり、ワクワクしています♪
◆夏座敷開け竹林の風を聴く /勝美
竹の匂いが、してくるようです。写真の竹も素晴らしいです。そんな座敷で、
ひと時を過ごしてみたいです!
◆ブリアサヴァラン夏痩せ知らぬ食べつぷり /勝美
チーズとワインで、食が進み、気付いたらウエストがきつい!ということは、よくあることだなあと。チーズ大好きな私には、そのものズバリ!まさに共感を呼ぶ句です。
◆開発は身近に迫り源五郎 /勝美
これから、自分の身はどうなるのだろう!?というゲンゴロウの気持ちが伝わるようで面白いです!
人間の世界でも、よくあることだなあって思います。
知意子さん おはようございます。赤ちゃんの発育が楽しみですねえ。コメントありがとう。徐々に新しいひねもす俳句にコメントください。楽しみにしています。7月の横浜も楽しみです。