ひねもす俳句:日々新し

ちりめんじゃこ
碧玉の青さ弥増す夏は来ぬ  /勝美

ケセラン

緑さす眼底検査異常なし   /勝美

若葉

部屋といふ部屋に命や若葉光 /勝美

めだか

亀鳴くや空に微塵の粒子浮く /勝美

緑道の魚

掻掘や酒の肴に泥鰌鍋    /勝美

「ひねもす俳句:日々新し」への12件のフィードバック

  1. >玉の青さ弥増す夏は来ぬ
    年中売ってるちりめんですが、なぜだか夏の訪れを感じます。
    >緑さす眼底検査異常なし
    眼底検査を何度も受けていると、「これで異常が本当に見つかるのだろうか?」と思ってしまいます。
    >部屋といふ部屋に命や若葉光
    真冬に全部葉が落ちた木を見ると、死んでしまったんじゃないかと心配になります。
    そして春の若葉の勢いをみて、ほっと安心します。
    >亀鳴くや空に微塵の粒子浮く
    メダカはどこに行っても1匹100円と安定した値段ですね。
    >掻堀や酒の肴に泥鰌鍋
    最近、テレビで「池をさらう」番組が流行っているようです。
    確かに何が沈んているのか気になるところです。

  2. のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。5月6日はどうぞよろしう。

  3. 碧玉の青さ弥増す夏は来ぬ  /勝美
    これは生まれたばかりの魚の子供ですね。この眼をじっと見ていますと、更に吸い込まれそうな深みのある青い眼をしていますね。確かに、何か夏を感じさせられますね。季語の「夏は来ぬ」には感覚的に繋がりますね。
    緑さす眼底検査異常なし   /勝美
     私も眼底検査はよくやられますが、「異常なし」と言わますと、正直、ホッとしますね。「緑さす」は、その「ホッとした気持」に、何か相通じるものを感じました。これは所謂、心象俳句の一種ですかね。
    部屋といふ部屋に命や若葉光 /勝美
     この中央の若葉の大樹の周りには、超高層のマンションが林立していますね。そして、このそれぞれの部屋には、それぞれの命が暮らしているのですね。そう考えますと、この無機的な建物にも、生き生きとした生命が感じられますね。季語の「若葉光」と相まって、良い句に仕上がりましたね。
    亀鳴くや空に微塵の粒子浮く /勝美
     これはメダカの泳いでいる水槽ですかね。この水槽を空に例えて、空想の季語「亀鳴くや」を結びつけて、見事に一句仕上げましたね。勝美さんの作句の技の勝利ですね。
    掻掘や酒の肴に泥鰌鍋    /勝美
     大きな泥鰌ですね。この道は雨が降ると、川の様に水が流れるのですかね。この道を掻掘に見立てて「酒の肴に泥鰌鍋」なんて、ユーモアがあって楽しい俳句ですね。
    今回も、色々と勉強させて頂きました。
    有難うございました。

  4. 喜信さん こんにちは。コメントありがとう。吟行参加を期待していたのですが、楽しかったですよ。次回にはぜひ。

  5. 勝美さんお誕生日おめでとうございます。元気溌剌、本当に幸せな様子嬉しく思います。吟行お天気に恵まれ楽しい時間でしたね。由人さん、ねねさんのおかげで俳句の幅が広がり感謝です。
    部屋といふ部屋に命や若葉光  勝美
    写生の中に感じる物がありますね。それぞれの生活見えてきます。
    亀鳴くや空に微塵の粒子浮く  勝美
    水槽を空に見立てるとは驚き。亀鳴くの季語いいですね。
    緑さす眼底検査異常なし    勝美
    写真いいですね。本当に眼底に見えてきました。
    これからも元気に、我々後輩を導いて下さい。

  6. ハカリさん おはようございます。吟行楽しかったですね。これからもどうぞよろしくです。コメント有難うございます。眼前これ全て句材と言うこの頃です。ご一緒に俳句世界で遊びましょう。大先輩から後輩とはご冗談を。みんな仲間やで。

  7.  碧玉の青さ弥増す夏は来ぬ  /勝美
    ちりめん山椒をみて、うちの10歳曰く「うわ〜目がたくさん!」
    確かにたくさんの小〜さい目がキラキラしてて、
    こんな目で海を泳いでいたのかと思うと、なんか食べるのが気の毒になってしまった。
    いや、美味しく戴きましたけどね。
     緑さす眼底検査異常なし   /勝美
    これほんとはタンポポのような花をつける雑草。
    たぶんオニタビラコの綿毛。
    スマホに装着するマクロレンズで撮影してます。
    「よかったですね」と言いたくなるような句。
     部屋といふ部屋に命や若葉光 /勝美
    青空に新緑って、本当に清々しい。団地の中の樹でも。
    「さあ、やるぞ!」という気にさせてくれます。
    木のやる気が伝わってくるんでしょうかね。
    この季節が一番好きだなぁ。
     亀鳴くや空に微塵の粒子浮く /勝美
    また黄砂だ。春霞。写真のつぶつぶはエサかな?砂かな。
    季語は面白いねぇ。地上の亀が空見て憂いてるみたい。
    「粒子浮く」は定まらない感じがいいですね。
     掻掘や酒の肴に泥鰌鍋    /勝美
    これ謎の歩道。
    氷に魚を埋め込んだ九州のアイススケート場みたい。
    昔はここはこんなでしたってことを表してるんでしょうね。
    泥鰌鍋になる前のドジョウがここに!

  8. 今日は獺祭誌5月号の発送の仕事で高田馬場へ行ってきた。
    コメントありがとう。ちりめんじゃこの目がこんなに青いとは知らなかった。眼底検査など受けたこともない。季語の「緑さす」が決まっているとは思いますが。若葉には若葉光、生き生き感。「亀鳴く」は春の季語ですけれど変な季語ですねえ。泥鰌鍋は夏の季語。池さらえが井の頭や他でもありました。浅草の駒形どぜうまた行きたいです。

  9. 先日の浜離宮、お世話さまでした。
    天気がよくてよい吟行日和でした。
    久しぶりの浜離宮でしたが周りの景色がすっかり
    変わっていましたね。
    でも、離宮の中は変わっていなくて安心しました。
    今月のお気に入り二句です。
    緑さす眼底検査異常なし   /勝美
    碧玉の青さ弥増す夏は来ぬ  /勝美

  10. 由人さん こんにちは。コメントありがとうございます。眼底検査など受けたことないのですが、綿毛が眼底写真を連想させ目薬さすにつながったので季語の緑立つに至ったというわけです。目玉つながりでした。話変わって今度の山河賞の作品は獺祭にとっては難解でした。

  11. ゴールデンウイークも残り少なくなって来ました。
    今回も楽しい5句のご紹介有難うございます。
    例によって遅れ馳せの一言、失礼致します。
    ◆碧玉の青さ弥増す夏は来ぬ  /勝美
     月別のテーマとして、2月は光、3月は湿、4月は緑、5月は茂か、などと勝手に決めています。緑の句は良いですね。全ての色が濃くなる夏です。ちりめんの目玉には驚きました。
    ◆緑さす眼底検査異常なし   /勝美
     本当に眼底写真にみえます、ルーペの世界も句材になるのですね。緑と眼底検査から緑内障を思ってしまいました、御免なさい。でも異常なしで良かった良かった。
    ◆部屋といふ部屋に命や若葉光 /勝美
     爽やかな一句、命が効いています。
    ◆亀鳴くや空に微塵の粒子浮く /勝美
     今日は黄砂の予報が出ています。まさに亀鳴くとしか言えませんね。
    ◆掻掘や酒の肴に泥鰌鍋    /勝美
     本当に掻掘に見えますね。太った泥鰌、力がつきそうです。

  12. 要介さん こんにちは。コメントありがとうございます。もはや汗ばむほどの陽気。ゴールデンウイークも終わりどこへも出歩かずに受贈他誌鑑賞などパソコンに向かっています。編集やってますと時間の速さが身にしみます。俳壇年鑑で団扇の句を拝見しました。芋銭といえば河童ですねえ。

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