ひねもす俳句:時の流れ 2015年6月9日2015年6月9日 pure2 ひねもす俳句 時の日や看板舊きままで良し /勝美 夏登山岩場で煙草吹かしけり /勝美 埋立てて市街地となる旱雲 /勝美 睡蓮や濁世に一花汚れずに /勝美 温暖化すすむ臭木の花咲けり /勝美
>時の日や看板舊きままで良し 日本人が時間に正確なのは、昔からというわけではなく、 この「時の日」を制定して、毎年大々的なキャンペーン行なって意識を改革したそうです。 >夏登山岩場で煙草吹かしけり このタバコなら吹かされても空気は汚れないですね。 >埋立てて市街地となる旱雲 写真とは別の場所ですが、蔵前というのは、江戸時代に隅田川を埋め立ててできた街だそうです。今ではすっかり大都会ですが、そこから雲は見えるのですしょうか。 >睡蓮や濁世に一花汚れずに いつかは蓮の花が開く音を聞いてみたいものです。 >温暖化すすむ臭木の花咲けり 温暖化は実際に起こっているのでしょうか? どうも、声の大きい人の方に地球環境もいろいろ左右されているようです。 返信
時の日や看板舊きままで良し /勝美 確かにその通りですね。昨今は、何でも新しいものを求める傾向がありますが、特に看板なんかは、年期の入った舊いものの方が歴史を感じられて良いですね。時の記念日という季語もピッタリですね。お見事です。 夏登山岩場で煙草吹かしけり /勝美 「ホッと一息」の瞬間ですね。如何にも「ここまで登って来たんだ」という充実感が見事に表現されていますね。その心情を「タバコを吸う」という事で、上手く表現されましたね。 勝美さんも、昔は煙草を吸っていましたね。私も同じです。 今は、吸っていませんが、こんな時の煙草はたまりませんね。 きっと、最高でしょうね。全く同感です。 埋立てて市街地となる旱雲 /勝美 海なのか?沼なのか?よくわかりませんが、今、埋め立て工事の真っ最中ということですね。ここも、やがては家々が立ち並び、市街地として発展していくのかもしれませんね。 早く造成地が完成するようにという願いを込めた意味からしますと、この場合の「旱」=「天の恵み」ですね。 勝美さんの優しい心情が良く現れた素敵な句ですね。 季語の選び方に、勝美さんの心の優しさを感じます。 睡蓮や濁世に一花汚れずに /勝美 睡蓮という花は清楚な花で、仏様を連想します。この汚れ切った世の中で、汚れずに素敵な花を咲かせて呉れた睡蓮に 感謝の心を込めての一句。見事に仕上げましたね。感心しました。 温暖化すすむ臭木の花咲けり /勝美 もう臭木の花が咲いていますか?早いですね。これも地球温暖化の影響で、花の咲く時期も狂って来てしまったのかもしれませんね。 でも、この早い時期に、臭木の花を、良く見つけましたね。そして、勝美さんは、この地球の異変を「臭木の花」に結びつけて、見事に一句仕上げましたね。お見事でした。 久しぶりに、勝美さんの句を拝見し「俳句なんて、何処にでも題材は転がっている」ということを、改めて、再認識させられました。 良い勉強になりました。有難うございました。 2015.6.9 田中 喜信 (⇒貴信ではありません) 返信
のうそうさん 久しぶり感があります。コメントありがとう。ミラノ万博の件大変だったようですね。 喜信さんへ 横浜句会ではお世話さまでした。次月は欠席されるよし、残念です。久しぶりのコメント感謝です。これからもよしなに。 返信
うらわの俳人様 渓春です。今日は梅雨の晴れ間の好天に恵まれました。時の流れの題に相応しい句ばかりです。以下選んでいただきます。 時の日や看板舊きままで良し /勝美 旧い看板は何とも郷愁をそそられます。今でも田舎の街の商店で運が良ければ見かけますね、福助足袋、金鳥蚊取り線香などは懐かしいです。今やネットオークションでいろいろ売っていて、ビクターワンちゃんのホーロー看板などはびっくりするほどのお宝価格です。(笑)旧い看板は時の日の季語にぴったりあっていると思います。 埋立てて市街地となる旱雲 /勝美 旱雲の季語があるのを初めて知りました。晴れ渡った空に点々と雲が散らばっている光景ですね、これをひでり雲と名付けた感性にも感心します。ところで、埋め立てられた土地と言うのは、下は海か沼でしたから大地と言えるのでしょうか、今や立派な市街地でも、“仮の大地”と考えるとちょっと心配でもあります。 睡蓮や濁世に一花汚れずに /勝美 穢れのない睡蓮、濁世にという表現が良いですね。睡蓮は泥の中で育って伸びてくるのですから、何とも意味深長ともいえる句ではないでしょうか。清濁併せ呑むといいますが、大輪の睡蓮は度量が大きく何事も受け入れる大人の風格さえ感じます。お釈迦様が睡蓮の台座に座っておられるのも美しい花を咲かせるためには泥が必要だという事を伝えるためだ、と聞いたことがあります。 今回もいろいろ楽しみました。有難うございました。 返信
時の流れを拝見しました。 今日は久しぶりに房総半島をドライブしてきました。 東京湾アクアラインを経由して高速館山道、そして鴨川に 抜け太海、仁右衛門島から白浜へのコースは快適です。 特に千倉を通り白浜へのフラワーラインはいつの季節でも よいところです。 今ごろは紅白の夾竹桃が満開で見ごろでした。 今月のお気に入り二句です。 時の日や看板舊きままで良し /勝美 埋立てて市街地となる旱雲 /勝美 返信
今回は、五句通しで見るとタイトル「時の流れ」が活きてきますね。 次々と宅地造成され人が移り住むようになる山や田んぼや海。 ウチの近所でも、余所のお宅ながら 気に入っていたお庭を取り壊してマンションになる所が チラホラ。 もう元には戻らない寂しさがあります。 「古いままで良し!」なのにねぇ。 人間が勝手に陣地を拡げ好き放題していても、 毎年花は咲いてくれます。 それが救いかなぁ。 返信
awaさん おはようさん。身体の調子早くよくなって欲しいです。 ひねもす俳句のタイトルは5句に通底するものをと捻ってつけています。今回は自然も人生も時の過ぎ行くままに、と唄の一節みたいになってしまいましたが。 返信
こんばんは、 ひねもす俳句:時の流れ、のご紹介有難うございます。 獺祭千号記念大会のご準備、大変ですね。 ご無理をなさいませんようにご自愛ください! 以下感じるままに、 ◆時の日や看板舊きままで良し /勝美 右書きの看板は珍しいですね。写真で本字右書きの看板と店頭の自動販売機の対象が面白く、句の「時の日」にうまく嵌りました。 ◆埋立てて市街地となる旱雲 /勝美 池か入江か如何にも埋立地のような景色ですね。旱雲に天候依存性の残る事が偲ばれます。 ◆睡蓮や濁世に一花汚れずに /勝美 過日吟行で行った勝美さんお馴染みの深川芭蕉庵近くの芭蕉稲荷で、小鉢に咲かせた姫睡蓮一花が印象的でした。 過日「航」榎本主宰の今年度俳人協会評論賞受賞祝賀の集りをやっと終えました。行事と云うものは無事に終わって当り前で気苦労だけが多いですね。 返信
>時の日や看板舊きままで良し
日本人が時間に正確なのは、昔からというわけではなく、
この「時の日」を制定して、毎年大々的なキャンペーン行なって意識を改革したそうです。
>夏登山岩場で煙草吹かしけり
このタバコなら吹かされても空気は汚れないですね。
>埋立てて市街地となる旱雲
写真とは別の場所ですが、蔵前というのは、江戸時代に隅田川を埋め立ててできた街だそうです。今ではすっかり大都会ですが、そこから雲は見えるのですしょうか。
>睡蓮や濁世に一花汚れずに
いつかは蓮の花が開く音を聞いてみたいものです。
>温暖化すすむ臭木の花咲けり
温暖化は実際に起こっているのでしょうか?
どうも、声の大きい人の方に地球環境もいろいろ左右されているようです。
時の日や看板舊きままで良し /勝美
確かにその通りですね。昨今は、何でも新しいものを求める傾向がありますが、特に看板なんかは、年期の入った舊いものの方が歴史を感じられて良いですね。時の記念日という季語もピッタリですね。お見事です。
夏登山岩場で煙草吹かしけり /勝美
「ホッと一息」の瞬間ですね。如何にも「ここまで登って来たんだ」という充実感が見事に表現されていますね。その心情を「タバコを吸う」という事で、上手く表現されましたね。
勝美さんも、昔は煙草を吸っていましたね。私も同じです。
今は、吸っていませんが、こんな時の煙草はたまりませんね。
きっと、最高でしょうね。全く同感です。
埋立てて市街地となる旱雲 /勝美
海なのか?沼なのか?よくわかりませんが、今、埋め立て工事の真っ最中ということですね。ここも、やがては家々が立ち並び、市街地として発展していくのかもしれませんね。
早く造成地が完成するようにという願いを込めた意味からしますと、この場合の「旱」=「天の恵み」ですね。
勝美さんの優しい心情が良く現れた素敵な句ですね。
季語の選び方に、勝美さんの心の優しさを感じます。
睡蓮や濁世に一花汚れずに /勝美
睡蓮という花は清楚な花で、仏様を連想します。この汚れ切った世の中で、汚れずに素敵な花を咲かせて呉れた睡蓮に
感謝の心を込めての一句。見事に仕上げましたね。感心しました。
温暖化すすむ臭木の花咲けり /勝美
もう臭木の花が咲いていますか?早いですね。これも地球温暖化の影響で、花の咲く時期も狂って来てしまったのかもしれませんね。
でも、この早い時期に、臭木の花を、良く見つけましたね。そして、勝美さんは、この地球の異変を「臭木の花」に結びつけて、見事に一句仕上げましたね。お見事でした。
久しぶりに、勝美さんの句を拝見し「俳句なんて、何処にでも題材は転がっている」ということを、改めて、再認識させられました。
良い勉強になりました。有難うございました。
2015.6.9 田中 喜信
(⇒貴信ではありません)
のうそうさん 久しぶり感があります。コメントありがとう。ミラノ万博の件大変だったようですね。
喜信さんへ 横浜句会ではお世話さまでした。次月は欠席されるよし、残念です。久しぶりのコメント感謝です。これからもよしなに。
「時の流れ」のうち私の一番好きな一句は
〇時の日や看板舊きままで良し」です。
時の流れにさらされることでますます深い何かを語る看板が魅力的です。 千葉の徘徊老人
お元気ですか?
ご案内ありがとうございます。
昨日嫁友の俳句が趣味と言う若者と交流ありエネルギーを頂きました。俳句のご縁ですね。
月末楽しみにしてます。
埋め立て~頂きます。
ひつじさん 吟行は26日(金)晴雨を問わずやる予定です。
楽しみです。
うらわの俳人様 渓春です。今日は梅雨の晴れ間の好天に恵まれました。時の流れの題に相応しい句ばかりです。以下選んでいただきます。
時の日や看板舊きままで良し /勝美
旧い看板は何とも郷愁をそそられます。今でも田舎の街の商店で運が良ければ見かけますね、福助足袋、金鳥蚊取り線香などは懐かしいです。今やネットオークションでいろいろ売っていて、ビクターワンちゃんのホーロー看板などはびっくりするほどのお宝価格です。(笑)旧い看板は時の日の季語にぴったりあっていると思います。
埋立てて市街地となる旱雲 /勝美
旱雲の季語があるのを初めて知りました。晴れ渡った空に点々と雲が散らばっている光景ですね、これをひでり雲と名付けた感性にも感心します。ところで、埋め立てられた土地と言うのは、下は海か沼でしたから大地と言えるのでしょうか、今や立派な市街地でも、“仮の大地”と考えるとちょっと心配でもあります。
睡蓮や濁世に一花汚れずに /勝美
穢れのない睡蓮、濁世にという表現が良いですね。睡蓮は泥の中で育って伸びてくるのですから、何とも意味深長ともいえる句ではないでしょうか。清濁併せ呑むといいますが、大輪の睡蓮は度量が大きく何事も受け入れる大人の風格さえ感じます。お釈迦様が睡蓮の台座に座っておられるのも美しい花を咲かせるためには泥が必要だという事を伝えるためだ、と聞いたことがあります。
今回もいろいろ楽しみました。有難うございました。
溪春さん おはようございます。コメントありがとうございます。時の流れに飲まれて生きているこの頃です。獺祭の一千号記念大会も目前に迫りました。今日の準備委員会よろしくお願いします。
時の流れを拝見しました。
今日は久しぶりに房総半島をドライブしてきました。
東京湾アクアラインを経由して高速館山道、そして鴨川に
抜け太海、仁右衛門島から白浜へのコースは快適です。
特に千倉を通り白浜へのフラワーラインはいつの季節でも
よいところです。
今ごろは紅白の夾竹桃が満開で見ごろでした。
今月のお気に入り二句です。
時の日や看板舊きままで良し /勝美
埋立てて市街地となる旱雲 /勝美
今回は、五句通しで見るとタイトル「時の流れ」が活きてきますね。
次々と宅地造成され人が移り住むようになる山や田んぼや海。
ウチの近所でも、余所のお宅ながら
気に入っていたお庭を取り壊してマンションになる所が
チラホラ。
もう元には戻らない寂しさがあります。
「古いままで良し!」なのにねぇ。
人間が勝手に陣地を拡げ好き放題していても、
毎年花は咲いてくれます。
それが救いかなぁ。
由人さん 素敵なドライブだったようですね。UTR吟行は競馬場も検討しましたが極近場で考えています。そのうち連絡します。
awaさん おはようさん。身体の調子早くよくなって欲しいです。
ひねもす俳句のタイトルは5句に通底するものをと捻ってつけています。今回は自然も人生も時の過ぎ行くままに、と唄の一節みたいになってしまいましたが。
こんばんは、
ひねもす俳句:時の流れ、のご紹介有難うございます。
獺祭千号記念大会のご準備、大変ですね。
ご無理をなさいませんようにご自愛ください!
以下感じるままに、
◆時の日や看板舊きままで良し /勝美
右書きの看板は珍しいですね。写真で本字右書きの看板と店頭の自動販売機の対象が面白く、句の「時の日」にうまく嵌りました。
◆埋立てて市街地となる旱雲 /勝美
池か入江か如何にも埋立地のような景色ですね。旱雲に天候依存性の残る事が偲ばれます。
◆睡蓮や濁世に一花汚れずに /勝美
過日吟行で行った勝美さんお馴染みの深川芭蕉庵近くの芭蕉稲荷で、小鉢に咲かせた姫睡蓮一花が印象的でした。
過日「航」榎本主宰の今年度俳人協会評論賞受賞祝賀の集りをやっと終えました。行事と云うものは無事に終わって当り前で気苦労だけが多いですね。
要介さん おはようございます。お気遣いありがとうございます。お互いに元気に過ごしたいものですね。コメントありがとうございます。駄句から抜けきれないのですが、例のごとくしこしこやっております。