ひねもす俳句:暖かし 2015年3月15日2015年3月15日 pure2 ひねもす俳句 亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美 僥倖のあると知るべし青き踏む /勝美 目くるめく光のレビュー荷風の忌 /勝美 猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美 硬直の世に曲線の暖かし /勝美
亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美 「地面を撮って」の理由はこれでしたか。 人が写っていなければ「孤独に堪えきれず」にはならなかった? 僥倖のあると知るべし青き踏む /勝美 あるよ、ある。楽しかったねぇ散歩。 目くるめく光のレビュー荷風の忌 /勝美 荷風の作品はほとんど読んでないけれど、耽美派な荷風に この写真に「目くるめく光のレビュー」は、なるほどですね。 猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美 ほんとの猫の子が虚ろな目をしてたらイヤだけど、 絵の猫たちの表情、なかなかでしょ? 可愛くないばかりか、ちょっと怖い…。 硬直の世に曲線の暖かし /勝美 京王堀之内駅。 どうゆう経緯か知らないけれど、周りの直線的な普通の建物に このぐにゃっとした建造物がくっついてる。 あんまり出来がいいとも思えないんだけど、そこが「暖かし」なのかも知れませんね。 返信
亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美 ★ 家に籠もりっきりの日が少なくありません。「小人閑居し て不善を為す」わけでもなく、ただただ怠惰のゆえに、忍 び泣きも出来ません。 僥倖のあると知るべし青き踏む /勝美 ★ このお句に励まされて、そろそろ蟄居から青踏をという気 分になりました。 目くるめく光のレビュー荷風の忌 /勝美 ★ 学生の頃に、浅草のロック座(ストリップ劇場)で、奇し くも荷風大先生の謦咳に接したことがありました。そうい えば、スポットライトとミラーボールに彩られた踊り子に めくるめく思いでした。 猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美 ★ 完成前のお面でしょうか。数が揃うと無気味ですネ。この 景が句になるとは、畏れ入りました。 硬直の世に曲線の暖かし /勝美 ★ 情緒までが数値化されてしまう世の中…硬直とは言い得て妙 です。円(まどか)に繋がる曲線に癒されます。 また、また、好き勝手なコメントで楽しませていただきました。句が写真を語り、写真が句を語る…すばらしいです。 返信
うらわの俳人様 モバラ座の俳人渓春です。九十九里浜白子温泉の河津桜祭りもそろそろ終わりです。以下いただきです。 荒れ庭の古里に春戻り来し /勝美 ご存じ故郷の廃家、♪幾年ふるさと来てみれば咲く花鳴く鳥そよぐ風…♪を思わず口ずさみました…。生活の匂いがしない家は、春が訪れてもやはり物悲しい風情です。 哀しみは春の名残のジンタかな /勝美 ちんどん屋の姿は今ではほとんど見かけません。子供のころは商店街の開店大売り出しでちんどん屋が練り歩き空にはアドバルーンが沢山上がっていた光景を思い出します。ジンタッタ、ジンタッタ、ジンタッタ… 春は黄に檀香梅の自己主張 /勝美 檀香梅と言えば5年ほど前、青梅の吉野梅郷で見た記憶があります。見事な黄色というのは記憶にありますが残念ながら良い芳香がしたかどうかは覚えていません。お酒を飲んでいたせい?(笑)色も香りも独特な梅で、確かに自己主張していますね。その吉野梅郷はウイルス感染のため全山伐採と言うのですから、衝撃的な悲しいニュースでした。 返信
勝美さんへ 文字通り三寒四温の真っただ中の彼岸入りです。 先ず「暖かし」から感じる侭に、 ☆亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美 土中で亀が鳴くと云うのは面白いですね。きっと冬眠の夢が醒めかけたのでしょう。 ☆猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美 この猫の一家の仔猫の瞳は虚ろには見えませんが、それを虚ろと見た感覚はつぶらと逆で新しいと思います。 ☆硬直の世に曲線の暖かし /勝美 何処かで見たような景色と思い、記憶を辿った所、ガウディの設計したバルセロナのグエル公園の入口階段に思い当りました。タイルを敷き詰めた曲面の組合せは正にガウディの世界で製作者は苦心したでしょう。20世紀初頭から曲線の組合せを創作したガウディは硬直の世を予想し得たでしょうか。 返信
私の好きな一句 春来たる 哀しみは春の名残のジンタかな 春の過ぎ行く時の寂しさには言い様の無い虚しさを 覚えます。ジンタと響き合います。 暖かし 硬直の世に曲線の暖かし ままならない今生ですが、しかし本当は心を暖めて くれるもの(写真の曲線)に気が付いていないかも 知れない。(お彼岸の講話を聴いたばかり) 千葉の徘徊老人 返信
亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美
「地面を撮って」の理由はこれでしたか。
人が写っていなければ「孤独に堪えきれず」にはならなかった?
僥倖のあると知るべし青き踏む /勝美
あるよ、ある。楽しかったねぇ散歩。
目くるめく光のレビュー荷風の忌 /勝美
荷風の作品はほとんど読んでないけれど、耽美派な荷風に
この写真に「目くるめく光のレビュー」は、なるほどですね。
猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美
ほんとの猫の子が虚ろな目をしてたらイヤだけど、
絵の猫たちの表情、なかなかでしょ?
可愛くないばかりか、ちょっと怖い…。
硬直の世に曲線の暖かし /勝美
京王堀之内駅。
どうゆう経緯か知らないけれど、周りの直線的な普通の建物に
このぐにゃっとした建造物がくっついてる。
あんまり出来がいいとも思えないんだけど、そこが「暖かし」なのかも知れませんね。
awaさん おはようさん。赤塚の梅祭の和太鼓や子どもの武者行列は偶然行き会わせて楽しかった。上出来とは言えない俳句ですが、如何でしょうか。
亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美
★ 家に籠もりっきりの日が少なくありません。「小人閑居し て不善を為す」わけでもなく、ただただ怠惰のゆえに、忍 び泣きも出来ません。
僥倖のあると知るべし青き踏む /勝美
★ このお句に励まされて、そろそろ蟄居から青踏をという気
分になりました。
目くるめく光のレビュー荷風の忌 /勝美
★ 学生の頃に、浅草のロック座(ストリップ劇場)で、奇し くも荷風大先生の謦咳に接したことがありました。そうい えば、スポットライトとミラーボールに彩られた踊り子に めくるめく思いでした。
猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美
★ 完成前のお面でしょうか。数が揃うと無気味ですネ。この 景が句になるとは、畏れ入りました。
硬直の世に曲線の暖かし /勝美
★ 情緒までが数値化されてしまう世の中…硬直とは言い得て妙 です。円(まどか)に繋がる曲線に癒されます。
また、また、好き勝手なコメントで楽しませていただきました。句が写真を語り、写真が句を語る…すばらしいです。
俊孝さん こんにちは。横浜句会は出来が悪くて申し訳ありませんでした。4月は頑張ります。何時もコメントありあたいことです。
これからもどうぞよろしくです。
うらわの俳人様
モバラ座の俳人渓春です。九十九里浜白子温泉の河津桜祭りもそろそろ終わりです。以下いただきです。
荒れ庭の古里に春戻り来し /勝美
ご存じ故郷の廃家、♪幾年ふるさと来てみれば咲く花鳴く鳥そよぐ風…♪を思わず口ずさみました…。生活の匂いがしない家は、春が訪れてもやはり物悲しい風情です。
哀しみは春の名残のジンタかな /勝美
ちんどん屋の姿は今ではほとんど見かけません。子供のころは商店街の開店大売り出しでちんどん屋が練り歩き空にはアドバルーンが沢山上がっていた光景を思い出します。ジンタッタ、ジンタッタ、ジンタッタ…
春は黄に檀香梅の自己主張 /勝美
檀香梅と言えば5年ほど前、青梅の吉野梅郷で見た記憶があります。見事な黄色というのは記憶にありますが残念ながら良い芳香がしたかどうかは覚えていません。お酒を飲んでいたせい?(笑)色も香りも独特な梅で、確かに自己主張していますね。その吉野梅郷はウイルス感染のため全山伐採と言うのですから、衝撃的な悲しいニュースでした。
勝美さんへ
文字通り三寒四温の真っただ中の彼岸入りです。
先ず「暖かし」から感じる侭に、
☆亀鳴けり土中の孤独堪へ切れず /勝美
土中で亀が鳴くと云うのは面白いですね。きっと冬眠の夢が醒めかけたのでしょう。
☆猫の子の瞳虚ろに揃ひけり /勝美
この猫の一家の仔猫の瞳は虚ろには見えませんが、それを虚ろと見た感覚はつぶらと逆で新しいと思います。
☆硬直の世に曲線の暖かし /勝美
何処かで見たような景色と思い、記憶を辿った所、ガウディの設計したバルセロナのグエル公園の入口階段に思い当りました。タイルを敷き詰めた曲面の組合せは正にガウディの世界で製作者は苦心したでしょう。20世紀初頭から曲線の組合せを創作したガウディは硬直の世を予想し得たでしょうか。
溪春さん こんにちは。いつもコメント感謝です。原動力になっています。これからもよしなに。
要介さん こんにちは。硬直の世に曲線の構造物は和みます。
フンデルトバッサーかガウデイを想起して作ったのでしょうかしら。
私の好きな一句
春来たる 哀しみは春の名残のジンタかな
春の過ぎ行く時の寂しさには言い様の無い虚しさを
覚えます。ジンタと響き合います。
暖かし 硬直の世に曲線の暖かし
ままならない今生ですが、しかし本当は心を暖めて くれるもの(写真の曲線)に気が付いていないかも 知れない。(お彼岸の講話を聴いたばかり)
千葉の徘徊老人
浅間さん こんにちは。おはようございます。ひねもす俳句ご覧頂きありがとうございます。コメント下さって感謝です。ほりどめでもどうぞよろしく。
おはようございます。
白寿の伯父貴に不幸があり遅くなりました。その説はお世話になりました。
荷風忌~頂きます。
ひつじさん ご無沙汰。何かあったのかなとは思っていました。
ご冥福を祈ります。来て下さって感謝です。これからもどうぞよしなに。