ひねもす俳句:鳥雲に 2015年2月2日2015年2月2日 pure2 ひねもす俳句 我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美 春雪を屋根に残して雨となる /勝美 利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美 雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美 初午や僅かな森を拠り所とし /勝美
我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美 こういう軽めの俳句もいいですね。 それにしても見事に丸くなってます。 春雪を屋根に残して雨となる /勝美 この間の雪の日です。 けっこう積もっていたのに、あまりの寒さに写真を撮りわすれました。 これはこれで春近しな雰囲気でよかったかも。 利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美 洗濯物が飛んでいってしまいそうな風の日、 風に煽られてこぞって葉の裏側をみせていたヨモギが印象的でした。 利休忌ならそろそろ春一番が吹く頃かな? 雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美 これは「行く手の渺渺と」で鳥目線で視界が広がりますね。 私はこの句、好きだなあ。 初午や僅かな森を拠り所とし /勝美 屋上から見下ろすお稲荷さん。 四角に切り取られて窮屈そうです。 でもおそらくずっと取り壊されずに残るでしょうね。 そうあって欲しいです。 返信
awaさん おはようさんどす。季節がどんどこ動きが速いです。まだ雪も降るようですし風邪っぴきが長引きそうですし。ひねもす俳句は読んで気持ち良くなるような句を詠もうと四苦八苦。お好みの句が眼に留まればさいわいです。 返信
うらわの俳人様、モバラ座の俳人渓春です。今日は節分です。我が家はこれから鬼やらいの真似事をします。恵方巻きは残念ながらありませんが…。以下いただきです。 我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美 猫は炬燵で丸くなる♪を捩ったのですね。それにしてもこのニャンちゃんの丸さは芸術的!我が家にも猫が4匹います。寒い夜などはエテ公団子ならぬニャン団子になって寝ています。 春雪を屋根に残して雨となる /勝美 春がそこまで来ているという感じが句から伝わります。子供のころ北海道ど真ん中、雪が多いところで育った私は、雪解けの時期が来ると心がうきうきしていたことをこの句で思い出しました。 利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美 風に煽られて草が裏返しになっている様が見て取れました。ところで茶道の流派、ご存じのように茶道には表千家と裏千家があります。表千家は詫び錆を重んじる流派ですが、裏千家は伝統に拘らない挑戦的流派で今や最大の流派です。明治維新の時に弟子が激減し茶道が苦境に陥ったそうです。文明開化を“時代の風”に例えれば、茶道と言う伝統文化は強い風で煽られた結果裏千家という新しい流派を生んだのも事実です。この句はそのことを暗示しているのでは、と連想したのですが、考え過ぎですかね(笑) 雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美 びょうびょうと、の言葉はなかなかお目にかかりません。漢字検定試験上級に出てきそうな字ですね。鳥は良いなぁ、羽があるという事の素晴らしさは鳥になってみないとわからないかも(笑) 今回はこの辺で、有難うございました。またの俳句を楽しみにしています。 返信
毎回のことながら遠路のところをお越し下さり、句の作法に則ったご指導をいただき感謝しております。 我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美 ★過去に葬られたような「我が輩」が息を吹き返しました。 ISLE事件や、女子大生の不可解な殺人事件など、年明け早々に物騒な思いをさせられていましたが、足元には円やかな平和があるんですネ。 春雪を屋根に残して雨となる /勝美 ★よく目にする景ではありますが、春雪へのオリジナルな写景と、俳句ならではの表現に感服し、勉強になりました。 利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美 ★路肩の草を捉えたのは、まさに風流人利休に通じる心眼なのでしょう。 雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美 ★硬い漢字の「渺渺」に、長旅の鳥たちの前途へ思いが及びました。 以上、お粗末な鑑賞でした。ご容赦下さい。 返信
溪春さん おはようございます。節分と言うと決まったように恵方巻きが出て来ますが関西人の私の子供のころはなかった代物です。 利休忌の句は写真から利休の反骨と裏千家とを読み取られたのは感服です。作者の意図もそこにあったのです。ありがとうございました。 返信
俊孝さん おはようございます。先日の横浜句会はお世話さまでした。来月は布施校同窓会で関西へ出かけますので欠席投句です。 投句は大須賀衡子さんに委託します。 鳥雲の句の鳥のように渺渺たる前途が我々にもあると信じて日日の作句にいそしんでいるわたくしでございます。 返信
鳥雲に、さっそく拝見いたしました。 昨日は立春、寒い春の入りです。しかし気分は やはり春ですね。すぐそこに見えています。 桜の話しもそろそろでしょうか。いやちょっと 早いかな。三月に入ってからでしょう。 でも地面の草は動き始めているようです。 そんな気分のこの頃です。 今月の二句です。 我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美 利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美 返信
「鳥雲に」のご案内有り難うございます。 ■我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美 本当にまん丸、可愛いですね、写真も句も。 ■春雪を屋根に残して雨となる /勝美 少しずつ暖かくなって、春が待ち遠しいです。 ■雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美 鳥たちは行く手「渺渺」のなか、不安でしょうね。 どんな思いで、何を目印に、不思議。 ■初午や僅かな森を拠り所とし /勝美 小さな森のお稲荷さん、緑はほっとします。 太鼓の音が聞こえてくるようです。 早く暖かくなって欲しいです。 今回も楽しい写真と句、有り難うございました。 、 返信
こんばんは、 勝美さんへ、寒波が続いておりますが、庭の梅もほころび、物の芽も動きだし春は確実に来ておりますね。過日、立春の夜の満月は見事でした。 ひねもす俳句「鳥雲に」のご紹介を戴き、有難うございました。 今回は下記3句を戴きます。 我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美 漱石と童謡の組合せ、見事に丸く纏まりましたね。 利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美 利休の忌と強風下の勁草は何か響き合います。 雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美 後半が鳥の視点に転じています。果して鳥は渺渺を感じているのかと考えました。 返信
我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美
こういう軽めの俳句もいいですね。
それにしても見事に丸くなってます。
春雪を屋根に残して雨となる /勝美
この間の雪の日です。
けっこう積もっていたのに、あまりの寒さに写真を撮りわすれました。
これはこれで春近しな雰囲気でよかったかも。
利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美
洗濯物が飛んでいってしまいそうな風の日、
風に煽られてこぞって葉の裏側をみせていたヨモギが印象的でした。
利休忌ならそろそろ春一番が吹く頃かな?
雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美
これは「行く手の渺渺と」で鳥目線で視界が広がりますね。
私はこの句、好きだなあ。
初午や僅かな森を拠り所とし /勝美
屋上から見下ろすお稲荷さん。
四角に切り取られて窮屈そうです。
でもおそらくずっと取り壊されずに残るでしょうね。
そうあって欲しいです。
awaさん おはようさんどす。季節がどんどこ動きが速いです。まだ雪も降るようですし風邪っぴきが長引きそうですし。ひねもす俳句は読んで気持ち良くなるような句を詠もうと四苦八苦。お好みの句が眼に留まればさいわいです。
うらわの俳人様、モバラ座の俳人渓春です。今日は節分です。我が家はこれから鬼やらいの真似事をします。恵方巻きは残念ながらありませんが…。以下いただきです。
我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美
猫は炬燵で丸くなる♪を捩ったのですね。それにしてもこのニャンちゃんの丸さは芸術的!我が家にも猫が4匹います。寒い夜などはエテ公団子ならぬニャン団子になって寝ています。
春雪を屋根に残して雨となる /勝美
春がそこまで来ているという感じが句から伝わります。子供のころ北海道ど真ん中、雪が多いところで育った私は、雪解けの時期が来ると心がうきうきしていたことをこの句で思い出しました。
利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美
風に煽られて草が裏返しになっている様が見て取れました。ところで茶道の流派、ご存じのように茶道には表千家と裏千家があります。表千家は詫び錆を重んじる流派ですが、裏千家は伝統に拘らない挑戦的流派で今や最大の流派です。明治維新の時に弟子が激減し茶道が苦境に陥ったそうです。文明開化を“時代の風”に例えれば、茶道と言う伝統文化は強い風で煽られた結果裏千家という新しい流派を生んだのも事実です。この句はそのことを暗示しているのでは、と連想したのですが、考え過ぎですかね(笑)
雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美
びょうびょうと、の言葉はなかなかお目にかかりません。漢字検定試験上級に出てきそうな字ですね。鳥は良いなぁ、羽があるという事の素晴らしさは鳥になってみないとわからないかも(笑)
今回はこの辺で、有難うございました。またの俳句を楽しみにしています。
毎回のことながら遠路のところをお越し下さり、句の作法に則ったご指導をいただき感謝しております。
我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美
★過去に葬られたような「我が輩」が息を吹き返しました。 ISLE事件や、女子大生の不可解な殺人事件など、年明け早々に物騒な思いをさせられていましたが、足元には円やかな平和があるんですネ。
春雪を屋根に残して雨となる /勝美
★よく目にする景ではありますが、春雪へのオリジナルな写景と、俳句ならではの表現に感服し、勉強になりました。
利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美
★路肩の草を捉えたのは、まさに風流人利休に通じる心眼なのでしょう。
雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美
★硬い漢字の「渺渺」に、長旅の鳥たちの前途へ思いが及びました。
以上、お粗末な鑑賞でした。ご容赦下さい。
溪春さん おはようございます。節分と言うと決まったように恵方巻きが出て来ますが関西人の私の子供のころはなかった代物です。
利休忌の句は写真から利休の反骨と裏千家とを読み取られたのは感服です。作者の意図もそこにあったのです。ありがとうございました。
俊孝さん おはようございます。先日の横浜句会はお世話さまでした。来月は布施校同窓会で関西へ出かけますので欠席投句です。
投句は大須賀衡子さんに委託します。
鳥雲の句の鳥のように渺渺たる前途が我々にもあると信じて日日の作句にいそしんでいるわたくしでございます。
鳥雲に、さっそく拝見いたしました。
昨日は立春、寒い春の入りです。しかし気分は
やはり春ですね。すぐそこに見えています。
桜の話しもそろそろでしょうか。いやちょっと
早いかな。三月に入ってからでしょう。
でも地面の草は動き始めているようです。
そんな気分のこの頃です。
今月の二句です。
我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美
利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美
由人さん こんばんは。今日は秋葉原お句会に出かけました。一杯やらずにさっさと帰りついたところです。コメントありがとう。吟行はもう少し先になりますがそのときはどうぞよろしくです。
こんばんは。昨日の雪は今日の暖かで消えました。
春はやはり明るいですね。桜咲く頃楽しみにしてます。
我輩~頂きます。
ひつじさん おはようございます。コメントありがとうございます。
童謡唱歌をもじりました。夏目漱石も動員して。
「鳥雲に」のご案内有り難うございます。
■我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美
本当にまん丸、可愛いですね、写真も句も。
■春雪を屋根に残して雨となる /勝美
少しずつ暖かくなって、春が待ち遠しいです。
■雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美
鳥たちは行く手「渺渺」のなか、不安でしょうね。
どんな思いで、何を目印に、不思議。
■初午や僅かな森を拠り所とし /勝美
小さな森のお稲荷さん、緑はほっとします。
太鼓の音が聞こえてくるようです。
早く暖かくなって欲しいです。
今回も楽しい写真と句、有り難うございました。
、
みちこさん おはようございます。コメントありがとうございます。
2月は逃げる月。暖かくなったら吟行したいと思っています。その時はご参加下さいね。
こんばんは、
勝美さんへ、寒波が続いておりますが、庭の梅もほころび、物の芽も動きだし春は確実に来ておりますね。過日、立春の夜の満月は見事でした。
ひねもす俳句「鳥雲に」のご紹介を戴き、有難うございました。
今回は下記3句を戴きます。
我輩は炬燵なくとも丸くなる /勝美
漱石と童謡の組合せ、見事に丸く纏まりましたね。
利休忌の路肩や草のひるがへり /勝美
利休の忌と強風下の勁草は何か響き合います。
雲に入る鳥や行く手の渺渺と /勝美
後半が鳥の視点に転じています。果して鳥は渺渺を感じているのかと考えました。
要介さん おはようございます。まだまだ寒い日がつづいています。
お忙しい中コメントありがとうございます。渺渺たる前途が有るやら
無いやら日本国は何処へ行くのでしょうか。目まぐるしい昨今です。