ひねもす俳句:春の陽気

六地蔵
啓蟄の旅ぞろぞろと六部衆 /勝美

河津桜

花時の空や果てなきホリゾント /勝美

梅花見

白梅の降り継ぐ空の青ければ /勝美

ユキワリソウ

そこここに雪解の雫花となる /勝美

ガマガエル大量

目借時肌すり寄せる浮き世風呂 /勝美

17 thoughts on “ひねもす俳句:春の陽気

  1. >啓蟄の旅ぞろぞろと六部衆
    ここのお地蔵さんは、ひとりぼっちでないので、
    暇を持て余すなんてことなさそうです。
    >花時の空や果てなきホリゾント
    ホリゾントという言葉が俳句で詠まれるとは
    思ってもみなかったです。たしかに、それっぽいですね。
    >白梅の降り継ぐ空の青ければ
    青い空の映えますね。花の色は一番綺麗に見えるように
    意識して咲いているのかも知れません。
    >そこここに雪解の雫花となる
    空に広がる花もあれば、ひっそりと地面に咲くのもある。
    そしてそれを待っている生き物がいるのというのがとてもいいです。
    >目借時肌すり寄せる浮き世風呂
    以前、同じようにカエルが集う日を見かけたことがあります。
    一斉に春だ!と感じる能力はすごいですね。

  2. のうそうさん 赤塚界隈散歩は奇妙な住宅のひとかたまりなどあって、面白かったです。屋根の下に無駄と思える下屋根があったり、破風めいたのが三つ重ねであったり、不思議感一杯でした。

  3. ★啓蟄の旅ぞろぞろと六部衆
    「六部衆」の知識がなく幾分難解でしたが、辞書で知り、納得の一句になりました。
    ★花時の空や果てなきホリゾント
    こう詠まれてみると、舞台に揃った女優のように、花の彩りが目にうかびます。バックグランドの表現として絶妙を感じました。
    ★この時季、梅、桃、桜などなど空と共演する花々があります。枝の形状もあるのでしょうが、私はカメラのファインダー越しの景としては、最も鮮やかに対比されるのは梅のように思っています。実感のあるお句としていただきました。
    ★そこここに雪解の雫花となる 
    「雪解の雫」が花となる。詩心ならではの、独創的な捉え方に感服いたしました。
    ★目借時肌すり寄せる浮き世風呂
    蛙にエロチズムを感じるのは、私だけの独断(独感?)でしょうか。「浮世風呂」によって、蛙の世界に人間の世界が重なって、勝手ながら、春の宵の風情の一つかと読ませていただきました。

  4. 俊孝さん おはようございます。大変励みになるコメントをありがとうございます。俳句は読むひと次第かと思ったりしています。
    これからもズーッとよしなにお付き合いのほどを。

  5. お粗末な愚感でした。心の保養になり、勉強になります。
    これからも、ご投句を楽しみにしております。

  6. 俊孝さんへ おはようございます。昨日は首都圏同人会の幹事会へ出かけました。今月31日の飛鳥山小吟行その他でした。俊孝さんも是非ご出席されますように。
    ひねもす俳句は原則月2回の更新です。お暇がおありでしたらアーカイブスをご覧下さい。10年前からのがご覧になれます。

  7. 春の陽気 ご案内有難うございます。
    この冬はことのほか寒く、春が待たれました。
    ☆啓蟄の旅ぞろぞろと六部衆 /勝美
    お地蔵さんのぞろぞろが、啓蟄のぞろぞろと
    かさなって愉しいです。
    ☆白梅の降り継ぐ空の青ければ /勝美
    とてもすがすがしい句で空の青が美しいです
    ☆そこここに雪解の雫花となる /勝美
    どこもかしこも春を待つている待ちくたびれている
    そんな感じがよくでているとおもいます。

  8. みちこさんへ おはようございます。昨日は宛名を間違えてご免ね。
    お忙しいのにコメント付けて下さってありがとう。
    早く暖かくなってほしいものです。暇ができれば何時でも句会に参加して下さいね。

  9.  啓蟄の旅ぞろぞろと六部衆 /勝美
    うむ、穏やかな春、旅もいいですね。
    お地蔵さんも暖かくなってホッとしてるように見えます。
     花時の空や果てなきホリゾント /勝美
    この日の空、こんなに綺麗だったとは。
    句で余計そう感じます。
    「ホリゾント」が利いてますね。
     白梅の降り継ぐ空の青ければ /勝美
    いい天気でした!見上げる花見って桜か梅くらいだ。
    空の青さとセットで鑑賞するなら、曇天じゃあね。
    大満足の花見でした。
     そこここに雪解の雫花となる /勝美
    いいねぇ、綺麗な句ですなぁ。
    「はにかみや」がユキワリソウの花言葉なんですと。
    かわいい花です。
     目借時肌すり寄せる浮き世風呂 /勝美
    いや〜吃驚でしたね、大量カエル。まさに浮世風呂!
    前のひねもすで穴から出たヒキガエルかと思うとちょっと可笑しい。
    ひねもす俳句も10年になりましたか!
    10周年記念で何かする?

  10. 先日は楽しい散歩でいた。知らない場所へ足を運ぶのもまた一興。
    歩けるうちにあちこち出歩く事としますかね。もう十周年になりました。石のうえにも三年が三回。十年一日のごとし。
    記念になにかやりますか。今日は獺祭ほりどめ俳句会の五十周年記念の合同句集の製本仕上げに幹事4人で完成させました。やれやれ。

  11. こんにちは
    外は凄い春の嵐が吹き荒れています。
    さすがに家から一歩も出られません。
    昨日まで旅行で鬼怒川温泉に一泊、友人の運転で
    郡山から小名浜へ出て海岸線を茨城の五浦へ、
    大観の住居跡や六角堂などを見て帰ってきました。
    二日間良い天気だったのに今日は大荒れという春嵐、
    ラッキーだったというべきです。
    春の陽気の二句です。
    白梅の降り継ぐ空の青ければ /勝美
    目借時肌すり寄せる浮き世風呂 /勝美

  12. 由人さん おはようございます。良い旅行をされたようでなによりです。六角堂も復元して往時の姿が戻っているとか。UTRで一泊吟行が出来るといいのですが。
    梅には空の青さが桜よりの似合うように思います。こんど、岩槻城趾公園など吟行しませんか。

  13. おはようございます。
    こんなにも春を待った年はないのではと思います。
    吟行でお会いできる日を楽しみにしてます。
    花時の空や果てなきホリゾント
    ホリゾント~語彙の豊富な勝美ワールドに魅せられました。
    効いてますね。頂きます。

  14. ひつじさん こんにちは。コメント有り難う。ホリゾントという言葉は昔舞台装置を手がけたことがありましてその名残です。
    25日の吟行案内メールしました。楽しみです。

  15. こんばんは
    いつもひねもす俳句のご紹介有難うございます。
    当方相変わらずガタガタしており、書込みが遅くなりました。
    今新俳誌の5月創刊が決まり、手伝っている当方も落着きません。
    今日は馬事公苑に吟行しました。明日は句会、月曜は七部集の読合せと連日出掛けております。
    ◆花時の空や果てなきホリゾント /勝美
     ホリゾントが勝美さんらしい言葉遣いですね。昔仕事でTVスタジオに関係した事が有るので懐かしい言葉です。戴きです。
    ◆白梅の降り継ぐ空の青ければ /勝美
     梅で降り継ぐは一寸オーバーな気がしましたが、着眼点が勝美流だと思いました。春北風が感じられます。今日も見事な青空でした。桜も良いですが白梅も空に合いますね。
    ◆そこここに雪解の雫花となる /勝美
     葉の見えない所からみると雪割草でしょうか、まさに雪解の雫ですね。言い得て妙です。
    ◆目借時肌すり寄せる浮き世風呂 /勝美
     もうこんなに蛙が!驚きました。皆忙しそうで目借時にも見えませんが、浮世風呂の斡旋は面白いですね。戴きます。
    勝手ばかり申し上げ失礼致しました。

  16. 先日アメ横に行ったのですが、中国人やトルコのケバブのお店が随分増えましたね。愛嬌がいい上に商売上手ですからその内にエスニック通りになってしまうのではとちょっと心配。
    今回のお気に入りです。
    啓蟄の旅ぞろぞろと六部衆
    目借時肌すり寄せる浮き世風呂

  17. 要介さん あつこさん おはようございます。何時もお忙しいなか、コメント頂き感謝です。暑くても寒くても折に触れ俳句の蟲が動きますよね。ご健吟なによりです。当方も負けずに励みます。

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