六月の植物園

フェイジョアの花
フェイジョアの花の終りの梅雨入りかな  /勝美

池の淵のミソハギ

みそはぎの水漬く芭蕉結びの地 /勝美

睡蓮

睡蓮や眠気を誘ふ昼下り  /勝美

ホタルブクロ

商店街蛍袋に灯をともす  /勝美

カノコユリ

清姫の赤き執念鹿の子百合 /勝美

「六月の植物園」への12件のフィードバック

  1. >フェイジョアの花の終りの梅雨入りかな
    フェイジョアの実、食べてみたいものです。
    >みそはぎの水漬く芭蕉結びの地
    芭蕉もみそはぎを見たでしょうか?
    >睡蓮や眠気を誘ふ昼下り
    やはり睡眠を誘う蓮だから睡蓮なのでしょうか?
    そう思うと大仏も寝たそうに見えてきます。
    >商店街蛍袋に灯をともす
    こういう街灯の商店街もありますよね。
    あれ?すごく近所で見たような気がする。
    >清姫の赤き執念鹿の子百合
    鹿の子と聞くとポロシャツを思い出します。
    安珍がかっこわるいポロシャツを着ていたら
    清姫に追い回されずに済んだかも。

  2. おはようございます。はやばやとコメントありがとうございます。
    植物園の木の香花の香気持ちよかったですね。
    今回の俳句はべたべたで済みません。

  3. 遅くなりました。
    今回が写真のどれもいいですね。
    百合句が好きです。

  4. ひつじさん なんだかお久しぶりですねー。
    そのうち、きりこさんや由人さんともミニ吟行でも如何でしょう。
    では、玄鳥の場にて。そのうち「雷句会」でまた。

  5. 私も出るのが遅くなりました。
    本当に今頃の季節は野草の花がどれもきれいですね。
    中でも、私は蛍袋がとっても好きです。句も素敵です。
     商店街蛍袋に灯をともす /勝美

  6. 由人さん こんばんは。
    我等の玄鳥では文蔵さん 陽さん 眸子さんと、体調が優れないようで。
    由人さんもお身体具合如何でしょうか。
    吟行の頃には元気に笑顔で集合できることを祈ります。
    商店街の句がお目に止って恐縮です。
    今回は難しかったです。

  7. フェイジョアの花の終りの梅雨入りかな   /勝美
    「フェイジョア」という花を初めて知りました。
    実も美味しいもののようですね。
    梅雨入りを感じるものはそれぞれでしょうが、
    あの赤と白のコントラストの美しい花は印象的で、
    梅雨の鬱陶しさを和らげてくれるような気がします。
    みそはぎの水漬く芭蕉結びの地 /勝美
    「みそはぎ」と「水」は切っても切れないもののようですね。
    それぞれの花には花の名や用途の由来等があるものですね。
    「フェイジョア」のことも「みそはぎ」のことも、
    この「ひねもす」俳句にお邪魔したお陰で親しみが湧いてきます。
    睡蓮や眠気を誘ふ昼下り  /勝美
    睡蓮には「昼下がり」が合いますね。「眠気を誘ふ」まで言うと、
    読んでそれ以上のイメージが出てこなくなってしまいます。
    もう少し、隠して読んでもいいのでは?と思いました。
    商店街蛍袋に灯をともす  /勝美
    この「蛍袋」は本物の「蛍袋」と読みたいと思います。
    商店街の通り にずーーと蛍袋が並び、灯が入った・・・素敵な商店街ですね。
    きっと山の中の狐の爺さんや熊の小父さんや、
    はりねずみのお母さんが張り切っている商店街です。
    清姫の赤き執念鹿の子百合 /勝美
    鹿の子百合の赤さやおしべの形・色、花びらの点点などを見ていると
    清姫の執念に行き当たったというのですね。面白いと思いました。

  8. トラブルのためにご迷惑お掛けしました。
    もう大丈夫ですので、またよろしくお願いします。

  9. 勝美さんはお元気で多方面にご活躍、お慶び申し上げますとともに羨ましい限りです。
    歳とは思いたくないのですが風邪が何時までも抜けきらず、ぐずぐずと日を重ねております。 こんな私めにいつもお心に掛けていただき恐縮いたしております。
    ひねもす俳句:六月の植物園 
    この時季の花々、ことにフェイジョアなる花は初めて知りました。
    ・フェイジョアの花の終りの梅雨入りかな  /勝美
    夏の太陽を求めて触手を広げるような・・
    掲句から今年は例年より開花が早かった、と読ませて頂きましたが。
    我が家の萩もこの時季に花が咲き始め、異常な速さに驚いております。
    ・清姫の赤き執念鹿の子百合  /勝美
    ~鐘に恨みは数々ござる~京鹿の子娘道成寺の舞台を思い出しております。百合も種類が多いようで、百合根を活けておいたらオニユリが、今丁度咲いております。
    今回も佳句とともに珍しい花や季節の花を楽しく拝読・拝見しました。
    花々から元気を頂戴して今日辺りで床払いが出来るかと!?
    7月吟行ではまたいろいろご教示頂けると楽しみにしております。お世話になりますがよろしくお願い致します。  
     有難うございました。

  10. 陽さん 繋がりが悪くてご迷惑をお掛けしました。
    いつも励ましのコメント嬉しく噛み締めております。
    玄鳥吟行会にはお互い元気に参加致しましょう。

  11.  フェイジョアの花の終りの梅雨入りかな
    今年もとうとう梅雨入りですね〜。
    でもお天気なら夜7時過ぎでも明るい、この季節が好きです。
    フェイジョアの花をたぶん初めて見ました。
    真っ赤な雄しべが印象的な南米原産の植物。
    “住めば都”が、植物にも当てはまるといいなぁ。
     みそはぎの水漬く芭蕉結びの地
    千屈菜(みそはぎ)は秋の季語ですね。てっきり夏なのかと思いました。
    芭蕉の結びの地は岐阜県大垣。大垣市のホームページでは、
    奥の細道むすびの地たるべく、俳句関連のコンテンツがあり、
    また、こんな催しもやっているようです。
    ▼芭蕉蛤塚忌全国俳句大会
    http://www.ginet.or.jp/haiku/taikai/index2.html
     睡蓮や眠気を誘ふ昼下り 
    睡蓮は、あらためて見ると本当に夢の中の花のように美しいです。
    というか、むしろ私の夢の中にあまり花は咲きませんけど。
    この花が浮かぶ池を、うつらうつらしながら眺めて過ごす午後。
    なんて贅沢!
     商店街蛍袋に灯をともす
    花の写真を題材にすると、花に囚われがちで難しいのかも知れません。
    でも、そこは自由な連想が持ち味の作者。ホタルブクロと商店街——、
    おもしろい組み合わせだと思います。
    おかげで、こちらの想像もまた膨らみます。
     清姫の赤き執念鹿の子百合
    蛇に姿を化え、口から吹く炎で鐘ごと安珍を焼き殺そうとする清姫。
    橙色の百合が、その炎のようにも見えてきます。
    写真の百合のドッキリするような赤さを、清姫に結びつけたところが
    作者の技ですね。

  12. 写真と俳句のコラボレーションはあちこちで増えていますがどれも
    写真の説明や主観的な句のものが多いようにも思います。
    ひねもす俳句はそれらのなかでは多少は見栄えするのでは、と、自負して
    います。
    もう足掛け5年はつづいているのではないでしょうか。
    これからもどうぞよろしく。

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