ひねもす俳句:過ぎゆく春

メルカートエルベ
慈しみ籠めてハム買ふ聖五月 /勝美

ドゥエトッリからの眺め

迷宮のゴールは塔よ南風 /勝美

ジェラート

 紅白はめでたき色や花菖蒲 /勝美

ボローニャの回廊

振り向きもせず入園の決まりし子 /勝美

ボーボリの庭

泉へと向かふ三三五五のひと /勝美

サクラとブランコ

子は母に呼ばれて帰る花踏んで /勝美

10 thoughts on “ひねもす俳句:過ぎゆく春

  1. 勝美さんこんばんは
    新しい春の句がでましたね。
    先日は楽しい時間をありがとうございました。
    よい勉強をさせていただきました。
    次は、日本民家園でお会いできますね。
    ミニ句会も民家園吟行の後になりますか、よろしく
    お願いします。
    今回は、子供の二句が気に入りました。
    振り向きもせず入園の決まりし子 /勝美
    子は母に呼ばれて帰る花踏んで /勝美

  2. おはようございます。
    いつもよいお付き合い有難うございます。
    民家園吟行よろしく。今日は川崎稲毛句会にお預かりの
    句を出句します。

  3. 勝美さんの引き出しの深さ大きさにいつも羨ましさを感じます。これからも私たちをリードしていって下さい。よろしくお願いします。
    慈しみ籠めてハム買ふ聖五月 /勝美
    ハムを買うのに「慈しみ籠めて」というのは、素敵な感性。感動しました。俳句でなかったらそれで良いのだろうけれど、俳句で「聖五月」と来ると、理由が分りすぎてしまう。惜しいな。
    迷宮のゴールは塔よ南風 /勝美
    写真の古い街並・・・迷宮・・・塔・・・南風・・・
    写真もいいけれど、こうして句が付いてみると、その中の人物が動いてくる。
    紅白はめでたき色や花菖蒲 /勝美
    紅白には幸せ感がありますね。おいしそう。そして花菖蒲!!色で勝負の句!!
    振り向きもせず入園の決まりし子 /勝美
    前を一心に向いて、大きくなって欲しい!!
    子は母に呼ばれて帰る花踏んで /勝美
    子にとって最上の人「母」。「花踏んで」に思いが感じられます。

  4. 勝美様へ
    こんばんは、何時もながら佳句と素晴らしい映像を楽しませて頂き、有難うございます。本当に勝美様はマジシャンのように次々と佳句を紡ぎ出され、感服しております。
     今回はイタリアでの海外詠とお見受けしましたが・・・私も4年前にミラノからナポリまで13日間で巡ってきましたが、ボローニャは車中からの観光でした。しかし、歴史の趣のある石畳と回廊は今も印象に残っております。
     佳句ぞろいから好みで・・・
    振り向きもせず入園の決まりし子 /勝美
    子は母に呼ばれて帰る花踏んで  /勝美
    の二句を頂戴いたします。自我に目覚めてくるこの年頃の子供の行動が平易に詠まれ、美しい映像と相俟って感心しました。
     今後ともよろしくご指導願います。有難うございました。

  5. >慈しみ籠めてハム買ふ聖五月
    こういうスタイルのハム屋さんは、順番が来るまでじっと待って、あれこれ注文すると、切って、包んで、お金を払って、おつりを貰ってと、買うのにも随分と手間がかかります。
    でも、そこにぶらさがっているブタやウシの命を買うのだから、それぐらいの時間はかけるべきかなとちょっと思ったりしました。
    >迷宮のゴールは塔よ南風
    確かに塔のてっぺんは沢山の風が集まっていました。
    わざわざ螺旋階段をグルグル登ってくる人間ってへんのなの!と見物しに来ているようです。
    > 紅白はめでたき色や花菖蒲
    イタリアのジェラートは色も味も濃い!
    それがずらっとならんだジェラート屋さんは、味のお花畑や〜っと言っても良いと思います。
    >振り向きもせず入園の決まりし子
    そう、お家がイイ!とか言って泣いて帰るかと思ったら、まったく逆。
    今では、ダッシュで登園して、門をくぐると「うれしくなっちゃった!」と言います。
    保育園ぎらいでなくてホッとひと安心ですが、なんだかちょっと寂しい気もします。
    >泉へと向かふ三三五五のひと美
    この庭園、桁外れに広いので、かなりたくさんの人がいるはずなのに、ガランとした印象でした。散々歩き回った後に、それが全体の1/3ぐらいだったことを知って、おどろくというより笑ってしまいました。
    >子は母に呼ばれて帰る花踏んで
    暖かい日だまりの記憶がよみがえってきます。
    桜は落ちてもきれいな記憶に残ります。

  6. 寿々さん 陽さん そしてのうそうさん お早うございます。
    みなさんの暖かなコメントは作者にとってはほんとにやる気を
    起こさせてくれる何よりの声援です。
    どうぞ引き続きご愛顧願います。

  7. 勝美さま こんばんは。昨日はお世話になりました。
    ハム〜高尾山のワインを思い出します。
    美味しかったあ。。。
    またワイン飲みながらあそぼ。
    あ ごめんなさい。吟行しましょうですう。

  8. おはようございます。
    また、ミニ吟行やりましょう。
    稲毛句会の若布のフイピリン人の句はよかったですね。
    五月の稲毛句会は酔花忌の10日です。11時からです。

  9. あっという間にもう5月!早いなぁ。
    近所ではツツジやハナミズキ、クレマチスが花盛りです。
     慈しみ籠めてハム買ふ聖五月 /勝美
    「聖五月」だから「慈しみ籠めて」なんですよね、きっと。
    ただの肉屋の写真から、こんな句がくるとは思いませんでした。
    日本の肉屋じゃ、しっくり来なかったかも。
     迷宮のゴールは塔よ南風 /勝美
    俳句の季節はもう夏ですね。
    写真の日は、たしかに暑かった…。さすがに塔の上まで
    くるとそうでもないですが、ああ、そういえば
    風がびゅーびゅー吹き抜けてたのを思い出しました。
    「南風」をもってきたところが、ナイス!
     紅白はめでたき色や花菖蒲 /勝美
    イタリアのジェラートは、本当に美味しい!
    朝からでも食べたいくらい。
    作者にもぜひ食べてもらいたいなぁ。写真じゃ味は伝わらないですもんね。
     振り向きもせず入園の決まりし子 /勝美
    うまい句だなぁ。写真はいらないですね。
    親の心配をよそに、どんどん前進していくこども。
    あっという間に育っちゃいそうです。
     泉へと向かふ三三五五のひと /勝美
    「泉」が夏の季語なんですね。のどかな雰囲気。
    この庭園、めちゃくちゃ広くて、とても半日じゃ歩ききれないくらい。
    それにしても、人ってなんで、
    泉とか池とか噴水とかに集まるんでしょうねぇ。
     子は母に呼ばれて帰る花踏んで /勝美
    桜は散っても美しい。日本の春に桜があってよかったと
    ほんとに思います。
    余談ですが、イタリアでは3月末に早々と桜吹雪を見ました。
    ビルの吹き抜けに、最初は何が降っているのか分からなかったのですが、
    見れば桜の花びら。意外な遭遇にしばし見とれました。
    こどものことがよく分かってるなぁ、という句。情景が見えます。

  10. もう五月!早いねー。花ちゃんも保育園だし。
    ひねもすは変らず続けていきたいね。
    定期的に写真を送ってくらはい。
    みなさんのコメントが励みです。やっとじゅんこさんもコメント
    ありがとう。

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