ひねもす俳句:秋晴れの日 2008年10月11日2018年9月19日 pure2 ひねもす俳句 木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美 老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美 信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美 営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美 吾を揺すってくれないのが我が家の金木犀の木です。咲いた 後の若木を買って庭に植えて5年が経ちましたが、その間一 度も花をつけません。昨日思い切って高さを1.5m程に、 横幅を0、7m程に伐ってしまい、肥料をたっぷり入れまし た。来年「吾をゆする」ような花が咲くことを期待していま す。 「匂ひ」を「波」と把握したのは巧みです。 老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美 「老いらく」とは弱気になりましたね。「色なき風」という 感覚的な季語は、僕は殆ど使ったことがありません。従って 春の「風光る」も同様です。貴兄なら「吹き返す」ぐらいは 如何でしょうか。 ●後期高齢色なき風を吹き返す 信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美 今から2000年以上も前に、世界の三大聖人と言われた中 国の孔子、インドの釈迦、イスラエルのキリストがほぼ同じ ような考えを持っていましたね。三人の違いは、釈迦とキリ ストは生きていて佛と神になりました。孔子は人間であった のです。文化は信仰と切り離して考えることが出来ない歴史 的事実ですね。将に洋の東西を問いません。 営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美 「冬隣」が「言い得て妙」と手垢の付いた褒め言葉で恐縮で すが、ぴたりと決まった斡旋です。辛口を赦していただくな ら僕は「屋根」を「蓋を」の「を」を削除して「家並」とし たいな。「屋根」では生活をする一家庭ととられのを懸念し ます。「家並」なら一定域を示して庶民の塊を思わせるよに 考えます。如何でしょうか。 返信
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美 昨日の新宿御苑での一こまを思い出しました。四方にいい 香りを振りまいていましたね。「匂いの波動」がやはり 面白い表現です。 営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美 まさにいろいろな活動が鈍くなる季節が近づいてくる気配 、そして時々もう炬燵がほしくなる日があります。面白い! 返信
・木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美 剪定のシーズンか、金木犀も綺麗な丸刈りにされて 仕上げに整髪料を振り掛けてもらったような香が・・ 明日は絶好の行楽日和とか、木犀の香吾を揺するか? ・老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美 これは何方のお句かなー。このような境涯をお望み でしょうか?・・まだまだお早いですぞ。 これからも我々を引っ張っていって下さい。 ・信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美 多神教の国に在ることの幸せ、それぞれの文化の日を 楽しみたいものです。 ・営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美 京都・西陣界隈の甍を思い起します。それにしても段 ボールハウスの住人には辛い季節がやって来ますね。 今回も標題ぴったりの素晴らしい句と映像のコラボレー ション、楽しく拝見しました。有難うございました。 返信
>木犀の匂ひの波動吾をゆする 金木犀の香りは、なぜあんなに芳しいのでしょうか? 町中に広がっていながらも嫌味がない。 >老いらくや色なき風に吹かるのみ 風に吹かれるだけならいいですが、年金から天引きされたり、 振込め詐欺の標的にされたり、老後はあまりそっとしておいてもらえそうにないですね。 >信仰の洋も和もなし文化の日 お地蔵さんは、この町の平和を守っています。 私はなんの疑問もなく本気でそう思っています。 このお地蔵さん、帽子と前掛けが新しくなっていました。 まだまだこの町は大丈夫そうです。 >営みに蓋をする屋根冬隣 季節に移り変わりに合せて生活用品を入れ替えるのってなかなか大変です。 すっかり入れ替わったころには、もう季節が変わるぐらいになってることもしばしばです。 返信
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美 「金木犀」としか使っていませんでしたが、「木犀」とすれば、助詞がしっかり入りますね。「匂ひの波動」を身体で感じた!皆実感していることを言葉にして頂きました。 老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美 勝美さんは、「老い」も楽しんでいらっしゃるからこういう句ができる! 信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美 文化の日が俳句としては所謂「付き過ぎ」かもしれませんが・・・。こういう場面には人々の優しさが溢れ、平和の原点があります。文化は平和の文化であってほしい!! 営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美 こういう句をみると勝美さんの感性とその感性を引き出す技を持っていらっしゃることに驚きます。少しでも、近づきたいのですが、なかなかです。 返信
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美 感想を書くのが遅れたので、もう金木犀の時期はすぎてしまいましたが。 「匂ひの波動」という言葉にハッとしました。 香しくて力強い木犀の匂いにぴったりですね。 香りが体の中にまで入り込んでくるような。 老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美 季語は何だろうと思ったら、「色なき風」なのですね。 「色なき風」なんて、洒落た言葉だなぁ。 風光る、風薫る、風青し…。 日本人て風にいろいろなものを見てきたんだなぁと改めて。 ほかに若葉風、萩の風、風花なんてのもありますね。 句は、秋の冷たい風とシビアな視線がマッチして 信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美 芸術・文化には少なからず宗教が影響しますが、それぞれの文化、 それぞれの芸術を排他的になることなく受け止められたらなぁと思います。 でも好き嫌いはありますけど。 営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美 この句、いいですね! マンションの外階段から下を見下ろすとき、 たまにこの句が浮かんできます。 最近めっきり涼しくなって、冬隣をより実感してます。 返信
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美
吾を揺すってくれないのが我が家の金木犀の木です。咲いた
後の若木を買って庭に植えて5年が経ちましたが、その間一
度も花をつけません。昨日思い切って高さを1.5m程に、 横幅を0、7m程に伐ってしまい、肥料をたっぷり入れまし た。来年「吾をゆする」ような花が咲くことを期待していま
す。
「匂ひ」を「波」と把握したのは巧みです。
老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美
「老いらく」とは弱気になりましたね。「色なき風」という
感覚的な季語は、僕は殆ど使ったことがありません。従って
春の「風光る」も同様です。貴兄なら「吹き返す」ぐらいは
如何でしょうか。
●後期高齢色なき風を吹き返す
信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美
今から2000年以上も前に、世界の三大聖人と言われた中
国の孔子、インドの釈迦、イスラエルのキリストがほぼ同じ
ような考えを持っていましたね。三人の違いは、釈迦とキリ
ストは生きていて佛と神になりました。孔子は人間であった
のです。文化は信仰と切り離して考えることが出来ない歴史
的事実ですね。将に洋の東西を問いません。
営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美
「冬隣」が「言い得て妙」と手垢の付いた褒め言葉で恐縮で
すが、ぴたりと決まった斡旋です。辛口を赦していただくな
ら僕は「屋根」を「蓋を」の「を」を削除して「家並」とし
たいな。「屋根」では生活をする一家庭ととられのを懸念し
ます。「家並」なら一定域を示して庶民の塊を思わせるよに
考えます。如何でしょうか。
文蔵さんへ 本当に我等の同志にして、導師であられる。
いつも正鵠を得たコメントを嬉しく思っています。
どうぞいいおつき合いをおねがいします。
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美
昨日の新宿御苑での一こまを思い出しました。四方にいい
香りを振りまいていましたね。「匂いの波動」がやはり
面白い表現です。
営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美
まさにいろいろな活動が鈍くなる季節が近づいてくる気配
、そして時々もう炬燵がほしくなる日があります。面白い!
由人さんへ
新宿御苑ではお世話さまでした。
なんと言っても吟行は俳句作りには欠かせませんね。
思わぬ発見をしたり、色々の出会いもありで楽しかったです。
本番でもよろしく。
・木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美
剪定のシーズンか、金木犀も綺麗な丸刈りにされて
仕上げに整髪料を振り掛けてもらったような香が・・
明日は絶好の行楽日和とか、木犀の香吾を揺するか?
・老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美
これは何方のお句かなー。このような境涯をお望み
でしょうか?・・まだまだお早いですぞ。
これからも我々を引っ張っていって下さい。
・信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美
多神教の国に在ることの幸せ、それぞれの文化の日を
楽しみたいものです。
・営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美
京都・西陣界隈の甍を思い起します。それにしても段
ボールハウスの住人には辛い季節がやって来ますね。
今回も標題ぴったりの素晴らしい句と映像のコラボレー
ション、楽しく拝見しました。有難うございました。
お久しぶりです、陽さん。
「火」句会、面白かったですね。
みなさん達者な詠みぶりで感心します。
「玄鳥」で数段レベルアップしたみたいですね。
これからも楽しくやりましょう。
>木犀の匂ひの波動吾をゆする
金木犀の香りは、なぜあんなに芳しいのでしょうか?
町中に広がっていながらも嫌味がない。
>老いらくや色なき風に吹かるのみ
風に吹かれるだけならいいですが、年金から天引きされたり、
振込め詐欺の標的にされたり、老後はあまりそっとしておいてもらえそうにないですね。
>信仰の洋も和もなし文化の日
お地蔵さんは、この町の平和を守っています。
私はなんの疑問もなく本気でそう思っています。
このお地蔵さん、帽子と前掛けが新しくなっていました。
まだまだこの町は大丈夫そうです。
>営みに蓋をする屋根冬隣
季節に移り変わりに合せて生活用品を入れ替えるのってなかなか大変です。
すっかり入れ替わったころには、もう季節が変わるぐらいになってることもしばしばです。
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美
「金木犀」としか使っていませんでしたが、「木犀」とすれば、助詞がしっかり入りますね。「匂ひの波動」を身体で感じた!皆実感していることを言葉にして頂きました。
老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美
勝美さんは、「老い」も楽しんでいらっしゃるからこういう句ができる!
信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美
文化の日が俳句としては所謂「付き過ぎ」かもしれませんが・・・。こういう場面には人々の優しさが溢れ、平和の原点があります。文化は平和の文化であってほしい!!
営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美
こういう句をみると勝美さんの感性とその感性を引き出す技を持っていらっしゃることに驚きます。少しでも、近づきたいのですが、なかなかです。
おはようございます。
のうそうさん、そして多恵さん、いつもご鑑賞頂き感謝です。
なかなかこれはという句がうまれないのですが、まあぼちぼち、
そして、しこしこと作りつづけますのでよろしく。
おひさしぶりです。
信仰の洋も和もなし〜頂きます。
何時も有難うございます。
スズカケの路でお会いしましょう♪
ひつじさんはお忙しい方ですね。志摩から直ぐ今度は外国へとか。
来月は新宿御苑でお会いしましょう。
木犀の匂ひの波動吾をゆする /勝美
感想を書くのが遅れたので、もう金木犀の時期はすぎてしまいましたが。
「匂ひの波動」という言葉にハッとしました。
香しくて力強い木犀の匂いにぴったりですね。
香りが体の中にまで入り込んでくるような。
老いらくや色なき風に吹かるのみ /勝美
季語は何だろうと思ったら、「色なき風」なのですね。
「色なき風」なんて、洒落た言葉だなぁ。
風光る、風薫る、風青し…。
日本人て風にいろいろなものを見てきたんだなぁと改めて。
ほかに若葉風、萩の風、風花なんてのもありますね。
句は、秋の冷たい風とシビアな視線がマッチして
信仰の洋も和もなし文化の日 /勝美
芸術・文化には少なからず宗教が影響しますが、それぞれの文化、
それぞれの芸術を排他的になることなく受け止められたらなぁと思います。
でも好き嫌いはありますけど。
営みに蓋をする屋根冬隣 /勝美
この句、いいですね!
マンションの外階段から下を見下ろすとき、
たまにこの句が浮かんできます。
最近めっきり涼しくなって、冬隣をより実感してます。