ひねもす俳句:秋暑し

回転寿司
秋暑し手つかずの皿回るだけ /勝美

夏の終り

新涼や早くも点る街路灯 /勝美

葡萄一房

一粒の葡萄一句を生ぜしむ /勝美

秋茄子

茄子の花やがて一句となる言葉 /勝美

玉すだれ

ゼフィロスの秋声耳にひとり旅 /勝美

15 thoughts on “ひねもす俳句:秋暑し

  1. おはようございます。
    吟行旅行ではお世話になりました。
    楽しさ一杯の旅で、迷句が出来てよかった。
    またやりましょうね。

  2. 蛇足:5枚目の写真の花はたますだれという名の植物。
    横文字ではゼフィランサスという。ギリシャ神話の西風の神ゼフィロス
    と、ギリシャ語の花アンサスの合成語。俳句では植物のたますだれと
    西風の神の秋声とを洒落て句に仕立てました。

  3. この度は大変おせわになりました。
    ほぼ成功の部類と言ってもよいと思います。反省点もいろいろ
    見つかりました。追々にご相談申し上げます。
    1、秋暑し手つかずの皿回るだけ /勝美
      この句は良く出来ています。回転すしでの吟と情況設定
      すれば、客の手が伸びずに幾回りもして、乾らびてくる
      鮨は最早「秋暑し」の何ものでもありません。秀句。
      
    2、新涼や早くも点る街路灯 /勝美
      「早くも」の措辞は不要ではないでしょうか。写真のイ
      メージとはことなりますが、勝手に詠めば、
      *わが街の銀座灯りて涼新た
      大変失礼を申し上げました。
      
    3、一粒の葡萄一句を生ぜしむ /勝美
      「一粒」、「一句」で首を傾げてしまいました。
      一粒の葡萄千句を生ぜしむ  と大法螺を吹いてみます。
      
    4、茄子の花やがて一句となる言葉 /勝美
      3番同様にナスは一花一実ですから、やや箴言のように
      聞えてしまいます。
    5、ゼフィロスの秋声耳にひとり旅 /勝美
      「ゼフィロスの秋声」は如何でしょうか。
      単に *たますだれの花に囁くひとり旅  では如何。
    相変わらずの愛想の無いコメントで申し訳ございません。
    ご叱声は何なりとお受けいたします。

  4. 今回はたいへんお世話になりました。
    これで、吾亦紅の絆が一段と固くなったのでは
    ないでしょうか。
    コメントいちいち納得です。
    もっともっと磨きをかけたいと思います。
    ありがとうございました。

  5. 「蔵王吟行」、大変お世話になりました。
    大吟醸で励みを付けて頂いたお蔭で、なんとか皆さんについて
    ゆけました。 有難うございました。
    秋暑しから
     秋暑し手つかずの皿回るだけ /勝美
     新涼や早くも点る街路灯   /勝美
    日の入りが早くなるこの頃、寂しさを訴えた母を思い出します。この時季の寂寥感を描いた佳句。それにしても閑散とした
    回転すし屋で空しく回る皿は哀れを催しますね。
     一粒の葡萄一句を生ぜしむ   /勝美
     茄子の花やがて一句となる言葉 /勝美
    この二句に勝美さんの源泉を見た思いがします。 珠玉のような実を付けた葡萄の一粒一粒が、そして千に一つの徒もない茄子の花。 湧くがごとく佳句・秀句をあみ出される勝美さんご自身を二句から感じます。
     今回も美しい映像と佳句から、秋の入り口に気持ちよく立たせて頂きました。  有難うございました。

  6. 圭さんへ みちのく吟行ではお世話さまでした。
    楽しい旅でしたね。
    苑子さんへ わざわざ有難うございます。
    これからも、どうぞよろしく。

  7. 蔵王吟行では大変お世話になりました。
    また、今回はミニ吟行が急にできない事態になり
    ご迷惑をおかけしました。
    近々にまたぜひ北の丸公園ミニ吟行をお願いします。
    相変わらずの達者な句ばかりで惚れ惚れします。
    私が好きな句です。
    秋暑し手つかずの皿回るだけ /勝美

  8. 由人さん おはようございます。
    邦夫さんの綿密な作業による旅吟一覧プリントして
    眺めています。名句そろいで圧倒されます。
    北の丸吟行そのうちにね。

  9. 一粒の葡萄一句を生ぜしむ /勝美
    この句の写真、見つめてしまいました。はちきれんばかりの
    葡萄に近づく可愛い手!!
    まさに、そのおててが一粒掴んで、お口に持っていく・・・
    生きているってそういうことだなあ、と思わせてくれます。

  10. おはようございます。
    今回の吟行は何から何まで、お世話さまでした。
    吾亦紅のつながりが一層強くなったように思います。
    これからもよろしく。

  11. 信州に移住した人生

    松本市郊外にあります山辺ワイナリー
    この地域屈指のぶどうの産地にあるワイナリーで、ここで製造されているワインの質もなかなからしいです。(あまりワインは飲…

  12. >秋暑し手つかずの皿回るだけ
    一皿100円の回転寿しなら、小茄子やトンカツが乗ってるような
    変わりネタにも手を出さないわけではないのですが、
    これが一皿157円とかになると、途端に冒険心が失せるのは、
    やはり意気地がないからでしょうかw
    食欲が失せるような暑さの中、寿司でもつまもうかと入った店。
    空調の効いた店内のレーンで、何週も同じ外の景色を眺める寿司の気持ちになると
    ちょっと切なくなってきました。
    >新涼や早くも点る街路灯
    閉店間際の蛍の光と、早めに灯った街灯ほど
    そわそわして居心地の悪くなるものはありません。
    まだまだ暑いな〜と思っても毎夕、日が短くなっていることに
    切なさを感じます。
    >一粒の葡萄一句を生ぜしむ
    写真のような大粒の葡萄ならまだしも、
    これがデラウェアだったら、どかどか湧いてくる俳句に
    ぐったりしそうです。
    >茄子の花やがて一句となる言葉
    一句が確定ならば、誰も馬鹿茄子と呼ばないでしょうね。
    あ、逆に本物のバカナスは、毒があるので、風刺の効いた一句が生まれそうです。
    >ゼフィロスの秋声耳にひとり旅
    ゼフィロスって響きが背広に似てます。
    背広を背中に背負ってのひとり旅。
    秋の出張も乙なものです。

  13. おはようございます。
    のうそうさんもいいアイデアの作品をどしどし発表して下さい。
    期待しております。

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