ひねもす俳句:若葉風

石南花の花
桟道を踏む石楠花の靄破り /勝美

風柳

聞き流すことこそよけれ糸柳 /勝美

二輪草

此の上は同行二人二輪草 /勝美

そよぐ木

空の窓開け放たれて若葉風 /勝美

14 thoughts on “ひねもす俳句:若葉風

  1. はやばやとありがとうございます。
    来月の浜離宮は楽しみにしています。
    そのおりはどうぞよしなに。

  2. お早うございます、 圭です。
     ひねもす俳句:若葉風、朝から眼の洗われる思いで拝見・拝読しております。
     桜もとっくに北上し、緑爽やかな五月晴れも間近。憂き事、
    悪しき事は柳に風と・・・同行二人、この上ともお幸せに!
     今回も有難うございました。浜離宮でお会い出来ますことを
    楽しみにしております。

  3. 聞き流すことこそよけれ糸柳 /勝美
    今年は、物凄い柳絮に会うことができましたので、この句に惹かれました。
    風のまにまに揺れる心・・・
    何事にも動じない心・・・
    この両者どこか共通項もあるかなあ・・・
    この句から、そんなことを思いました。
    俳句はいいですね。これからもどうぞ、よろしくお願いします。

  4. 圭さん 須々さん ようこそ。
    いつもお越し下さってありがとうございます。
    五月の浜離宮の吟行楽しみです、またよろしく
    お願いします。

  5. 何時もお世話様です。五月らしい写真と句をみせていただきました。
    さて、以下は写真を見ずに独断と偏見で。
    1、桟道を踏む石楠花の靄破り  /勝美
      山は何処を想像しても良い。若い頃「桟道」という言葉に
      魅了された時期があった。特に『三国志』に出てくる蜀の
      桟道のところを読む際は、己が崖を穿たれた険しい山道を
      行くような緊張感があった。句は蜀の桟道とは趣が異なる
      が、靄を突き抜けた先に石楠花の出迎えがあったとは、疲
      れが一度に取れる思いがする。
    2、聞き流すことこそよけれ糸柳 /勝美
      辛口で言えば柳で「聞き流す」は故事ことわざをそのまま
      句にしたと言えませんか。
    3、此の上は同行二人二輪草   /勝美
      二人と二輪草で煩くなったようです。季語は写真から離れ
      て「羽織脱ぐ」などがよさそうです。「お大師様と共に」
      の遍路道。
    4、空の窓開け放たれて若葉風  /勝美
      気持ちよく詠まれた句でしょう。読む側も気分爽快になり
      ます。主観が消えていて胸にすーっと入って来ます。

  6. 選句選評のご苦労が待っているというのに
    わざわざお越し下さってありがとうございます。
    稲毛の句会の兼題 分 も自分で出題して難しいな
    と悔やんでいます。明日、よろしくお願いいたします。

  7. 明日の稲毛はご足労をお掛けします。
    直接、神社へ午後1時までにお越しになられますか。
    それともJR川崎駅へお迎えに出ましょうか。

  8. 空の窓開け放たれて若葉風 /勝美
    の句が好きです。
    写真も素敵ですね。今の季節をたっぷりと見せてくれ
    ています。
    今日は句会とのこと頑張ってください。
    それと後期高齢者のお仲間入りとか、とても見えません。
    ますます若々しい俳句を作って見せてください。 

  9. 由人さん おはようございます。
    吾亦紅に後期高齢者の仲間入りをご報告したのでしたが
    こういう分類は尊厳を傷つけますよね。
    由人さん、浜離宮吟行ご一緒出来ると嬉しいのですが
    奥さまのお加減が良くなられることを切に祈ります。

  10. >桟道を踏む石楠花の靄破り
    春がようやく届いた高山の朝ですね。
    冬のそれより空気が丸くなった感じがしそうです。
    と言っても、桟道がどういうものか、このたび検索して初めて知ったのですがw
    >聞き流すことこそよけれ糸柳
    カチンと来ることを受け流すのは、簡単なようで難しいですね。
    それができるようになれば、太極拳の達人のように飄々として
    強く生きられるのかも知れません。
    >此の上は同行二人二輪草
    二人のバイカーが、二輪草を探しにでかけました。
    これがホントのツーリング。
    >空の窓開け放たれて若葉風
    気持ちいい句です。いつもに増して晴れ上がった空は、
    まさに窓を開け放ったようです。

  11. 石楠花の句の世界は金峰山からの縦走路中の国師ケ岳が
    それでして、見事なものでした。
    甲武信ケ岳の十文字峠も見所の一つです。
    柳は柳に風折れなしという位柔軟さが身上ですね。
    二輪草の句は二輪草を詠まずにおこうと思ったんですけどね。
    若葉の季節、五月はハイネの詩を思い出しますね。
    若者の季節です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です