ひねもす俳句:春の日差し 2008年3月30日2018年9月19日 pure2 ひねもす俳句 何故ひとは桜の下を好むのか /勝美 嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ /勝美 石あれば石に腰掛け遍路旅 /勝美 春愁の目蓋自然に下がりけり /勝美 初めての使ひや陽炎買ひにゆく /勝美
>何故ひとは桜の下を好むのか 大きな桜の木の下には人の骸があると聞いたことがあります。 土に還って花になれば、絶対成仏できますよね。 なんとなくライトにあの世とコンタクトできてるような気がしないこともないです桜は。なのでひとが寄って来るのだったりして。 >嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ 関西の嫁菜は食べることができるそうですが、 関東のは食材に向かないとのこと。なるほど、 昔から言いますよね?東男に京女って。 >石あれば石に腰掛け遍路旅 自然の中に己を投げ出すお遍路さんのそのままの様子を感じる一句です。 過不足なく、完全に完結している石のような句だと感じました。 >春愁の目蓋自然に下がりけり 確かに眠いです。あたたかくなってくると。 それは大人も子供も変わらないようです。 >初めての使ひや陽炎買ひにゆく 自分が初めて行ったお使いのこと、まったく覚えていません。 いや〜なんだったんだろ? 自分の娘のときはちゃんと覚えておきます。 返信
おはようございます。朝から辛口で申し訳ないですが一言宛 付けさせていただきます。 何故ひとは桜の下を好むのか /勝美 散文俳句は貴兄には珍しいこと。「何故人は山を好んで行き ますか」と同じようなフレーズですが、応えは全く違うのが 「桜樹の下」にありますね。西行法師のように死場所と考え ることもあるので。 嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ /勝美 ギャグ。「嫁」と「婆」がねえ・・・しかも摘み上げでは嫁 を虐待している景になってしまいますね。 石あれば石に腰掛け遍路旅 /勝美 道端の石は旅人の支えになって来た。特にお遍路さんには石 である前に、人生の道しるべのような存在として据わってい る。 僕も「草萌え」で「草萌えの土手に石あり泣きに来る」と先 月詠んでいます。 春愁の目蓋自然に下がりけり /勝美 そうです、大人でにも子供にも蛙の目借時ですもの。 初めての使ひや陽炎買ひにゆく /勝美 これは良い!!初めての買物だから頼まれた品々が頭の中で ゆらゆらゆれている。子供の思考はまさに朧の中です。 返信
すみません。システムの不具合で、いただいたコメントが非表示になることがあるようです。 うらわの俳人と邦夫さんからのコメントが非表示なっていました。公開いたしましたので、よろしくお願いいたします。 ご迷惑をおかけしました。 返信
今のわたしにとって 今月のひねもす俳句はとてもずしんと来ました。 有難うございました。 嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ /勝美 邦夫さんは虐待なんて面白いことを仰ったけれど、嫁菜は嫁菜 と読んで老婆はその美味しさを知っていて、「大地」を摘み上 げたのですから、老婆の底力の勝ち!「土」というところを 「大地」とし、力強い一句となりました。 春愁の目蓋自然に下がりけり /勝美 これは写真が効いた一句。写真と合わせていく「ひねもす」 ならではの句だと思いました。 このふっくらとしたかわいい幼子にも春の愁が訪れたのです。 人間のおもしろさ。これぞ、ひと! 初めての使ひや陽炎買ひにゆく /勝美 >これは良い!!初めての買物だから頼まれた品々が頭の中 >でゆらゆらゆれている。子供の思考はまさに朧の中です。 という邦夫さんの評を読む前に、わたしもこの句がいちばん インパクトをもって迫ってきました。わたしもこういう句が 作りたいなあ・・・ 返信
今晩は、圭です。 ひねもす俳句へご招待頂き有難うございます。 外出しておりまして只今拝見、五句何れも興味深く、映像と共に勉強させて頂きました。 中でも 「嫁菜摘む老婆大地を摘み上げ」 は好みの句、 一頻り春草を摘んでいた老婆が腰を伸ばし、大空を仰ぐ、そんな景まで浮かんできます。力強く、元気をいただける佳句と 頂戴します。 但し、映像を拡大しますと老婆には程遠いご婦人。老婆の 表現はひど過ぎますねー 「初めての使いや陽炎買ひにゆく」 は可愛く、いじらしい 光景、「・・・陽炎買ひにゆく」は上手いなー、勉強させて頂きました。 ただ、テレビで「初めてのお使い」なる番組があり、家内や 娘達がそのいじらしさに涙しながら観ていた覚えがあり、それとオーバーラップして、ちょっとおセンチな句かなーと。 5句からオムニバスのように春の情景を満喫させて頂きました。 今回も有難うございました。 返信
何故ひとは桜の下を好むのか /勝美 哲学の命題みたいなで、こんなのアリ?と思った。 あらためて大真面目に聞いてるふうなのが面白い。 何故かは本当のところは分りませんけど、 春の空に霞むようにパアっと明るい満開の桜には、心踊りますね。 嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ /勝美 「嫁菜摘む」が春の季語。ちなみに嫁菜の花は秋の季語なんですね。 「大地を摘まみ上げ」って大袈裟じゃない?と思いましたが、 自然に生えたヨメナ、まさに大地の力そのものなのかも。 小さなおバアさんの細い指で、ぐぐっと大地が摘まみ上げられている、 とした対比が面白いです。 石あれば石に腰掛け遍路旅 /勝美 写真はお遍路さんじゃないですが、でもでも 人生の遍路旅を歩んでいるとも受け取れるかも。 「石あれば石に腰掛け」そんなふうに生きたいですなぁ。 春愁の目蓋自然に下がりけり /勝美 春は眠いですね!愁いてはないけれど。 春は嬉しいばかりで「春愁」の実感がほとんどない私。 春愁て何なんでしょうね。新明解国語辞典によれば、 「春の日の、なんとなく憂鬱で、けだるい感じ」だそうで。 もしかして五月病?…でも俳句では五月は夏ですね。 なんにしてもピタリと一言で表している日本語はスゴイな。 初めての使ひや陽炎買ひにゆく /勝美 この句、いいなぁ。 なにがどういいのか、「陽炎買ひにゆく」に惹かれてるんですが、 写真のちょっと不安定な感じとマッチしてるからだろうか。 それにしても「陽炎買ひにゆく」はいいなぁ。 返信
遅ればせながら拝見させていただきました。 何故ひとは桜の下を好むのか /勝美 なぜか、この句に惹かれます。 どなたかも評していましたが、哲学的ですね。 ある哲学の入門書を読んでいましたら、結構、 哲学を理解するのに俳句を材料にしていました。 石あれば石に腰掛け遍路旅 /勝美 この句も同様に感じます。 自在な句作り、あらためて敬意を表します。 返信
>何故ひとは桜の下を好むのか
大きな桜の木の下には人の骸があると聞いたことがあります。
土に還って花になれば、絶対成仏できますよね。
なんとなくライトにあの世とコンタクトできてるような気がしないこともないです桜は。なのでひとが寄って来るのだったりして。
>嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ
関西の嫁菜は食べることができるそうですが、
関東のは食材に向かないとのこと。なるほど、
昔から言いますよね?東男に京女って。
>石あれば石に腰掛け遍路旅
自然の中に己を投げ出すお遍路さんのそのままの様子を感じる一句です。
過不足なく、完全に完結している石のような句だと感じました。
>春愁の目蓋自然に下がりけり
確かに眠いです。あたたかくなってくると。
それは大人も子供も変わらないようです。
>初めての使ひや陽炎買ひにゆく
自分が初めて行ったお使いのこと、まったく覚えていません。
いや〜なんだったんだろ?
自分の娘のときはちゃんと覚えておきます。
お早うございます。のうそうさんコメント早くも
ありがとうございます。
今回もいい加減な句を並べてしまいました。
それでも何かを感じて頂ければさいわいです。
おはようございます。朝から辛口で申し訳ないですが一言宛
付けさせていただきます。
何故ひとは桜の下を好むのか /勝美
散文俳句は貴兄には珍しいこと。「何故人は山を好んで行き
ますか」と同じようなフレーズですが、応えは全く違うのが
「桜樹の下」にありますね。西行法師のように死場所と考え ることもあるので。
嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ /勝美
ギャグ。「嫁」と「婆」がねえ・・・しかも摘み上げでは嫁 を虐待している景になってしまいますね。
石あれば石に腰掛け遍路旅 /勝美
道端の石は旅人の支えになって来た。特にお遍路さんには石
である前に、人生の道しるべのような存在として据わってい る。
僕も「草萌え」で「草萌えの土手に石あり泣きに来る」と先
月詠んでいます。
春愁の目蓋自然に下がりけり /勝美
そうです、大人でにも子供にも蛙の目借時ですもの。
初めての使ひや陽炎買ひにゆく /勝美
これは良い!!初めての買物だから頼まれた品々が頭の中で
ゆらゆらゆれている。子供の思考はまさに朧の中です。
すみません。システムの不具合で、いただいたコメントが非表示になることがあるようです。
うらわの俳人と邦夫さんからのコメントが非表示なっていました。公開いたしましたので、よろしくお願いいたします。
ご迷惑をおかけしました。
今のわたしにとって
今月のひねもす俳句はとてもずしんと来ました。
有難うございました。
嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ /勝美
邦夫さんは虐待なんて面白いことを仰ったけれど、嫁菜は嫁菜
と読んで老婆はその美味しさを知っていて、「大地」を摘み上
げたのですから、老婆の底力の勝ち!「土」というところを
「大地」とし、力強い一句となりました。
春愁の目蓋自然に下がりけり /勝美
これは写真が効いた一句。写真と合わせていく「ひねもす」
ならではの句だと思いました。
このふっくらとしたかわいい幼子にも春の愁が訪れたのです。
人間のおもしろさ。これぞ、ひと!
初めての使ひや陽炎買ひにゆく /勝美
>これは良い!!初めての買物だから頼まれた品々が頭の中
>でゆらゆらゆれている。子供の思考はまさに朧の中です。
という邦夫さんの評を読む前に、わたしもこの句がいちばん
インパクトをもって迫ってきました。わたしもこういう句が
作りたいなあ・・・
須々さん、いつも好いおつき合いをありがとうございます。
これからも須々さんのお目に留まるような句を生み続けたいものです。
今晩は、圭です。
ひねもす俳句へご招待頂き有難うございます。
外出しておりまして只今拝見、五句何れも興味深く、映像と共に勉強させて頂きました。
中でも 「嫁菜摘む老婆大地を摘み上げ」 は好みの句、
一頻り春草を摘んでいた老婆が腰を伸ばし、大空を仰ぐ、そんな景まで浮かんできます。力強く、元気をいただける佳句と
頂戴します。
但し、映像を拡大しますと老婆には程遠いご婦人。老婆の
表現はひど過ぎますねー
「初めての使いや陽炎買ひにゆく」 は可愛く、いじらしい
光景、「・・・陽炎買ひにゆく」は上手いなー、勉強させて頂きました。
ただ、テレビで「初めてのお使い」なる番組があり、家内や
娘達がそのいじらしさに涙しながら観ていた覚えがあり、それとオーバーラップして、ちょっとおセンチな句かなーと。
5句からオムニバスのように春の情景を満喫させて頂きました。 今回も有難うございました。
圭さん、どうも有難うございます。
これからもちょいちょいお顔をお見せ下さい。
おはようございます。今回は子供の写真が実にいいですね。
特に石の遍路はいいなあ。うつむく眼もいいし、後ろ姿もいいし、子供だから溢れるものがありますね。
あ 俳句のコメントでなくすみません。
お早うございます、ひつじさん。
俳句のコメントはまたあとでゆっくり
おねがいします。
ご子息のご結婚おめでとうございます。
嬉しい春ですね。
何故ひとは桜の下を好むのか /勝美
哲学の命題みたいなで、こんなのアリ?と思った。
あらためて大真面目に聞いてるふうなのが面白い。
何故かは本当のところは分りませんけど、
春の空に霞むようにパアっと明るい満開の桜には、心踊りますね。
嫁菜摘む老婆大地を摘まみ上げ /勝美
「嫁菜摘む」が春の季語。ちなみに嫁菜の花は秋の季語なんですね。
「大地を摘まみ上げ」って大袈裟じゃない?と思いましたが、
自然に生えたヨメナ、まさに大地の力そのものなのかも。
小さなおバアさんの細い指で、ぐぐっと大地が摘まみ上げられている、
とした対比が面白いです。
石あれば石に腰掛け遍路旅 /勝美
写真はお遍路さんじゃないですが、でもでも
人生の遍路旅を歩んでいるとも受け取れるかも。
「石あれば石に腰掛け」そんなふうに生きたいですなぁ。
春愁の目蓋自然に下がりけり /勝美
春は眠いですね!愁いてはないけれど。
春は嬉しいばかりで「春愁」の実感がほとんどない私。
春愁て何なんでしょうね。新明解国語辞典によれば、
「春の日の、なんとなく憂鬱で、けだるい感じ」だそうで。
もしかして五月病?…でも俳句では五月は夏ですね。
なんにしてもピタリと一言で表している日本語はスゴイな。
初めての使ひや陽炎買ひにゆく /勝美
この句、いいなぁ。
なにがどういいのか、「陽炎買ひにゆく」に惹かれてるんですが、
写真のちょっと不安定な感じとマッチしてるからだろうか。
それにしても「陽炎買ひにゆく」はいいなぁ。
ありがとう、ありがとう。
出任せ俳句にちゃんと向き合ってくれて。
口をついて俳句が出てくるのでつい
いい加減なところで文字にしてみたのですけど。
これからもよろしく。
遅ればせながら拝見させていただきました。
何故ひとは桜の下を好むのか /勝美
なぜか、この句に惹かれます。
どなたかも評していましたが、哲学的ですね。
ある哲学の入門書を読んでいましたら、結構、
哲学を理解するのに俳句を材料にしていました。
石あれば石に腰掛け遍路旅 /勝美
この句も同様に感じます。
自在な句作り、あらためて敬意を表します。
由人さん しばらくです。その後奥さま如何でしょうか、
順調にお過しのことと拝察いたします。
いつもお立寄りの上、コメント有難うございます、これからも
よろしく。また、一緒に吟行しましょう。