ひねもす俳句:風薫る 2007年5月4日2007年5月4日 pure2 ひねもす俳句 緑陰に憩ふごときの鯉の群 /勝美 空青し青葉若葉の葉の狭間 /勝美 鼻腔襲へりジャスミンの香の波動 /勝美 木洩れ日の迷彩色に兵の蟻 /勝美
>緑陰に憩ふごときの鯉の群 こう暑い日が続くと、鯉のぼりだって そうそう元気な姿ばかりを見せてられないですよね。 日陰で憩ってる方が本物の鯉っぽいかも知れませんw >空青し青葉若葉の葉の狭間 青い空も葉の緑の向こうでは、色薄く写ってしまいますね。 しかし、その謙虚な青さが世界を包んでいたりします。 >鼻腔襲へりジャスミンの香の波動 このつぼみが咲くとすごい香りになりそうです。 その勢いは芳香よりも咆哮って感じかも知れません。 >木洩れ日の迷彩色に兵の蟻 木陰の迷彩は、アリンコたちにとって格好の隠れ蓑ですね。 行軍するありたちに戦果あれ!w 返信
入選とか、入賞とか、素直に嬉しいことではありますが、だから何? 作品を創作する喜びだけで充分です。さて、農宗さんのは、小生だったら、「ジャスミンの香の染み付きし身を家路」とでも。下七が少々うるさいと感じましたので。妄言多謝。 返信
「緑陰」が夏の季語。「鯉」と季重ねじゃないの?と思ったけど、 ただの「鯉」は季語じゃないんですね。 大空を泳ぐ鯉のぼりは眺めていて気持ちいいものですが、 ここのだらりと下がった鯉のぼりもまた、リラックスモードで 気持ちよさそう。 私も作りました。 吾子笑う頭上を泳ぐ鯉のぼり う〜ん、言いたいことが17文字にピタっとおさまらないな。 「青葉若葉の葉の狭間」が、象形文字みたいですね。 この写真を文字に置き換えたらそうなる、みたいな。 観念で作るんじゃなく、観察で作ってるのがわかります。 それにしても、いまの時期の緑はもう、最高にきれいです。 羽衣ジャスミンは、いい香りではあるけれど、 香りがとても強いので、まさに鼻孔を襲うかんじですね。 「香の波動」という言葉が新鮮! ただ、夏の季語のジャスミンは茉莉花のことで、 羽衣ジャスミンとは別物じゃないかというギモンが…。 木漏れ日を「迷彩」とみたところから、「兵の蟻」まで 繋がる連想が、いつものことながら生きてますね。 私も作ってみました。 木漏れ日や人も地面もスクリーン これじゃ素通りされる句ですなー。 返信
先ず、俳句を書くのに歴史的仮名遣即ち旧かなを使いたいと思います。 「吾子笑う」は「吾子笑ふ」と。原句はそれなりにいいと思いますが、 ポイントを搾って「抱く子の瞳に泳ぐ鯉のぼり」とすることも出来ます。 次に、俳句は一応有季定型、季語を持つ事が第一だと思います。次の句は、季語を用いるべきで、例えば「夏兆す木洩れ日を踏む靴の影」等は いかがでしょうか。木洩れ日は季語ではありません。 返信
「木洩れ日」は季語じゃないとな!やられた! そーか「蟻」が夏の季語なのか。 紛らわしいぞな。 鯉のぼりのほう、「瞳に泳ぐ鯉のぼり」は私も考えました。 いやマジで。でも瞳に映ってるのを実際に見てないからなー、と思って却下したのでした。 現実に縛られすぎる必要はないんですよね。 返信
歳時記では「茉莉花(まつりか)」が主題で、「ジャスミン」は副題となっていますが、例句は、どちらもあります。歳時記によれば茉莉花とジャスミンに混乱した説明がなされているのもあります。茉莉花はインド原産のヒイラギ科、ジャスミンはモクセイ科オウバイ属の総称で、別物ですが、学名は「Jasminum」と同じためかもしれません。茉莉花と呼ぶほうが俳句的かも。 返信
ジャスミンは、ソケイ属(ヤスミヌム)だそうです。 茉莉花も、モクセイ科ソケイ属。 (ネットで検索すると、ヒイラギ科とされてる場合もあるようですが) Wikiで「ジャスミン」検索してみてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/ ジャスミンと名がつく花っていろいろあって、それこそ紛らわしいですね。 カロライナジャスミン、マダガスカルジャスミン、どちらも いい香りの花だけど、別系統。 いい匂いのこういう花がある、だけじゃ物足りなくて、 名前を知りたくなるのは、なんでだろうなぁ。 返信
>緑陰に憩ふごときの鯉の群
こう暑い日が続くと、鯉のぼりだって
そうそう元気な姿ばかりを見せてられないですよね。
日陰で憩ってる方が本物の鯉っぽいかも知れませんw
>空青し青葉若葉の葉の狭間
青い空も葉の緑の向こうでは、色薄く写ってしまいますね。
しかし、その謙虚な青さが世界を包んでいたりします。
>鼻腔襲へりジャスミンの香の波動
このつぼみが咲くとすごい香りになりそうです。
その勢いは芳香よりも咆哮って感じかも知れません。
>木洩れ日の迷彩色に兵の蟻
木陰の迷彩は、アリンコたちにとって格好の隠れ蓑ですね。
行軍するありたちに戦果あれ!w
私もジャスミンの写真で一句
ジャスミンの香に染まる中つく家路
いかかでしょうか?
入選とか、入賞とか、素直に嬉しいことではありますが、だから何?
作品を創作する喜びだけで充分です。さて、農宗さんのは、小生だったら、「ジャスミンの香の染み付きし身を家路」とでも。下七が少々うるさいと感じましたので。妄言多謝。
「緑陰」が夏の季語。「鯉」と季重ねじゃないの?と思ったけど、
ただの「鯉」は季語じゃないんですね。
大空を泳ぐ鯉のぼりは眺めていて気持ちいいものですが、
ここのだらりと下がった鯉のぼりもまた、リラックスモードで
気持ちよさそう。
私も作りました。
吾子笑う頭上を泳ぐ鯉のぼり
う〜ん、言いたいことが17文字にピタっとおさまらないな。
「青葉若葉の葉の狭間」が、象形文字みたいですね。
この写真を文字に置き換えたらそうなる、みたいな。
観念で作るんじゃなく、観察で作ってるのがわかります。
それにしても、いまの時期の緑はもう、最高にきれいです。
羽衣ジャスミンは、いい香りではあるけれど、
香りがとても強いので、まさに鼻孔を襲うかんじですね。
「香の波動」という言葉が新鮮!
ただ、夏の季語のジャスミンは茉莉花のことで、
羽衣ジャスミンとは別物じゃないかというギモンが…。
木漏れ日を「迷彩」とみたところから、「兵の蟻」まで
繋がる連想が、いつものことながら生きてますね。
私も作ってみました。
木漏れ日や人も地面もスクリーン
これじゃ素通りされる句ですなー。
>ジャスミンの香の染み付きし身を家路
なるほど。なんというか、スッキリ感が違いますね。
同じことを描くのにも、言葉の選びかたでシャープさがぜんぜんちがってくるのですね!
先ず、俳句を書くのに歴史的仮名遣即ち旧かなを使いたいと思います。
「吾子笑う」は「吾子笑ふ」と。原句はそれなりにいいと思いますが、
ポイントを搾って「抱く子の瞳に泳ぐ鯉のぼり」とすることも出来ます。
次に、俳句は一応有季定型、季語を持つ事が第一だと思います。次の句は、季語を用いるべきで、例えば「夏兆す木洩れ日を踏む靴の影」等は
いかがでしょうか。木洩れ日は季語ではありません。
「木洩れ日」は季語じゃないとな!やられた!
そーか「蟻」が夏の季語なのか。
紛らわしいぞな。
鯉のぼりのほう、「瞳に泳ぐ鯉のぼり」は私も考えました。
いやマジで。でも瞳に映ってるのを実際に見てないからなー、と思って却下したのでした。
現実に縛られすぎる必要はないんですよね。
歳時記では「茉莉花(まつりか)」が主題で、「ジャスミン」は副題となっていますが、例句は、どちらもあります。歳時記によれば茉莉花とジャスミンに混乱した説明がなされているのもあります。茉莉花はインド原産のヒイラギ科、ジャスミンはモクセイ科オウバイ属の総称で、別物ですが、学名は「Jasminum」と同じためかもしれません。茉莉花と呼ぶほうが俳句的かも。
ジャスミンは、ソケイ属(ヤスミヌム)だそうです。
茉莉花も、モクセイ科ソケイ属。
(ネットで検索すると、ヒイラギ科とされてる場合もあるようですが)
Wikiで「ジャスミン」検索してみてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/
ジャスミンと名がつく花っていろいろあって、それこそ紛らわしいですね。
カロライナジャスミン、マダガスカルジャスミン、どちらも
いい香りの花だけど、別系統。
いい匂いのこういう花がある、だけじゃ物足りなくて、
名前を知りたくなるのは、なんでだろうなぁ。