ひねもす俳句:春、始まる 2006年3月28日2006年3月28日 pure2 ひねもす俳句 白木蓮の高きは雲に届きたり /勝美 句碑の字をなぞる指先花の冷え /勝美 青柳の水には遠き枝の丈 /勝美 風つかむには幼くて柳の芽 /勝美 装ひを剥けば均一新社員 /勝美
>白木蓮の高きは〜 青い空をバックに撮りたいところですが、 曇り空の鈍い色に栄えるモクレンの花。 これはこれで、いい味わいですよね。 >句碑の字を〜 「良い桜だなぁ」と一句ひねろうと近づくと、そこには句碑が。 ずっと前の時代にも同じように思ったやつがいるんだな… そんな春先の夕暮れでしょうか。 >青柳の〜 水の青と柳のあお。付くか付かないか、 いい感じの長さの柳を揺らす風。 >風つかむには幼くて〜 広がった柳の枝は、確かに風を掴もうとしている 手のように見えますね。 掴んだ砂がさらさらと手の平から落ちていく時のように、 柳も気持ちいいのかも。 >装ひを剥けば〜 確かに。これからどう熟成していくかが楽しみなのかも。 カビてしまうのもあるでしょう。 でも、実はそのカビの下ですごく芳醇なうまみが できているかも知れません。チーズみたいに。 返信
白木蓮と書いてハクレンと読むそうです。 白木蓮の薄クリーム色の花びらには、よく晴れた空が似合う。 写真のような曇り空との組み合わせは、空の白に溶け込むようで また違った印象。 句碑…私はめったにお目にかからないというか あってもたぶん気づかないんだろうけど、 所縁の地のあちこちにあるみたいですね。芭蕉のとか一茶のとか。 何を思って句碑の文字をなぞるんだろうなあ、 そうさせる気持ちを感じてみたい気もします。 別に俳句じゃなくても。 柳。 春になると花が咲くばかりじゃなく、木々の新芽が 開き出して、風景が一気にイキイキしてくるのが嬉しい。 まだ伸びきっていない若い枝も、しばらくしたら 下の川面に届くくらいになるんでしょうね。 柳の芽、芽柳が季語。 もうホントに!この時期の柳は綺麗でたまりません。 風になびく枝を眺めてたら半日過ごせそうなくらい。 写真からこの句が導き出せる、作者の観察眼がすごいと思う。 観察と連想力かな。 ちなみに、夏になったら葉柳が季語。 キレイなもんばかりじゃなく、こんなモノで句は作れるの? と送ってみた魚肉ソーセージ(8本100円!)の写真。 なるほどね!行儀よく真直ぐならんだソーセージを 新入社員に見立てたわけですか。 装いも均一だけど、というツッコミはこの際置いておきましょう。 返信
>白木蓮の高きは〜
青い空をバックに撮りたいところですが、
曇り空の鈍い色に栄えるモクレンの花。
これはこれで、いい味わいですよね。
>句碑の字を〜
「良い桜だなぁ」と一句ひねろうと近づくと、そこには句碑が。
ずっと前の時代にも同じように思ったやつがいるんだな…
そんな春先の夕暮れでしょうか。
>青柳の〜
水の青と柳のあお。付くか付かないか、
いい感じの長さの柳を揺らす風。
>風つかむには幼くて〜
広がった柳の枝は、確かに風を掴もうとしている
手のように見えますね。
掴んだ砂がさらさらと手の平から落ちていく時のように、
柳も気持ちいいのかも。
>装ひを剥けば〜
確かに。これからどう熟成していくかが楽しみなのかも。
カビてしまうのもあるでしょう。
でも、実はそのカビの下ですごく芳醇なうまみが
できているかも知れません。チーズみたいに。
白木蓮と書いてハクレンと読むそうです。
白木蓮の薄クリーム色の花びらには、よく晴れた空が似合う。
写真のような曇り空との組み合わせは、空の白に溶け込むようで
また違った印象。
句碑…私はめったにお目にかからないというか
あってもたぶん気づかないんだろうけど、
所縁の地のあちこちにあるみたいですね。芭蕉のとか一茶のとか。
何を思って句碑の文字をなぞるんだろうなあ、
そうさせる気持ちを感じてみたい気もします。
別に俳句じゃなくても。
柳。
春になると花が咲くばかりじゃなく、木々の新芽が
開き出して、風景が一気にイキイキしてくるのが嬉しい。
まだ伸びきっていない若い枝も、しばらくしたら
下の川面に届くくらいになるんでしょうね。
柳の芽、芽柳が季語。
もうホントに!この時期の柳は綺麗でたまりません。
風になびく枝を眺めてたら半日過ごせそうなくらい。
写真からこの句が導き出せる、作者の観察眼がすごいと思う。
観察と連想力かな。
ちなみに、夏になったら葉柳が季語。
キレイなもんばかりじゃなく、こんなモノで句は作れるの?
と送ってみた魚肉ソーセージ(8本100円!)の写真。
なるほどね!行儀よく真直ぐならんだソーセージを
新入社員に見立てたわけですか。
装いも均一だけど、というツッコミはこの際置いておきましょう。