ひねもす俳句:残暑厳し

イベントの栃の実を搗く山仲間
イベントの栃の実を搗く山仲間 /勝美
巧妙なネットの手口女郎蜘蛛 /勝美
巧妙なネットの手口女郎蜘蛛
増殖のきのこはアート形成す
増殖のきのこはアート形成す /勝美
公園の小径愉しも秋日影 /勝美
公園の小径愉しも秋日影
コスモスの一揆の如く蜂起せり
コスモスの一揆の如く蜂起せり /勝美

One thought to “ひねもす俳句:残暑厳し”

  1.  今回のタイトルは今日の限りなき暑さに閉口してつけたもの。地球の高温化が進んでいるのではと、暗澹とする未来。それでもせっせとひねもす俳句を捻り出している。最初の句は栃の実。昔雲取山荘の開山祭のイベントでおしかけスタッフとして嬉々として手伝った記憶がある。大抵日本酒2本をかついで行って振る舞ったのが懐かしい。栃の実餅と雀の焼き鳥を大量に焼くために羽をむしったスズメを竹串に刺すのも手伝った。どこかのテレビ局が取材に来たこともあった。2句目は破れかけた蜘蛛の巣。女郎蜘蛛。ネットで巧妙に悪へ誘う手口がたえない。憂慮すべき。3句目は古木などに寄生するきのこ。形が空想を誘うほど見事。見飽きない。4句目は公園の小道。秋日影がさりげなく落ち着いた静かさ。句作に耽るのも良いかも。最後の句は黄花コスモス。普通にみられるピンクもいいけれど黄花も趣がある。かくて秋は進んでいくのである。

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