ひねもす俳句:残暑厳し

イベントの栃の実を搗く山仲間
イベントの栃の実を搗く山仲間 /勝美
巧妙なネットの手口女郎蜘蛛 /勝美
巧妙なネットの手口女郎蜘蛛
増殖のきのこはアート形成す
増殖のきのこはアート形成す /勝美
公園の小径愉しも秋日影 /勝美
公園の小径愉しも秋日影
コスモスの一揆の如く蜂起せり
コスモスの一揆の如く蜂起せり /勝美

「ひねもす俳句:残暑厳し」への3件のフィードバック

  1.  今回のタイトルは今日の限りなき暑さに閉口してつけたもの。地球の高温化が進んでいるのではと、暗澹とする未来。それでもせっせとひねもす俳句を捻り出している。最初の句は栃の実。昔雲取山荘の開山祭のイベントでおしかけスタッフとして嬉々として手伝った記憶がある。大抵日本酒2本をかついで行って振る舞ったのが懐かしい。栃の実餅と雀の焼き鳥を大量に焼くために羽をむしったスズメを竹串に刺すのも手伝った。どこかのテレビ局が取材に来たこともあった。2句目は破れかけた蜘蛛の巣。女郎蜘蛛。ネットで巧妙に悪へ誘う手口がたえない。憂慮すべき。3句目は古木などに寄生するきのこ。形が空想を誘うほど見事。見飽きない。4句目は公園の小道。秋日影がさりげなく落ち着いた静かさ。句作に耽るのも良いかも。最後の句は黄花コスモス。普通にみられるピンクもいいけれど黄花も趣がある。かくて秋は進んでいくのである。

  2. 今回は写真についてと俳句の感想をまぜて書きます!

     イベントの栃の実を搗く山仲間 /勝美

    樹上にはこんな感じで正しく実がなっていますが、
    地上では実の殻の半分になったものや砕けたかけらがあちこち散乱!とっちらかっています。
    風の仕業?カラス?それとも人間の仕業??
    殻の中身はないので、風だけのせいじゃない。拾ってる人いるのかも。
    句でも山で栃の実を搗くとあるから、栃餅をどこかで美味しく食べてるひとがいるに違いない!!

     巧妙なネットの手口女郎蜘蛛 /勝美

    蜘蛛の巣からインターネットへ。ネットそのまんまですが、わかりやすい。
    今日、おなじ公園でもっと巧妙なネットを張り巡らしてる蜘蛛に出会いました。
    横糸が細かい細かい!!一度かかったら逃げられそうにないやつでした。
    くわばらくわばら。

     増殖のきのこはアート形成す /勝美

    この激しく層になったきのこはカワラタケというらしいです。
    ちょっと苦手な見た目のキノコです。
    アートは美しいだけじゃありませんからねー!

     公園の小径愉しも秋日影 /勝美

    年がら年中歩いている公園なのですが、見るたび少し違っていて。
    今回は小径にできた影がよかった。まだ朝だから影が長い。
    それが連なって、リズムを生み出している気がしました。
    そのリズミカルな影を「小径愉しも」という言葉に置き換えたのがドンピシャと思いました。

     コスモスの一揆の如く蜂起せり /勝美

    キバナコスモスですね。私よりも背が高い。
    空に向かってずんずん伸びている様子を「一揆の如く蜂起せり」と言い当てたのは、
    これまた大正解じゃないですかね?

  3. コメント有難うじーっと写真を眺めているとスルスルと俳句的感じへと誘われます。思いついた言葉が一片の俳句に仕上がります。今のところひねもす俳句に感謝あるのみ❣️

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