ひねもす俳句:優曇華のころ

雨粒の嬉嬉と滑るや梅雨最中
雨粒の嬉嬉と滑るや梅雨最中 /勝美
天国への階段梅雨の朝の弥撒 /勝美
天国への階段梅雨の朝の弥撒
一念を徹す気概ぞ涼しけれ
一念を徹す気概ぞ涼しけれ /勝美
優曇華や尻落ち着かぬ金の椅子 /勝美
優曇華や尻落ち着かぬ金の椅子
端居して旅のあれこれ追憶す
端居して旅のあれこれ追憶す /勝美

「ひねもす俳句:優曇華のころ」への2件のフィードバック

  1. お先に写真についてひとこと。
    今回は先週高校の同級生たちと集まり、木場〜清澄白河を散策した際の写真です。
    金ピカソファーは四川料理の店の入り口に。雨で自分の服がじっとりしていて座るのを遠慮したけれど、座り心地を確かめてくればよかった。
    シニア以降の大活躍で尊敬する伊能忠敬像には、全く予期せず出会えてよかった。
    雨模様で散策も半ばでおしまいになってしまったけれど、この辺りもまだまだ見どころが多いと感じた。

  2.  もう7月。梅雨の時期は鬱陶しい。思考力も低下。ない知恵も絞れない。ひねもす写真は唯一好奇心という窓を開いてくれる。1句目の雨の中の滑り台。天気が良ければ子供達が取り合いっこしているだろう。今は子供に代わって雨粒だけが滑り落ちている。2句目は図書館の階段らしいがステンドグラスに教会のそれを想像した。教会というと弥撒が連想されるがちと常識的か。3句目は伊能忠敬像。全国踏破しての測量を虚仮の一念というのは浅はか。頭がさがる。4句目の金ピカソファーは悪趣味。金満家向きか。尻が落ち着かないだろうね。最後は杉風庵の芭蕉像。芭蕉といえば旅は切り離せない。追想に耽っているように見える。

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