ひねもす俳句:知らぬ間に

ぼろ市や買ひ手のつかぬゴブラン布
ぼろ市や買ひ手のつかぬゴブラン布 /勝美
天空や定位置探す冬星座 /勝美
天空や定位置探す冬星座
霜降るを潜望鏡の窺へり
霜降るを潜望鏡の窺へり /勝美
寒暖異常に閉口したり冬はじめ /勝美
寒暖異常に閉口したり冬はじめ
下戸はすぐ足をとらるる秋あかね
下戸はすぐ足をとらるる秋あかね /勝美

「ひねもす俳句:知らぬ間に」への2件のフィードバック

  1. 立冬過ぎての夏日の異変から一転師走の寒さが襲ってきた。知らぬ間に何やら地球環境が変調をきたしているのではと感じるこの頃。一句目はフラクタルな花。冷めた豪華さを放っている
    12月ともなれば世田谷ボロ市が開かれる。ゴブラン織の絨毯敷物など掘り出し物が出されることもあるかもですがそうそう買手はつかないかも。二句目は水族館展示のクラゲなど。あたかも天球に浮遊しているよう。冬の星座は歌にあるように美しい。星座は定位置に納まるけれど実は自らの場所を探しているようにも思えた。三句目はチンアナゴ。水族館の愛嬌者。潜水艦のように沈んでいて時折首をヌーっと持ち上げるのも可愛い。四句目は小公園の遊具。手前の動物は閉口気味にうんざり顔で這いつくばっている。この所の異常気象についていけないか。最後の句は赤蜻蛉。千鳥足の下戸がヘロヘロと足を地につけた感じ。今回はまとまりの悪い句が並んでしまった。

  2. フラクタルな花は、エキナセアグリーンツイスターという品種みたいです。
    エキナセアといえば風邪予防に効くハーブティーでよく知られてますね。ハーブティーにするのは葉かな?これからの季節にはもってこいのハーブですかね。

    三句目のはチンアナゴではなく、ニシキアナゴ。
    チンアナゴは白地に黒い点々模様で、色違いというわけじゃなく、種が違います。

    とりあえず写真について補足。

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