ひねもす俳句:地下の殿堂 2018年8月30日2018年8月30日 pure2 ひねもす俳句 天を摩す隠し砦の冷ややかに /勝美 採掘の跡は酷暑を寄せぬ地下 /勝美 殿堂の如き遺跡や秋迫る /勝美 遺物めく機械の古ぶ夏の果 /勝美 秋の夜のオペラ天井桟敷席 /勝美
>天を摩す隠し砦の冷ややかに 本当に砦のようですね。人間の手が入る前はどんな形だったのか気になります。 >採掘の跡は酷暑を寄せぬ地下 地下独特のひんやり感が句から伝わります。 >殿堂の如き遺跡や秋迫る 最初は気にせず採掘していて、いつの間にか見栄えを気にして 石を切り出すようになったのでしょうね。 >遺物めく機械の古ぶ夏の果 去りゆく夏の雰囲気にあっていますね。 >秋の夜のオペラ天井桟敷席 これは、絶対にかっこよくしようと思って、掘っていますねw 返信
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。よくぞ掘り進んだものですねえ。これだけ地下を空洞化すると地上は陥没しないのか心配ですねえ。実際陥没はあちこちで頻発しているようですが。海底に堆積した凝灰岩が地上に現れた場所に今いるのだと思うと、地球の造成の悠久の歴史が感じられました。 返信
残念ながら私は訪ねたことはありませんが、お句と共に写真を拝見して、冷気の漂う現場に居合わせているような思いになりました。 1句目の「隠し砦」、2句目の「酷暑を寄せぬ地下」、3句目の「秋迫る」、4句目の「夏の果て」、5句目の「天井桟敷」などと捉えられたところに、勝美さんならではの独創を教えられました。そして、本来目的の採石という作業の結果遺された巨大な空間を、まとめとして「殿堂」と呼ばれた感性に心服しました。 返信
俊孝さん おはようございます。コメントありがとうございます。地下の殿堂はドライブがてらに初めて訪れたのです。たかをくくっていましたが圧倒されました。昔長編の『天井桟敷の人々』というモノクロの映画がありましたが思いはそちらへ飛んでしまいました。隠し砦の3悪人などという時代劇邦画もありましたねえ。 返信
暑さが戻ってきましたね。 今年の本当の秋はいつからなんでしょう。 今日は、高齢者運転の認知検査のテストがあります。 午後からですが、ちょっとプレッシャーを感じている。 今月の二句です。 秋の夜のオペラ天井桟敷席 /勝美 採掘の跡は酷暑を寄せぬ地下 /勝美 返信
由人さん こんにちは。コメントありがとうございます。高齢者運転の認知検査を受ける年齢になったのですねえ。元気で息災でいたいと思います。それにしても暑いですねえ。今、角川俳句年鑑の獺祭の原稿をポストへ投函してきただけで汗ずくです。やれやれ。お互いに頑張りましょう。 返信
天を摩す隠し砦の冷ややかに /勝美 「天を摩す」はどうかわからないけど、「隠し砦」っぽいですね写真は。 点在する樹木が「隠し」感をアップさせてますね。 『隠し砦の三悪人』、昔、黒澤くらい知っとかなきゃと思って観ました。 が、ストーリー覚えてない! また観るかな。 採掘の跡は酷暑を寄せぬ地下 /勝美 涼しそう!地上ではアスファルトからムンムンと熱気が反射しているのに、 数メートル地下ではひんやりなんですね。 それにしても広い!崩れ落ちないか、ちょっと怖くもありますね。 殿堂の如き遺跡や秋迫る /勝美 写真真ん中の青いところの秋草のシルエットみたいなのは何? パッと見、照明が月明かりみたいで、お月見ぽいですよね。 そんなところからも「秋迫る」という季語がでてきたのかな? 遺物めく機械の古ぶ夏の果 /勝美 こんな機械で掘ってた!? どうやって掘るんだろう。 こちらは「終わった」感ある写真で、「夏の果」がぴたり来ますね。 同じ風景、写真をみても、選ぶ言葉によって人それぞれ違う句になるのが 当たり前だけど面白いと思う。 秋の夜のオペラ天井桟敷席 /勝美 今回2本目の映画だ! 『天井桟敷の人々』くらい観とかなきゃ、と思って昔観ました。 が、ストーリー覚えてない!! ある意味すごいね、私の特技だ。 写真は「地下の殿堂」というタイトルそのままのような演出で。 ドラマチックにしあげてますね。 ここで歌ったら響きそう〜〜! 返信
あわさん コメントありがとう。今回は昔の映画がすぐ頭に閃きましたよ。それにしても地下の空間は圧巻でしたねえ。手掘りと機械掘りとの仕上がりはくっきりはっきり違いが見られました。手彫りの跡には労働者の苦心の歴史がまざまざとあってこれまた見ごたえありましたよ。空間演出の照明が光と影を浮き上がらせて幻想感を高めていました。この空間はコンサートなど多目的に利用されているそうです。外へ出ると現世の暑さが急にぶり返し生き返った感を味わうことができました。 返信
栃木県の大谷石採掘跡の大谷資料館を見学しました。よくぞ掘り抜いたと感嘆しきりでした。巨大空間は様々な催しに利用されているようですが一見の価値ありでした。あとは定番の宇都宮で餃子を試食しました。
>天を摩す隠し砦の冷ややかに
本当に砦のようですね。人間の手が入る前はどんな形だったのか気になります。
>採掘の跡は酷暑を寄せぬ地下
地下独特のひんやり感が句から伝わります。
>殿堂の如き遺跡や秋迫る
最初は気にせず採掘していて、いつの間にか見栄えを気にして
石を切り出すようになったのでしょうね。
>遺物めく機械の古ぶ夏の果
去りゆく夏の雰囲気にあっていますね。
>秋の夜のオペラ天井桟敷席
これは、絶対にかっこよくしようと思って、掘っていますねw
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。よくぞ掘り進んだものですねえ。これだけ地下を空洞化すると地上は陥没しないのか心配ですねえ。実際陥没はあちこちで頻発しているようですが。海底に堆積した凝灰岩が地上に現れた場所に今いるのだと思うと、地球の造成の悠久の歴史が感じられました。
残念ながら私は訪ねたことはありませんが、お句と共に写真を拝見して、冷気の漂う現場に居合わせているような思いになりました。
1句目の「隠し砦」、2句目の「酷暑を寄せぬ地下」、3句目の「秋迫る」、4句目の「夏の果て」、5句目の「天井桟敷」などと捉えられたところに、勝美さんならではの独創を教えられました。そして、本来目的の採石という作業の結果遺された巨大な空間を、まとめとして「殿堂」と呼ばれた感性に心服しました。
俊孝さん おはようございます。コメントありがとうございます。地下の殿堂はドライブがてらに初めて訪れたのです。たかをくくっていましたが圧倒されました。昔長編の『天井桟敷の人々』というモノクロの映画がありましたが思いはそちらへ飛んでしまいました。隠し砦の3悪人などという時代劇邦画もありましたねえ。
暑さが戻ってきましたね。
今年の本当の秋はいつからなんでしょう。
今日は、高齢者運転の認知検査のテストがあります。
午後からですが、ちょっとプレッシャーを感じている。
今月の二句です。
秋の夜のオペラ天井桟敷席 /勝美
採掘の跡は酷暑を寄せぬ地下 /勝美
由人さん こんにちは。コメントありがとうございます。高齢者運転の認知検査を受ける年齢になったのですねえ。元気で息災でいたいと思います。それにしても暑いですねえ。今、角川俳句年鑑の獺祭の原稿をポストへ投函してきただけで汗ずくです。やれやれ。お互いに頑張りましょう。
天を摩す隠し砦の冷ややかに /勝美
「天を摩す」はどうかわからないけど、「隠し砦」っぽいですね写真は。
点在する樹木が「隠し」感をアップさせてますね。
『隠し砦の三悪人』、昔、黒澤くらい知っとかなきゃと思って観ました。
が、ストーリー覚えてない! また観るかな。
採掘の跡は酷暑を寄せぬ地下 /勝美
涼しそう!地上ではアスファルトからムンムンと熱気が反射しているのに、
数メートル地下ではひんやりなんですね。
それにしても広い!崩れ落ちないか、ちょっと怖くもありますね。
殿堂の如き遺跡や秋迫る /勝美
写真真ん中の青いところの秋草のシルエットみたいなのは何?
パッと見、照明が月明かりみたいで、お月見ぽいですよね。
そんなところからも「秋迫る」という季語がでてきたのかな?
遺物めく機械の古ぶ夏の果 /勝美
こんな機械で掘ってた!? どうやって掘るんだろう。
こちらは「終わった」感ある写真で、「夏の果」がぴたり来ますね。
同じ風景、写真をみても、選ぶ言葉によって人それぞれ違う句になるのが
当たり前だけど面白いと思う。
秋の夜のオペラ天井桟敷席 /勝美
今回2本目の映画だ!
『天井桟敷の人々』くらい観とかなきゃ、と思って昔観ました。
が、ストーリー覚えてない!! ある意味すごいね、私の特技だ。
写真は「地下の殿堂」というタイトルそのままのような演出で。
ドラマチックにしあげてますね。
ここで歌ったら響きそう〜〜!
あわさん コメントありがとう。今回は昔の映画がすぐ頭に閃きましたよ。それにしても地下の空間は圧巻でしたねえ。手掘りと機械掘りとの仕上がりはくっきりはっきり違いが見られました。手彫りの跡には労働者の苦心の歴史がまざまざとあってこれまた見ごたえありましたよ。空間演出の照明が光と影を浮き上がらせて幻想感を高めていました。この空間はコンサートなど多目的に利用されているそうです。外へ出ると現世の暑さが急にぶり返し生き返った感を味わうことができました。