ひねもす俳句:文化の秋を楽しむ

稲架襖(はざふすま)端から端へあかね雲
稲架襖(はざふすま)端から端へあかね雲 /勝美
口切や由緒の香合鑑賞す /勝美
口切や由緒の香合鑑賞す
秋風や地雷は此処よ近寄るな
秋風や地雷は此処よ近寄るな /勝美
口融けの淡きメレンゲ白秋忌 /勝美
口融けの淡きメレンゲ白秋忌
薬用や昆虫入りの新酒出来
薬用や昆虫入りの新酒出来 /勝美

One thought to “ひねもす俳句:文化の秋を楽しむ”

  1. 秋は文化と芸術の季節だ。豊かな人生のためにはその恩恵を受けて全身で楽しむべしだ。今回は秋から冬へと雑多な季語を利用しての楽しめるひねもす俳句が出来たかなと思っています。1句目には稲はおろか稲架すらないのですがこの空の広がりならば乾くのも早いことかなとないものを詠んでみました。2句目は冬の生活の「口切」です。茶道でのお道具鑑賞とて伝世の香合拝見、とはいえ「栃の実」ですが。いかにも古びてありがたそうな香合に栃の実を変身させてみました。いかにもありがたそうです。3句目は公園の遊具の正面画像。地雷の在り処を示す標識にしつらえました。4句目は台湾の冷菓だそうです。チトべたでした。最後のもべたべたで孫の学校の文化祭出品の標本ですが、新酒に逃げ込みました。とりあえずご鑑賞ください。

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