ひねもす俳句:冬隣り 2017年9月29日2017年9月30日 pure2 ひねもす俳句 冬仕度始めんと影起き上がる /勝美 動かせば祟ると祠秋の冷 /勝美 馬肥ゆるブリアサバランならずとも /勝美 腰掛けし天狗ゐたりし大枯木 /勝美 冬近し注文服のまだ出来ず /勝美
暑いと思っていたら、そこはかと空気の感じが変わってきたようです。とはいえまだまだ秋であることに変わりはないのですけれど。今回のタイトルは「冬隣り」。それらしい句を並べてみました。どうぞよろしくです。 返信
勝美さん! 写真からの連想での素敵な俳句を、いつも有難うございます。 なかなか勝美さんの真意を捉え切れず、 従って、適格なコメントが出来ず、申し訳ありません。 でも、私なりに頑張って、コメントをさせて頂きますので、宜しくネ。 明日、横浜句会ですが、宜しくお願いします。 冬仕度始めんと影起き上がる /勝美 この写真は、いつも寝てばかりしていた猫が、丁度、起き上がって来た処の写真ですか? この情景を「冬支度を始める」と捉えて、見事に一句、仕上げましたね。 季語「冬支度」を持ち込む事により、只、猫の寝ている平凡な写真から、素敵な俳句が出来上がりましたね。 お見事でした。 動かせば祟ると祠秋の冷 /勝美 この写真は、道路工事の建築現場の写真ですね。 この工事現場の一角に、場違いな、古ぼけた祠が、どうして設置されているのでしょうかね? 恐らくは、この祠を下手に撤去したりすると、なんらかの祟りがあるのでは・・・と云う事で、この遊歩道にそのまま置かれて来たのでしょうね。 でも、そう考えますと、この「秋の冷」という季語は、どんな働きをしているのかな? その関連がよく解りませんでした。 馬肥ゆるブリアサバランならずとも /勝美 この写真は大きなハンバーグステーキが盛られた、ハンバーグ・ランチセットの写真ですね。 この写真の様なランチを食べていたら、 ラム酒漬けの洋菓子「サバラン」で有名な大食漢・ブリアサバランの様になってしまいますよ!と、云う処ですかね。 そして、この季語「馬肥ゆる」が絶妙ですね。 この季語で、一挙に「写真」と「季語」と「俳句」を一つに結びつけた、見事な写真俳句が出来上がりましたね。 腰掛けし天狗ゐたりし大枯木 /勝美 この写真は欅の大木が枯れて、枯れ大木となった木の、ある部分を切り取って、その断面を展示しているのですか? その形状から「天狗が腰を掛けていた大枯木」を連想したのでしょうね。 冬の季語「枯木」も見事に働いていて、素敵な俳句に仕上がりましたね。 この句の成功の鍵は、この欅の大枯木の写真に「天狗」を引っ張り出してきたことでしょうね。 冬近し注文服のまだ出来ず /勝美 この写真は「木工細工の三体の人形」が飾られていますね。 確かに、この人形は人間の骨格を木材で繋いだ形の物ですので、云ってみれば、裸の人形ですね。 この「裸」という処からの連想から、「注文服のまだ出来ず」という言葉が自然に湧いて来たのでしょうね。 この木工細工を「裸の人形」と捉えた事で、この句は見事に成功しましたね。 これに、秋の季語「冬近し」を付ける事で、見事に「写真」と「季語」と「俳句」の一貫性が完成しましたね。 返信
喜信さん おはようございます。早々と一番乗りのコメントありがとうございます。今日は横浜句会ですね、どうぞよろしくです。道路に居座っているかの祠の句の「秋冷」は「冷ややか」の傍題ですが人間の心の冷たさを暗示する内容を含む季語だとすると、祠からすれば「道路は後から作ったんやないかい」、ということです。邪魔者扱いする人間の心が透けてくるように思えたのでこの季語がふさわしいかな、と、詠んだ次第ですが。 返信
>冬仕度始めんと影起き上がる 夏のほうが影は濃いと思うのですが、なぜか冬の方が影の印象が強いですね。 >動かせば祟ると祠秋の冷 こういうのを見るとなんだか安心します。 >馬肥ゆるブリアサバランならずとも 舌が肥えていると、なんだかんだと文句をつけて、逆に痩せるかも知れないですね。 >腰掛けし天狗ゐたりし大枯木 かつて腰掛けた天狗が、久々に山から降りてきてみると、騒々しい街になっててびっくりするでしょうね。 >冬近し注文服のまだ出来ず 冬までには、ちゃんと着させてほしいものです。 返信
今晩は、まさに冬隣りのようなそぞろ寒い十五夜です。 勝美さんは、今月は富山の方へ全国大会でお出かけですね。 いろいろ多忙な毎日のようですが、健康にだけは留意してお出かけください。 そろそろ大山も雪の便りがあるのでしょうか。 今月のお気に入りの二句です。 冬仕度始めんと影起き上がる /勝美 冬近し注文服のまだ出来ず /勝美 返信
由人さん おはようございます。コメントありがとうございます。タイトルにふさわしいようなな寒い朝、由人さんも健康にご留意くださいね。今週末から富山へ出かけます。俳句会の司会を頼まれたり、新人賞の好評を頼まれたり、大変です。今月末にUTR吟行実施したいと思うのですが、どこがいいでしょうかねえ。 返信
ご無沙汰していました。 お久しぶりです、明るく、暖かいページになっていました。 「冬隣り」 拝見させていただきました。 以下の3つが気にいりました。 冬仕度始めんと影起き上がる /勝美 腰掛けし天狗ゐたりし大枯木 /勝美 冬近し注文服のまだ出来ず /勝美 また時々お伺いさせていただきます。 返信
みちこさん こんにちは。コメントありがとう。ひさしぶりですねえ。昨日まで獺祭全国大会が富山でありました。参加は90人近くで盛会でしたよ。時々はコメントくださいね。UTR吟行は毎月やってます。時には参加されたらいかがですか。ではね。 返信
都電の町の乙女さん ようこそ。コメントありがとうございます。注文服などは会社勤めのおりは贅沢していましたが、今はユニクロでも何でも間に合いますよねえ。オートクチュールなども今はどうなっているのかしら。 返信
暑いと思っていたら、そこはかと空気の感じが変わってきたようです。とはいえまだまだ秋であることに変わりはないのですけれど。今回のタイトルは「冬隣り」。それらしい句を並べてみました。どうぞよろしくです。
勝美さん! 写真からの連想での素敵な俳句を、いつも有難うございます。 なかなか勝美さんの真意を捉え切れず、
従って、適格なコメントが出来ず、申し訳ありません。 でも、私なりに頑張って、コメントをさせて頂きますので、宜しくネ。 明日、横浜句会ですが、宜しくお願いします。
冬仕度始めんと影起き上がる /勝美
この写真は、いつも寝てばかりしていた猫が、丁度、起き上がって来た処の写真ですか? この情景を「冬支度を始める」と捉えて、見事に一句、仕上げましたね。 季語「冬支度」を持ち込む事により、只、猫の寝ている平凡な写真から、素敵な俳句が出来上がりましたね。 お見事でした。
動かせば祟ると祠秋の冷 /勝美
この写真は、道路工事の建築現場の写真ですね。 この工事現場の一角に、場違いな、古ぼけた祠が、どうして設置されているのでしょうかね? 恐らくは、この祠を下手に撤去したりすると、なんらかの祟りがあるのでは・・・と云う事で、この遊歩道にそのまま置かれて来たのでしょうね。 でも、そう考えますと、この「秋の冷」という季語は、どんな働きをしているのかな? その関連がよく解りませんでした。
馬肥ゆるブリアサバランならずとも /勝美
この写真は大きなハンバーグステーキが盛られた、ハンバーグ・ランチセットの写真ですね。 この写真の様なランチを食べていたら、 ラム酒漬けの洋菓子「サバラン」で有名な大食漢・ブリアサバランの様になってしまいますよ!と、云う処ですかね。 そして、この季語「馬肥ゆる」が絶妙ですね。 この季語で、一挙に「写真」と「季語」と「俳句」を一つに結びつけた、見事な写真俳句が出来上がりましたね。
腰掛けし天狗ゐたりし大枯木 /勝美
この写真は欅の大木が枯れて、枯れ大木となった木の、ある部分を切り取って、その断面を展示しているのですか? その形状から「天狗が腰を掛けていた大枯木」を連想したのでしょうね。 冬の季語「枯木」も見事に働いていて、素敵な俳句に仕上がりましたね。 この句の成功の鍵は、この欅の大枯木の写真に「天狗」を引っ張り出してきたことでしょうね。
冬近し注文服のまだ出来ず /勝美
この写真は「木工細工の三体の人形」が飾られていますね。 確かに、この人形は人間の骨格を木材で繋いだ形の物ですので、云ってみれば、裸の人形ですね。 この「裸」という処からの連想から、「注文服のまだ出来ず」という言葉が自然に湧いて来たのでしょうね。 この木工細工を「裸の人形」と捉えた事で、この句は見事に成功しましたね。 これに、秋の季語「冬近し」を付ける事で、見事に「写真」と「季語」と「俳句」の一貫性が完成しましたね。
喜信さん おはようございます。早々と一番乗りのコメントありがとうございます。今日は横浜句会ですね、どうぞよろしくです。道路に居座っているかの祠の句の「秋冷」は「冷ややか」の傍題ですが人間の心の冷たさを暗示する内容を含む季語だとすると、祠からすれば「道路は後から作ったんやないかい」、ということです。邪魔者扱いする人間の心が透けてくるように思えたのでこの季語がふさわしいかな、と、詠んだ次第ですが。
>冬仕度始めんと影起き上がる
夏のほうが影は濃いと思うのですが、なぜか冬の方が影の印象が強いですね。
>動かせば祟ると祠秋の冷
こういうのを見るとなんだか安心します。
>馬肥ゆるブリアサバランならずとも
舌が肥えていると、なんだかんだと文句をつけて、逆に痩せるかも知れないですね。
>腰掛けし天狗ゐたりし大枯木
かつて腰掛けた天狗が、久々に山から降りてきてみると、騒々しい街になっててびっくりするでしょうね。
>冬近し注文服のまだ出来ず
冬までには、ちゃんと着させてほしいものです。
のうそうさん おはようございます。コメントありがとうございます。今回もひらめきを大事に苦もなく出たとこでのひねもすです。かなりいい加減かなあとは思いますけれど。またよろしく。
今晩は、まさに冬隣りのようなそぞろ寒い十五夜です。
勝美さんは、今月は富山の方へ全国大会でお出かけですね。
いろいろ多忙な毎日のようですが、健康にだけは留意してお出かけください。
そろそろ大山も雪の便りがあるのでしょうか。
今月のお気に入りの二句です。
冬仕度始めんと影起き上がる /勝美
冬近し注文服のまだ出来ず /勝美
由人さん おはようございます。コメントありがとうございます。タイトルにふさわしいようなな寒い朝、由人さんも健康にご留意くださいね。今週末から富山へ出かけます。俳句会の司会を頼まれたり、新人賞の好評を頼まれたり、大変です。今月末にUTR吟行実施したいと思うのですが、どこがいいでしょうかねえ。
好評ではなく講評です。変換ミスでした。
ご無沙汰していました。
お久しぶりです、明るく、暖かいページになっていました。
「冬隣り」 拝見させていただきました。
以下の3つが気にいりました。
冬仕度始めんと影起き上がる /勝美
腰掛けし天狗ゐたりし大枯木 /勝美
冬近し注文服のまだ出来ず /勝美
また時々お伺いさせていただきます。
みちこさん こんにちは。コメントありがとう。ひさしぶりですねえ。昨日まで獺祭全国大会が富山でありました。参加は90人近くで盛会でしたよ。時々はコメントくださいね。UTR吟行は毎月やってます。時には参加されたらいかがですか。ではね。
いつもお世話になっています。初めてコメントします。
写真と俳句との合体、イメージが湧き、心にすとんと入ってきます。
“冬近し注文服のまだ出来ず” 面白い発想ですね。
都電の町の乙女さん ようこそ。コメントありがとうございます。注文服などは会社勤めのおりは贅沢していましたが、今はユニクロでも何でも間に合いますよねえ。オートクチュールなども今はどうなっているのかしら。