ひねもす俳句:静かな昼下がり

紫雲英野や遊子悲しむこと非じ
紫雲英野や遊子悲しむこと非じ /勝美
コロナ禍は下火か日傘集ひけり /勝美
コロナ禍は下火か日傘集ひけり
睡蓮が咲いて静かな昼下がり
睡蓮が咲いて静かな昼下がり /勝美
オードブル冷えてワインの白も冷え /勝美
オードブル冷えてワインの白も冷え
夏木立中天高く空の帯
夏木立中天高く空の帯 /勝美

「ひねもす俳句:静かな昼下がり」への3件のフィードバック

  1. そろそろ梅雨か。今回の「静かな昼下がり」はカラッと晴れた夏の日の午睡にはうってつけですが、この気候ではまだ先のことかも。一句目は島崎藤村の「小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ」景色です。二句目のカルミアは日傘のようにも見えます。コロナも三年目になっても終焉を告げるような気配すらありません。少し気が緩んできたようにも思えます。この先このような状態がいつまで続くのでしょう。ご婦人方が気軽に日傘で集まれるようになってほしいものです。三句目は何のひねりもありません。四句目のトマトは中をくりぬいてツナと刻んだ玉ねぎのサラダを詰めた一品です。冷えた白ワインには格別です。最後の句は別所沼公園のメタセコイアの並木です。切り取られた空は帯状でスカッとした景色です。天気のいい日は散歩に限りますね。

  2. これまたウカウカしてると梅雨入りしそうなので、慌ててコメント。

     紫雲英野や遊子悲しむこと非じ /勝美
    レンゲ草も最近ではとんと見なくなって、懐かしい景色。
    昔は春先の田んぼはそこらじゅうレンゲでいっぱいでした。
    で、自然に生えてくるもんなんだと思っていたら、これ種撒いてるんですと。
    知らなかった!この写真のあと、ここはレンゲもろとも耕すそうですよ。
    旅ではちっとも悲しくならないので、遊子悲しむこと非じ、です。

     コロナ禍は下火か日傘集ひけり /勝美
    この間、マスクを外して公園を歩いたら、なんとまぁ風薫る五月!
    こんなに色々な香りがしてるんだ、と再発見でした。
    コロナは本当に無粋なヤツ。ま、おかげでオンラインミーティングや
    ずぼらメイクなど、面倒くさがりの私にとってラクな事もありましたが。
    カルミアの花は、ほんとうに日傘のようですね!

     睡蓮が咲いて静かな昼下がり /勝美
    これは!この句は素直すぎるな〜。ああそうですか、という感じ。
    睡蓮だけに眠くなる昼下がりです。

     オードブル冷えてワインの白も冷え /勝美
    おしゃれトマト前菜ですね。
    句はウキウキと準備しました感がでてます。
    おいしい食事は基本。身体は食べたもので造られる!

     夏木立中天高く空の帯 /勝美
    空の帯か。なるほどね。
    昔にくらべて、2倍位樹の背が高くなったような気がする。
    こんなところで打ち上げ花火大会してたんですから。
    5月の木々の緑はじつに気持ちいい。

  3. レンゲは浦和のあちこちに昔は普通に見られたものだけれど、今は宅地化や造成のためか見ることは少ない。自然はどんどん失われて人工的な空間が増えている。いいんだかどうなんだろうねえ。カルミアの花は俳句に仕立てたことはなかったけれど見るからにパラソルだねえ。日傘は夏の季語。春なら春日傘。睡蓮は眠くなる催眠術師の印象。悩みを忘れて昼下がりをボケっと過ごすのもまた佳きかな。トマトは万能野菜だねえ、おしゃれにオードブルに仕立てるのもアリだよ。大抵シチュウに使ったり鶏骨つきをトマト煮込みにしたり。もぎたてをかぶりつくのもいいものだ。昔畑で栽培していた時もぎ取ってかぶりついたりしたなあ、子供の頃。メタセコイアの林は別所沼公園。スカッと空を突くまでに伸びたねえ。気持ちいい場所だ。

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