ひねもす俳句:晩夏光

街路樹の根っこ
何につけ寄らば大樹と蝉の殻 /勝美

逆光のヒマワリ

向日葵の影の逞し大落暉 /勝美

築地の乾物屋

豆飯や飯に何豆炊き込めど /勝美

築地の店

丼や噴き出す汗も味のうち /勝美

ジャズナイト

セッションはいよよ佳境や晩夏光 /勝美

「ひねもす俳句:晩夏光」への12件のフィードバック

  1. >何につけ寄らば大樹と蝉の殻
    夏に近くの植物園に行くと、セミの抜け殻があちこちにぶら下がっています。
    春にはカエルたちが大集合しています。人間だと見て終わるだけの植物園ですが、
    そういう生き物たちにとっては、生きていくのに必要不可欠な聖域なんだと思います。
    >向日葵の影の逞し大落暉
    元気のいいひまわりを見ると、夏だ!と実感できます。
    >豆飯や飯に何豆炊き込めど
    山梨の赤飯は、甘納豆を炊き込むと聞いたことがあります。
    う〜む。どんな豆もご飯とあいそうですが、それが甘いとなるとまったく想像できません。
    >丼や噴き出す汗も味のうち
    この前、築地場外に平日の昼間に寄る用があったのですが、
    週末よりもむしろ混み合っていました。句を聞いて、この雑多な雰囲気が煮込みを旨くするんだろうなと思いました。
    >セッションはいよよ佳境や晩夏光
    臨場感が伝わってくる一句ですね。

  2. のうそうさん おはようございます。梅雨がまだ終わってもいないのにタイトルが先走ってしまってすみません。
    *蝉にとっては寄らば大樹が間違いない場所かもです。
    *向日葵って影も逞しいです。
    *季語の豆飯とは豌豆の炊き込みなんですがね。
    *おっさんは煮込みを掬ってるのでしたか。
    *金子兜太にジャズ一団の句がありましたね。

  3. 早々と晩夏ですね。
    今回は色々好みが多いです。
    豆飯は友人が甘納豆で炊き込みしておりびっくりしましたが、
    美味しかったのを思い出しました。
    ジャズ頂きます。

  4. ひつじさん おはようございます。はやばやとお越し下さって感謝です。今月の吟行が獺祭の校正とかち合わなければいいのですが。
    吟行地考え中です。
    豆飯は塩味の利いたエンドウ豆の炊き込みが一番と思うのですが。
    豆に限らず炊き込みご飯は好きです。戦後物の無い時代には大根の干し葉の油炒めを炊き込んだりしたものです。

  5. 早くも「晩夏光」のご紹介を有難うございました。
    明日から三日間、花巻&遠野への吟行です。
    ◆向日葵の影の逞し大落暉 /勝美
    地の影でなく屹立した向日葵の影の逞しさがその向うの大落暉に
    良く合っていますね。
    ◆豆飯や飯に何豆炊き込めど /勝美
    乾物の豆から季語の豆飯への発想に敬意を表します。
    常に句を求める勝美さんならではの応用力ですね。
    ◆セッションはいよよ佳境や晩夏光 /勝美
    セッションと云うとどうしても夜のイメージがあり、又晩夏光から上海の老人バンドが
    懐かしく思い出されました。セッションと云う新しいテーマを戴きます。

  6. 要介さん おはようございます。昨日は横浜の句会へ出かけていました。句会あとの一杯は楽しみそのものです。東北方面へご旅行とか、
    要介さんならではの傑作が詠まれることでしょう。気をつけてお出かけ下さい。

  7.   何につけ寄らば大樹と蝉の殻 /勝美
    人間だけでなく、蝉の様な小動物でも、「大樹を頼るものかしら?」と、一寸、淋しい気がしていましたが、我が家の近くの門扉の処に、しがみついている空蝉を見つけ、何か、ホッと致しました。
      向日葵の影の逞し大落暉 /勝美
    大きな花をつけたひまわりは、よく見かけますが、夕日に照らされた、逞しい、その影にまでは、なかなか気がつきませんでした。
    勝美さんの観察の細かさに感心させられました。
      豆飯や飯に何豆炊き込めど /勝美
    豆飯には、色々な豆を使った豆飯が売られていますが、私は豌豆(エンドウ)の豆飯が一番好きですネ。
    でも「人は好き好き」ですよね。勝美さんは何の豆飯が、好きですか?
      丼や噴き出す汗も味のうち /勝美
    丼ものの中では、私は柔らかい鶏肉に卵をかけた「親子丼」が
    大好きです。しかも、この具を煮つめた「だし汁」が、吹き溢れている「さま」は、美味しさのシズル感が煽れて、たまりませんね。この句で、勝美さんは美味しさの真髄を表現されましたね。お見事でした。
      セッションはいよよ佳境や晩夏光 /勝美
    私は、月に1回か、3ヶ月に2回程度、友人に誘われまして、浅草の「HUB」に通っています。往年の名演奏者も来て、本当に楽しいひと時です。漸く、暑い夏も終りに近づき、セッションもいよいよ佳境に入ってきましたね。
    勝美さんは、その実感をそのまま句にされましたね。正に臨場感に溢れた、素晴らしい俳句でした。
    私も、出来るだけ、見たものを、そのまま、17文字に表現しようと心掛けておりますが、中々、ズバリ表現出来ません。
    その意味では、勝美さんの句は、大いに参考になりました。
    有難うございました。
                7月7日    田中 喜信

  8. 喜信さん おはようございます。先日は横浜句会でお世話になりました。句会のあとの一杯が何よりです。パソコンの加減でひねもす俳句へたどり着けないとのことでしたが、繋がってよかったですね。暖かいコメント下さって感謝です。これからもどうぞよしなに。

  9. 晩夏光のご案内有難うございます。
    ☆何につけ寄らば大樹と蝉の殻 /勝美
     本当に寄らば大樹ですね、蝉の殻もココなら安心と
     思ったでしょうね。
    ☆向日葵の影の逞し大落暉 /勝美
     写真を拡大してみました、本当にすごい落暉で
     まぶしいほどでした。
    いつも楽しい写真と俳句有難うございます。
    これから大きな台風がくるようです、怖いですね。

  10. みちこさん おはようございます。コメント下さって感謝です。先日は横浜句会お世話さまでした。今日は城南句会です。大きな台風接近で気になります。自然も社会も何かを孕んでいるようで怖いですね。

  11. 梅雨が少し落ち着いて、間もなく梅雨明けとなるので
    しょう。
    出遅れましたが晩夏光はすぐにそこに来ていそうです。
    俳句上での晩夏は夏の真っ盛りの暑さ厳しい季節です。
    梅雨が早く明けてほしいようなもう少し先のばしして
    欲しいような複雑な思いです。
    今月の二句です。
    何につけ寄らば大樹と蝉の殻  /勝美
    向日葵の影の逞し大落暉  /勝美

  12. 由人さん おはようございます。うちらの吟行欠席されるよし、次回には是非参加下さい。京都旅行とか。祇園祭を楽しんで下さいね。

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