ひねもす俳句:夏を生きる 2009年7月22日2009年7月22日 pure2 ひねもす俳句 火に死すに通草木葉蛾(アケビコノハ)の幼くて /勝美 担ぎ手の力自慢や宵神輿 /勝美 埃及の王家の谷の花むぐり /勝美 まぼろしを紡ぎて烏瓜の花 /勝美 夢ひらくフレンチカンカン花木槿 /勝美 料理するまでのピーマン握り締め /勝美
こんにちは、今月も素敵な句を拝見させていただきました。 火に死すに通草木葉蛾の幼くて /勝美 早速アケビコノハを検索してみました。珍しい蛾ですね。 幼虫がとても面白い顔をしていてお伽の国のようでした。 埃及の王家の谷の花むぐり /勝美 エジプトを漢字に表わすとこのようになるんですね。 そして、また違った雰囲気が出てきます。 「花むぐり」が効果的だと思います。 上記二句がとても勉強になりました。 返信
ひねもす俳句へのご案内、有難うございます。一句一句 楽しく拝読しました。 ・火に死すに通草木葉蛾(アケビコノハ)の幼くて /勝美 無心に木の葉を食べる幼虫、長じて蛾となればブドウや リンゴ・桃など果実に食害を及ぼすとして火に投じられ るのか?成虫になっても誘蛾灯に誘われ、火で滅ぼされ る。その運命を知ってか知らずか、<幼くて>の措辞に 哀れを催す。 ・担ぎ手の力自慢や宵神輿 /勝美 明日は本祭、神輿の宮入を目指して担ぎ手は腕を撫す。 我こそが一番乗りと力自慢を披瀝し合う宵宮の一風景 、祭好きの日本人が更に暑くなるこのシーズン、一枚 のスナップ写真からドラマを汲みだされる才に何時も ながら最敬礼です。 ・埃及の王家の谷の花むぐり /勝美 古代遺跡に興味を持ちながら、国名の通り砂埃のイメ ージに訪れていない国の一つ。ツタンカーメンの墳墓 が豪華な副葬品とともに発掘された「王家の谷」、コ ガネムシ科の花むぐりもはるばる日本から訪れ、妍を 競いましたか? 豊かな発想に敬服! 「夏を生きる」のテーマの通り、生きとし生けるもの 短い夏を謳歌している姿を活写された佳句揃い、その 中から勝手な好みで三句頂戴しました。 今回も素晴らしい“勝美ワールド”に浸らせて頂きま した。有難うございました。 *小生は毎度ながら不出来な「来句会」、大いに反省 しております。今後ともよろしくお願い致します。 25日の吟行も今から楽しみです。併せてよろしく お願い致します。 陽 拝 返信
火に死すに通草木葉蛾の幼くて /勝美 虫の世界は、美と醜と・・・。でも、皆、生きんが為のちえと思えば、いとしくなる。 埃及の王家の谷の花むぐり /勝美 今、横浜は開港150年の記念でエジプト展が催されています。「埃及」と漢字で書くとまた素敵な情感が出ますね。 まぼろしを紡ぎて烏瓜の花 /勝美 人はみな、それぞれ幻を紡んで生きているような気がしてきます。 料理するまでのピーマン握り締め /勝美 この句が最も好きな句でした。やはり人間は魅力があります。 手を開いたら、ピーマンはきっと温まっているかも。そういう人の微妙な感覚がよく出た素敵な句です。 昨日は登山の写真を見せていただき、有難うございました。 もっとゆっくりみたかったのに、忙しさに紛れてしまいました。またいつか見せて下さいね。 返信
おはようございます。 玄鳥に載せてもいいのでしょうけど、寿々さんの仰る通り 文蔵さんのブログにしゃしゃりでるというのは如何かと いう思いで遠慮しているのです。 いつも好意的なコメント、感謝です。 よろしくおつきあい下さい。 ご来迎の写真など、お見せしたいのはいろいろあります。 そのうちにね。 返信
>火に死すに通草木葉蛾(アケビコノハ)の幼くて この暑いのに、イモムシたちは文句も言わず黙々と食べています。 ちゃんと大人になるまで見守ってやってほしいですな。 >担ぎ手の力自慢や宵神輿 おみこしを本格的に担いだことってまだありません。 肩に青あざができると聞いたことがあります。 神様って結構重たそうですね。 >埃及の王家の谷の花むぐり >エジプトでスカラベと花むぐりとどっちに生まれ変わる?と 聞かれてたら、当然後者です。 >まぼろしを紡ぎて烏瓜の花 なるほど、この暑いボーっとした夕方の風景を編み出しているようにも見えますね。 >夢ひらくフレンチカンカン花木槿 ボーっとした夕方が過ぎたら、今度は夜がキラキラ輝きだす時刻ですね。 >料理するまでのピーマン握り締め やりたいことがあって、うまくいかなくても何度でも挑戦するこどもの姿はすごいです。 でも、大人がイライラしちゃって、最後までやらせてやれないんですよね~。 返信
のうそうさん こんばんは。 今回のひねもすの俳句にコメントありがとうございます。 みなさんにも宣伝してコメントをなかば強制しています。 暑いので健康にご留意ください。 また、遊びにおいでください。 返信
火に死すに通草木葉蛾(アケビコノハ)の幼くて /勝美 ヘンな形の芋虫。アケビコノハは体の横にある丸い模様を、 体を曲げることで目のように見せてます。 (写真だとよく写ってないですが) なんだかちょっとおどけた表情の目なのです。 あの手この手を使って、生き残るために必死。 害虫だからと、駆除されてしまうのはやるせない。 最近、姿がみえない彼ら(2匹いました)。 ちょっと心配です。 担ぎ手の力自慢や宵神輿 /勝美 夏といえばお祭り。御神輿、浴衣。 日本の夏だなぁ。 お祭りになると、俄然張り切る人もいたりして。 埃及の王家の谷の花むぐり /勝美 スカラベは糞コロガシ。太陽を崇拝するエジプトで、 太陽のようにまん丸な糞玉を動かすフンコロガシが大事にされました。 ハナムグリは糞玉を転がしません。こんなに綺麗な色をしていても エジプトではフンコロガシに負けるんでしょうね。 まぼろしを紡ぎて烏瓜の花 /勝美 カラスウリの花が開くのは日没後。朝には萎んでしまいます。 すぐに消えてしまうのがまぼろし。 それにしても不思議な形の花です。 夜目にぼ〜っと浮かぶ白いレースのこの花を見たら、幻を見たと思うかも。 夢ひらくフレンチカンカン花木槿 /勝美 真夏のうだるような暑さのなかに、涼しげな抑揚素材の花を咲かすムクゲ。 たいてい一重仕立てなところを写真のは、八重。装飾的です。 色といい、まさにフレンチカンカンのスカート! 一言でピタ!と表した、それがこの句の持ち味。 料理するまでのピーマン握り締め /勝美 あれ?「ピーマンは季語ではない」んですよね。 じゃ、何が季語?料理? …なんて、敢て思ってみましたが、ランニング着て ピーマン持ってたら、どう見たって夏です。 ピーマンて夏野菜ですよね? ”こどもはピーマンが嫌い”のはずが、保育園で収穫したピーマンを この顔のとおり、なぜだか自慢げにほぼ独りで平らげていました。 返信
ピーマンは唐辛子の傍題として歳時記に載っています。 さて,大山商店街での詠込みの題詠は俳句に関心のない人には難しいかも。 むしろ決められた言葉を入れて五七五!と季語に拘らない言葉遊びに 徹した方がよいのでは。 返信
こんにちは、今月も素敵な句を拝見させていただきました。
火に死すに通草木葉蛾の幼くて /勝美
早速アケビコノハを検索してみました。珍しい蛾ですね。
幼虫がとても面白い顔をしていてお伽の国のようでした。
埃及の王家の谷の花むぐり /勝美
エジプトを漢字に表わすとこのようになるんですね。
そして、また違った雰囲気が出てきます。
「花むぐり」が効果的だと思います。
上記二句がとても勉強になりました。
こんにちは。さっそくご覧いただき恐縮です。
今回はあまり捻らずに素直に作ってみました。
25日の吟行二次会で盛り上がりましょう。
ひねもす俳句へのご案内、有難うございます。一句一句
楽しく拝読しました。
・火に死すに通草木葉蛾(アケビコノハ)の幼くて
/勝美
無心に木の葉を食べる幼虫、長じて蛾となればブドウや
リンゴ・桃など果実に食害を及ぼすとして火に投じられ
るのか?成虫になっても誘蛾灯に誘われ、火で滅ぼされ
る。その運命を知ってか知らずか、<幼くて>の措辞に
哀れを催す。
・担ぎ手の力自慢や宵神輿 /勝美
明日は本祭、神輿の宮入を目指して担ぎ手は腕を撫す。
我こそが一番乗りと力自慢を披瀝し合う宵宮の一風景
、祭好きの日本人が更に暑くなるこのシーズン、一枚
のスナップ写真からドラマを汲みだされる才に何時も
ながら最敬礼です。
・埃及の王家の谷の花むぐり /勝美
古代遺跡に興味を持ちながら、国名の通り砂埃のイメ
ージに訪れていない国の一つ。ツタンカーメンの墳墓
が豪華な副葬品とともに発掘された「王家の谷」、コ
ガネムシ科の花むぐりもはるばる日本から訪れ、妍を
競いましたか? 豊かな発想に敬服!
「夏を生きる」のテーマの通り、生きとし生けるもの
短い夏を謳歌している姿を活写された佳句揃い、その
中から勝手な好みで三句頂戴しました。
今回も素晴らしい“勝美ワールド”に浸らせて頂きま
した。有難うございました。
*小生は毎度ながら不出来な「来句会」、大いに反省
しております。今後ともよろしくお願い致します。
25日の吟行も今から楽しみです。併せてよろしく
お願い致します。
陽 拝
こんにちは。今日は結社の秋の吟行地上野不忍池界隈の下見に
行って来ました。
いつもコメントお寄せ下さって感謝の極みです。
これからもよろしくお願いいたします。
遅くなりました。
早速アケビコノハを検索してみました。
不思議な蝌ですね。
ピーマン頂きます。
おはようございます。
昨日の川崎宿吟行は稲毛句会との合同で賑やかでしたね。
また、ミニ吟行やりましょうよね。
火に死すに通草木葉蛾の幼くて /勝美
虫の世界は、美と醜と・・・。でも、皆、生きんが為のちえと思えば、いとしくなる。
埃及の王家の谷の花むぐり /勝美
今、横浜は開港150年の記念でエジプト展が催されています。「埃及」と漢字で書くとまた素敵な情感が出ますね。
まぼろしを紡ぎて烏瓜の花 /勝美
人はみな、それぞれ幻を紡んで生きているような気がしてきます。
料理するまでのピーマン握り締め /勝美
この句が最も好きな句でした。やはり人間は魅力があります。
手を開いたら、ピーマンはきっと温まっているかも。そういう人の微妙な感覚がよく出た素敵な句です。
昨日は登山の写真を見せていただき、有難うございました。
もっとゆっくりみたかったのに、忙しさに紛れてしまいました。またいつか見せて下さいね。
おはようございます。
玄鳥に載せてもいいのでしょうけど、寿々さんの仰る通り
文蔵さんのブログにしゃしゃりでるというのは如何かと
いう思いで遠慮しているのです。
いつも好意的なコメント、感謝です。
よろしくおつきあい下さい。
ご来迎の写真など、お見せしたいのはいろいろあります。
そのうちにね。
>火に死すに通草木葉蛾(アケビコノハ)の幼くて
この暑いのに、イモムシたちは文句も言わず黙々と食べています。
ちゃんと大人になるまで見守ってやってほしいですな。
>担ぎ手の力自慢や宵神輿
おみこしを本格的に担いだことってまだありません。
肩に青あざができると聞いたことがあります。
神様って結構重たそうですね。
>埃及の王家の谷の花むぐり
>エジプトでスカラベと花むぐりとどっちに生まれ変わる?と
聞かれてたら、当然後者です。
>まぼろしを紡ぎて烏瓜の花
なるほど、この暑いボーっとした夕方の風景を編み出しているようにも見えますね。
>夢ひらくフレンチカンカン花木槿
ボーっとした夕方が過ぎたら、今度は夜がキラキラ輝きだす時刻ですね。
>料理するまでのピーマン握り締め
やりたいことがあって、うまくいかなくても何度でも挑戦するこどもの姿はすごいです。
でも、大人がイライラしちゃって、最後までやらせてやれないんですよね~。
のうそうさん こんばんは。
今回のひねもすの俳句にコメントありがとうございます。
みなさんにも宣伝してコメントをなかば強制しています。
暑いので健康にご留意ください。
また、遊びにおいでください。
火に死すに通草木葉蛾(アケビコノハ)の幼くて /勝美
ヘンな形の芋虫。アケビコノハは体の横にある丸い模様を、
体を曲げることで目のように見せてます。
(写真だとよく写ってないですが)
なんだかちょっとおどけた表情の目なのです。
あの手この手を使って、生き残るために必死。
害虫だからと、駆除されてしまうのはやるせない。
最近、姿がみえない彼ら(2匹いました)。
ちょっと心配です。
担ぎ手の力自慢や宵神輿 /勝美
夏といえばお祭り。御神輿、浴衣。
日本の夏だなぁ。
お祭りになると、俄然張り切る人もいたりして。
埃及の王家の谷の花むぐり /勝美
スカラベは糞コロガシ。太陽を崇拝するエジプトで、
太陽のようにまん丸な糞玉を動かすフンコロガシが大事にされました。
ハナムグリは糞玉を転がしません。こんなに綺麗な色をしていても
エジプトではフンコロガシに負けるんでしょうね。
まぼろしを紡ぎて烏瓜の花 /勝美
カラスウリの花が開くのは日没後。朝には萎んでしまいます。
すぐに消えてしまうのがまぼろし。
それにしても不思議な形の花です。
夜目にぼ〜っと浮かぶ白いレースのこの花を見たら、幻を見たと思うかも。
夢ひらくフレンチカンカン花木槿 /勝美
真夏のうだるような暑さのなかに、涼しげな抑揚素材の花を咲かすムクゲ。
たいてい一重仕立てなところを写真のは、八重。装飾的です。
色といい、まさにフレンチカンカンのスカート!
一言でピタ!と表した、それがこの句の持ち味。
料理するまでのピーマン握り締め /勝美
あれ?「ピーマンは季語ではない」んですよね。
じゃ、何が季語?料理?
…なんて、敢て思ってみましたが、ランニング着て
ピーマン持ってたら、どう見たって夏です。
ピーマンて夏野菜ですよね?
”こどもはピーマンが嫌い”のはずが、保育園で収穫したピーマンを
この顔のとおり、なぜだか自慢げにほぼ独りで平らげていました。
ピーマンは唐辛子の傍題として歳時記に載っています。
さて,大山商店街での詠込みの題詠は俳句に関心のない人には難しいかも。
むしろ決められた言葉を入れて五七五!と季語に拘らない言葉遊びに
徹した方がよいのでは。
大山のは実施はまだ未定。
やるとなれば、川柳でも俳句でもなんでも可に
結局はなると思われます。
普通、何が季語なのかなんて知らないですから。