ひねもす俳句:秋風吹く

宵の月
爽やかな空の下なる投票所 /勝美

高速バスの切符

入手せし往復切符秋彼岸 /勝美

高速バス乗り場

古里へ思ひは一つ竹の春 /勝美

ホテルの朝食

 一食に感謝の祈り鉦叩  /勝美

シュウカイドウの花

あみだ籤折れて行き着く秋思かな /勝美

何の虫だろう?

日照の少なし虫の色くすむ  /勝美

9 thoughts on “ひねもす俳句:秋風吹く

  1. こんにちは
    いよいよ秋ですね。
    秋は俳句に一番好きな季節です。
    今月はこの二句をいただきます。
    古里へ思ひは一つ竹の春 /勝美
    いくつになっても古里への思いは変わりませんね。
    あみだ籤折れて行き着く秋思かな /勝美
    何か意味ありげな句ですね。「阿弥陀籤」の思いですか。

  2. 由人さん はやばやとありがとうございます。
    物思う秋。沢山の俳句で沢山の思いを語りたいです。
    またの吟行、よろしく。

  3. ひつじさん おはようございます。
    芦花公園ミニ吟行の時間の遣繰りがつけばいいのですけれどね。
    ほんと、秋ってサビシイねー。

  4.  一食に感謝の祈り鉦叩  /勝美
    わたしは断然、この句が!鉦叩には、ものを思わせる力がありますね。この句を読んで、祈りに通じていることを実感しました。その祈りがささやかな一食というところが良かったです。

  5. こんばんは、俳画の会がありこの時間になりました。
    ひねもす俳句:秋風吹く、楽しく拝読しました。中でも私は
      あみだ籤折れて行き着く秋思かな  /勝美
    折れて曲げられ、跳ばされ・・・行き着く先は?人生もあみだ籤のようなものか。 
    もの思う秋になりましたね。
    今回も佳句にご案内いただき、有難うございました。

  6. 寿々さん、陽さん おはようございます。
    早々とありがとうございます。
    お二方の句にはいつも敬服しております。
    これからも玄鳥のいい仲間として競い合いましょう。

  7. >爽やかな空の下なる投票所
    自分の望む選択肢がばっちりあれば、快く投票できますが、
    そうでないときは嫌なもんです。
    >入手せし往復切符秋彼岸
    夜行列車がめっきり下火になった今、夜の高速バスこそ
    最も叙情あふれる旅路かも知れません。
    >古里へ思ひは一つ竹の春
    思えば、みな散り散りにそれぞれの故郷に帰っていくのに、
    そこでやるのは大体似てるんですよね。
    疲れたとぼやきつつも、心の底ではなんかちょっと
    良いことしたというか、役目を果たしたというか
    ほんの小さな達成感があるのも一緒。
    >一食に感謝の祈り鉦叩
    宿に朝食が付いてるとすごく得した気分になるのは、なぜなんでしょうか?
    >あみだ籤折れて行き着く秋思かな
    長く旅を続けて着たけれど、仏を見ることができなかった僧が立ち尽くしている感じでしょうか。
    きっと、その破れ笠に仏はやどるのでしょう。
    >日照の少なし虫の色くすむ
    東京は毎日よく晴れていましたが、なんだかバタバタが続いて、
    太陽に焼かれた記憶があまり残っていません。
    なんだかもったいない。

  8. おはようございます。
    秋は創造の秋、物思う秋、勿論食欲の秋、体力付けて新型インフルに
    対抗して頑張りましょう。

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