ひねもす俳句:イキモノ五態 2006年6月27日2006年6月27日 pure2 ひねもす俳句 どくだみの増殖鬱の始めとす /勝美 みつばちの戸別訪問梅雨晴間 /勝美 猛犬の尻は隠れずはたた神 /勝美 なめくじり読めぬ仮名釘流の跡 /勝美 やがて着る天道虫の星の服 /勝美
>どくだみの〜 どくだみが体に良いと解ったとき、 一番よろこんだのは、どくだみ自身でしょうね。 >みつばちの〜 根こそぎ花粉を持ってくところを見ると、このハチ、 取り立て屋かも知れませんね。 >猛犬の尻は〜 この犬、「猛犬じゃないのに〜」という抗議の気持ちを 体で表現しているのかもw。 >脱ぎ捨てし〜 子供のころ、なめくじを発見すると塩をかけて溶かしていました。 彼らも殻さえあれば助かったかも知れません。 >天道虫〜 見た目、ちょっと不気味なてんとう虫の幼虫、 トマトをアブラムシの攻撃から防いでくれてました。 日本代表の川口のように頼もしいやつです。 返信
句の差し替えがあったので、感想も追加します。 >なめくじり〜 火星に巨大な顔を見出したり、 タバコの写真の煙に心霊を見出したり、 何かと人間は意味があるのだと思いたがるようですね。 なめくじにとっちゃいつもの通り道が 見る人によっては有難いお経に見えるかも。 >やがて着る〜 この幼虫、今はまだ、お出かけ前と言ったところでしょうか? それとも、アブラムシ食って、お出かけ前の腹ごしらえか? 返信
ドクダミが夏の季語。 夏前からガンガン増殖する独特の匂いのドクダミは、 でもただの雑草じゃないですね。 十薬とも呼ばれて、薬効も多い。 けど、やっぱり臭い雑草というイメージが。 よくよく見てみると、けっこうかわいい花なのか? そういえば、雨降ってる間はどうしてるんだろう? 花粉も濡れてて集められそうにないな。 そんなわけで、ちょっとの晴れ間に、一斉に花に群がるってことになるんだろうか。 写真には2匹写ってますが、実際はぶんぶんぶんぶん たくさんの蜂が飛び交ってました。 戸別訪問ってとこがグー! 「はたた神」って何かと思ったら、雷のことなんですね。 猛犬も雷には弱いってわけですか。 そういえば、昔うちにいた猫も、雷の日はじっと 机の下に隠れてたこともありました。 それにしても、このまぬけな写真からよくこんな句が! ナメクジです。殻がないだけでカタツムリとは ずいぶん印象が違います。夏の季語。 殻が無いぶんだけ、カタツムリより強力な粘液で体を 覆っているらしいので、 仮名釘流の文字もまた、くっきりはっきりするんですな。 読めないことには変わらないけど。 写真のトマトについてる虫は、テントウムシの幼虫。 変更する前の句は「天道虫アンデルセンの童話めく」 だったので、きっと「みにくいアヒルの子」になぞらえて いるんだろうと思ってました。 変更後のほうがやっぱりいいですね。 童話テイストが「星の服」あたりに残っているのもいい。 返信
>どくだみの〜
どくだみが体に良いと解ったとき、
一番よろこんだのは、どくだみ自身でしょうね。
>みつばちの〜
根こそぎ花粉を持ってくところを見ると、このハチ、
取り立て屋かも知れませんね。
>猛犬の尻は〜
この犬、「猛犬じゃないのに〜」という抗議の気持ちを
体で表現しているのかもw。
>脱ぎ捨てし〜
子供のころ、なめくじを発見すると塩をかけて溶かしていました。
彼らも殻さえあれば助かったかも知れません。
>天道虫〜
見た目、ちょっと不気味なてんとう虫の幼虫、
トマトをアブラムシの攻撃から防いでくれてました。
日本代表の川口のように頼もしいやつです。
句の差し替えがあったので、感想も追加します。
>なめくじり〜
火星に巨大な顔を見出したり、
タバコの写真の煙に心霊を見出したり、
何かと人間は意味があるのだと思いたがるようですね。
なめくじにとっちゃいつもの通り道が
見る人によっては有難いお経に見えるかも。
>やがて着る〜
この幼虫、今はまだ、お出かけ前と言ったところでしょうか?
それとも、アブラムシ食って、お出かけ前の腹ごしらえか?
ドクダミが夏の季語。
夏前からガンガン増殖する独特の匂いのドクダミは、
でもただの雑草じゃないですね。
十薬とも呼ばれて、薬効も多い。
けど、やっぱり臭い雑草というイメージが。
よくよく見てみると、けっこうかわいい花なのか?
そういえば、雨降ってる間はどうしてるんだろう?
花粉も濡れてて集められそうにないな。
そんなわけで、ちょっとの晴れ間に、一斉に花に群がるってことになるんだろうか。
写真には2匹写ってますが、実際はぶんぶんぶんぶん
たくさんの蜂が飛び交ってました。
戸別訪問ってとこがグー!
「はたた神」って何かと思ったら、雷のことなんですね。
猛犬も雷には弱いってわけですか。
そういえば、昔うちにいた猫も、雷の日はじっと
机の下に隠れてたこともありました。
それにしても、このまぬけな写真からよくこんな句が!
ナメクジです。殻がないだけでカタツムリとは
ずいぶん印象が違います。夏の季語。
殻が無いぶんだけ、カタツムリより強力な粘液で体を
覆っているらしいので、
仮名釘流の文字もまた、くっきりはっきりするんですな。
読めないことには変わらないけど。
写真のトマトについてる虫は、テントウムシの幼虫。
変更する前の句は「天道虫アンデルセンの童話めく」
だったので、きっと「みにくいアヒルの子」になぞらえて
いるんだろうと思ってました。
変更後のほうがやっぱりいいですね。
童話テイストが「星の服」あたりに残っているのもいい。