ひねもす俳句:春は京都 2020年3月1日2020年3月1日 pure2 ひねもす俳句 龍天に昇る雌雄の睦まじく /勝美 雪解川山の呪縛より脱す /勝美 島二つ浮かべしづけき春の海 /勝美 獺祭やどれから箸をつけやうか /勝美 春愁を表に出さずして仕事 /勝美
>龍天に昇る雌雄の睦まじく 高い建物がなかった昔、ものすごく広い空が急に曇って土砂降りになったり、 晴れ上がって高くなったり、そういうのを見ていると、本当に龍の姿が見えたのかも知れませんね。 >雪解川山の呪縛より脱す なるほど!確かに、雪解け水ってそういう感じですね。 そうなると、里も冬の呪縛から逃れられると。 >島二つ浮かべしづけき春の海 エリザベス女王2世が龍安寺の石庭を訪れたときに、 その均整に驚かれたそうです。 文化を超えても共通するバランス感覚というものがあるのが なんだか嬉しいです。 >獺祭やどれから箸をつけやうか 料理にもワクワクする演出。これが雅というやつですね。 >春愁を表に出さずして仕事 これは、コロナさわぎを含んだものだと感じました。 確かにそのような表情に見えてきますw 返信
今年で最後となる布施高校の同期会に出席しました。小学校からの仲間を含めて5名が帰らぬ人となりました。参加者は26名と寂しい限りでした。翌日と翌々日は京都で過ごしました。駅前は中国人や海外の観光客やウイルス感染を避けるためか日本人さえ少なく閑散としていました。タクシーの運転手も嘆いていましたね。おかげでぶらぶら歩きは天気も良く快適でした。その中から建仁寺と柚子屋旅館とイノダコーヒー三条店を取り上げました。おなじみ龍の天井は数ある中では迫力ありました。石庭も数多みましたが建仁寺のは穏やかで主張しすぎないところが好きですねえ。 襖絵は染色作家の筆になるもので藍単色が静謐さを醸していました。朱塗りの皿がズラリと、おそ祭りを連想しました。イノダコーヒーの職場風景を眺めながら飲む珈琲は格別です。たち働く若者の目にやるせなさを感じたのでした。 「春は京都」を実感しました。 返信
龍天に昇る雌雄の睦まじく /勝美 ド迫力の龍にも意外な一面あり、てな感じ。 辰年生まれだからか、龍もタツノオトシゴも贔屓してしまうのですが、 カッコいいよね、龍!! これ、この絵描いてるとき楽しかったと思うよ。 雪解川山の呪縛より脱す /勝美 見事な藍色ですね。 染色作家の筆とのことですが、版画のようにも切り絵のようにも見えます。 冬の間凍結していた川が春になって溶けて流れ出す…という自然の摂理も このところの暖冬で早まりそうですよね。 南極も20%が溶けちゃったようですし。 島二つ浮かべしづけき春の海 /勝美 主張しすぎない石庭、たしかに。京都最古の禅寺なんだね、建仁寺は。 禅はよろしおすなぁ。禅てなんだ?と以前気になって調べた結果、 「今をよりよく生きる」ことかな、と自分なりに理解した。 石庭見ながら春の海を感じ取るのもそれを句にするのも禅だね! 獺祭やどれから箸をつけやうか /勝美 「おそ祭り」初めて知りました。カワウソって獲った魚を並べるのか〜。 写真の小皿群は京都らしい感じですね。おいしかった? 迷うのも愉しみの一つですね。そんなワクワク感が伝わります。 春愁を表に出さずして仕事 /勝美 仕事はそうでないと! マクドナルドなんて、スマイルが売りだからコロナでもマスク禁止(今はどうかしらないけど)なくらい。 営業スマイルもあるほうがお客は安心する。 ただ、このイノダはちょっとな〜。回転ずしみたい。 返信
あわさん コメント有難う。建仁寺の龍は小泉淳作画伯の作。テレビ美術館で制作過程を映してたなあ。スマホでこれほど鮮明に撮れたなんて。襖絵を手がけた女流作家の映像もテレビで放送したことがあったね。まさに画面に対して真剣勝負といった気配を感じたことでした。石庭はもともと大海をイメージしたものだから素直に春の海と捉えました。京都の寺院は石庭が静寂の極地にあって和みますねえ。獺祭そのものを感じました。この皿数結構堪能しましたよ。 この後鰆の西京焼きと鯛鍋。雑炊が好みのおじやとなって至福満腹でした。祇園八坂神社の隣に何気ない門構えの奥に雅てひなびた設えがあるのは京都らしいなあと思いました。イノダコーヒーの三条店は珈琲バリスタの働く姿を眺められる店で回転寿司という感じはしませんでした。珍しい店だと思います。 返信
>龍天に昇る雌雄の睦まじく
高い建物がなかった昔、ものすごく広い空が急に曇って土砂降りになったり、
晴れ上がって高くなったり、そういうのを見ていると、本当に龍の姿が見えたのかも知れませんね。
>雪解川山の呪縛より脱す
なるほど!確かに、雪解け水ってそういう感じですね。
そうなると、里も冬の呪縛から逃れられると。
>島二つ浮かべしづけき春の海
エリザベス女王2世が龍安寺の石庭を訪れたときに、
その均整に驚かれたそうです。
文化を超えても共通するバランス感覚というものがあるのが
なんだか嬉しいです。
>獺祭やどれから箸をつけやうか
料理にもワクワクする演出。これが雅というやつですね。
>春愁を表に出さずして仕事
これは、コロナさわぎを含んだものだと感じました。
確かにそのような表情に見えてきますw
今年で最後となる布施高校の同期会に出席しました。小学校からの仲間を含めて5名が帰らぬ人となりました。参加者は26名と寂しい限りでした。翌日と翌々日は京都で過ごしました。駅前は中国人や海外の観光客やウイルス感染を避けるためか日本人さえ少なく閑散としていました。タクシーの運転手も嘆いていましたね。おかげでぶらぶら歩きは天気も良く快適でした。その中から建仁寺と柚子屋旅館とイノダコーヒー三条店を取り上げました。おなじみ龍の天井は数ある中では迫力ありました。石庭も数多みましたが建仁寺のは穏やかで主張しすぎないところが好きですねえ。
襖絵は染色作家の筆になるもので藍単色が静謐さを醸していました。朱塗りの皿がズラリと、おそ祭りを連想しました。イノダコーヒーの職場風景を眺めながら飲む珈琲は格別です。たち働く若者の目にやるせなさを感じたのでした。
「春は京都」を実感しました。
のうそうさん コメントありがとうございます。感じたままの俳句をくっつけましたがご納得いただければ幸いです。
龍天に昇る雌雄の睦まじく /勝美
ド迫力の龍にも意外な一面あり、てな感じ。
辰年生まれだからか、龍もタツノオトシゴも贔屓してしまうのですが、
カッコいいよね、龍!!
これ、この絵描いてるとき楽しかったと思うよ。
雪解川山の呪縛より脱す /勝美
見事な藍色ですね。
染色作家の筆とのことですが、版画のようにも切り絵のようにも見えます。
冬の間凍結していた川が春になって溶けて流れ出す…という自然の摂理も
このところの暖冬で早まりそうですよね。
南極も20%が溶けちゃったようですし。
島二つ浮かべしづけき春の海 /勝美
主張しすぎない石庭、たしかに。京都最古の禅寺なんだね、建仁寺は。
禅はよろしおすなぁ。禅てなんだ?と以前気になって調べた結果、
「今をよりよく生きる」ことかな、と自分なりに理解した。
石庭見ながら春の海を感じ取るのもそれを句にするのも禅だね!
獺祭やどれから箸をつけやうか /勝美
「おそ祭り」初めて知りました。カワウソって獲った魚を並べるのか〜。
写真の小皿群は京都らしい感じですね。おいしかった?
迷うのも愉しみの一つですね。そんなワクワク感が伝わります。
春愁を表に出さずして仕事 /勝美
仕事はそうでないと!
マクドナルドなんて、スマイルが売りだからコロナでもマスク禁止(今はどうかしらないけど)なくらい。
営業スマイルもあるほうがお客は安心する。
ただ、このイノダはちょっとな〜。回転ずしみたい。
あわさん コメント有難う。建仁寺の龍は小泉淳作画伯の作。テレビ美術館で制作過程を映してたなあ。スマホでこれほど鮮明に撮れたなんて。襖絵を手がけた女流作家の映像もテレビで放送したことがあったね。まさに画面に対して真剣勝負といった気配を感じたことでした。石庭はもともと大海をイメージしたものだから素直に春の海と捉えました。京都の寺院は石庭が静寂の極地にあって和みますねえ。獺祭そのものを感じました。この皿数結構堪能しましたよ。
この後鰆の西京焼きと鯛鍋。雑炊が好みのおじやとなって至福満腹でした。祇園八坂神社の隣に何気ない門構えの奥に雅てひなびた設えがあるのは京都らしいなあと思いました。イノダコーヒーの三条店は珈琲バリスタの働く姿を眺められる店で回転寿司という感じはしませんでした。珍しい店だと思います。