ひねもす俳句:春の訪れ(令和版)

青空に春光放つ寺の鴟尾
青空に春光放つ寺の鴟尾 /勝美

赤塚城址に梅の賑はひ近づきぬ /勝美
赤塚城址に梅の賑はひ近づきぬ
正月の旅行何処や門閉ざし
正月の旅行何処や門閉ざし /勝美
渋谷川無惨これでも春の川 /勝美
渋谷川無惨これでも春の川
散らばるる数多の殻や春の磯
散らばるる数多の殻や春の磯 /勝美

5 thoughts on “ひねもす俳句:春の訪れ(令和版)

  1. あけましておめでとうございます。令和二年の幕開けひねもす第一弾。一句目は赤塚乗蓮寺本堂。月並みでベタな句で恐れ入ります。二句目は赤塚城址。桜の季節は大木の花吹雪に巻かれたことがありました。なかなか、その後は巡り合わないです。でも、さいたま市の俳句文芸賞を得ることができたのですが。三句めのうろのある木はどこかの公園でしょうか。いい塩梅にまるで門にそっくり。ムーミン谷にでもあればスナフキンが顔を出すかも。四句目は開発が終わりそうもない渋谷の中心地。かつて春の小川の童謡が生まれた渋谷川は完全に暗渠となって昔の情緒はかき消えてしまいました。5句目は豪華なパエリアですねえ。ご飯の色が味が濃そうですが、食べてみたい。

  2. >青空に春光放つ寺の鴟尾
    今年の元日は、見事に晴れ上がりましたね。
    オリンピックもこんな感じでうまく行って欲しいものです。

    >赤塚城址に梅の賑はひ近づきぬ
    たしかに正月のあとは梅ですね。

    >正月の旅行何処や門閉ざし
    私が子供のころは、正月に長く閉めているお店が結構ありました。
    今、思うとそれが 正月=静か という印象につながっていたんだと思います。

    >渋谷川無惨これでも春の川
    まだ暗渠になっていないだけ良いかも知れませんね。
    川の上にまだ空が見えるので。

    >散らばるる数多の殻や春の磯
    散らばった殻は旨味でひとつになったって感じでしょうか。

  3. のうそうさん、早々コメントありがとうございます。令和二年もよろしくお付き合いください。

  4.  青空に春光放つ寺の鴟尾 /勝美
    なんか目出度い感じでいいんじゃないでしょうか。
    暖かい正月、ここ初詣の乗蓮寺の鴟尾がピッカピカに反射していて。
    ただ、スマホではそれなりにしかピカピカ感が撮れなかったのですが、
    句でピタリと言い当ててくれましたね。

     赤塚城址に梅の賑はひ近づきぬ /勝美
    このところの暖冬で、もしかしたら?と思って訪れた梅林のある赤塚城址。
    写真には映ってないけれど、日当たりのよい枝には一輪二輪、梅ありました。
    この城址のある小山が一番賑わうのは、そう!梅祭りのとき。
    地面にうっすら緑がみえて、早々と春の気配もしますね。

     正月の旅行何処や門閉ざし /勝美
    鼠ならぬ栗鼠の家。見た瞬間「あ、ドアだ!」と思った。
    把手がないので閉まってますね。正月旅行中でしたか。
    写真がなくてもOKな句になって、よかったよかった。

     渋谷川無惨これでも春の川 /勝美
    名曲を生み出したコンビ、高野辰之&岡野貞一による「春の小川」。
    それってこの渋谷川ですか!! なんとまぁ。「無惨」…。たしかに。
    全部暗渠じゃないからまだましなのか、ビルの谷間に言い逃れのように残したんですね。
    ショック大きいです…。

     散らばるる数多の殻や春の磯 /勝美
    あやまぁ!なんて綺麗な句!ぱぁっと明るくなるような。
    パエリア鍋の写真から生まれたとは思えない句ですね。
    味も良かったですよ!お値段も結構しましたが。
    チリンギートエクスリバという店で、スペインの本店と両方食べた人の話によると
    ほぼ同じだと。ショートパスタのパエリアもあります。イカスミがおすすめだそうです。お試しあれ!

  5. あわさん コメントありがと。春ですねえ。春めいた俳句を並べてみました。写真と切り離してもそれなりに楽しい句が揃ったようで何よりです。最後のパエリアはいとど豪華版ですねえ。一度食べてみたいです。

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