ひねもす俳句:諸行無常 2018年11月28日2018年11月28日 pure2 ひねもす俳句 偉丈夫は胃丈夫なるか油点草 /勝美 在るものは何時か無となる年の果 /勝美 散り散りに散つて落葉のタングラム /勝美 くだら野となる魂の拠り所 /勝美 凍空に光の乱舞して夢幻 /勝美 ※注:くだら野は冬の季語、朽ちた野。荒涼とした冬の野。
平成三十年も終わり近くになりました。この一年、ひねもすせっせと俳句を量産してきました。(駄句ばかり) もう後1、2回はお目にかけるかもです。で、今回のタイトルは「諸行無常」。意味深ですが気取っているだけです。 一句目は苦し紛れの一句です。二句目の写真は壊されてしまった昭和のアパートとか。無常ですねえ。三句目はタングラムの断片に見えたもので。四句目の写真はどうやら取り壊しの墓地のようです。霊魂は空中霧散しているのでは、と荒涼感が漂っている写真ですよね。五句めははっきりしない写真でいささかアートチックです。下五が気にくわないのですが。とりあえず。 返信
>偉丈夫は胃丈夫なるか油点草 「宇津井健氏は神経痛」ちょっとだけ音の運びが似てるかもw >在るものは何時か無となる年の果 アパートなんかが解体されているのを見ると、そこに居た人たちはどこに行ったんだろう?と考えたりします。 >散り散りに散つて落葉のタングラム これからの季節は、落ち葉も減って、本当に寂しい冬になっていくんだと思うと気が重いです。 >くだら野となる魂の拠り所 この場所は、福島県の浪江町です。津波でさらわれた墓石をみんなで集めてきたのですが、組み合わせることができず、そのまま放置されています。 >凍空に光の乱舞して夢幻 オーロラのようにも見えますね。自然生み出す形は、結構不均衡なものなのかも知れません。 返信
のうそうさん こんにちは。コメントありがとうございます。哲学的考察ありがとうございます。くだら野の写真は原発被災のあの浪江の景ですか。荒涼たる景ですねえ。元へもどることはないのでしょうか。斯くして歴史が動いていくのですねえ。 返信
師走に入りましたね。 このところ暖かい日が続いて実感が湧いてきません。 でも、そんなことを言っているうちにXマスがきて暮がきて 新年を迎えることになるのでしょう。 ますますお元気でご活躍ください。 今回の二句です。 凍空に光の乱舞して夢幻 /勝美 くだら野となる魂の拠り所 /勝美 返信
由人さん こんにちは。コメント有り難うございます。昨日は横浜の句会へ出かけていました。今年はUTRの吟行がほとんどできなかったのがとても残念です。そのうちにまた実行したいと思っています。その折はどうぞよろしくお願いします。 返信
偉丈夫は胃丈夫なるか油点草 /勝美 植物のホトトギスを油点草と書くとは知らなかった。 ソバカスのような点々を油の撥ねとみたのでしょうかね。 忘年会シーズン、油料理も多いでしょう。気をつけないとね! 在るものは何時か無となる年の果 /勝美 諸行無常ですなー。 ここ、昭和40〜50年代のつくりの2階建アパートだったのですが、 いい味出してました。(自分は住みたくないけど) とうとう取り壊されたか…と。 しばらくはポッカリ何もない空間になるのかな。 案外速攻で年明けには建売が3件くらいできあがってるかも? 散り散りに散つて落葉のタングラム /勝美 落ち葉って、すぐに掃き寄せられたり、または風で吹き寄せられたりしますね。 この時は、集められていない自由な落ち葉が印象的で。 タングラム…うん、なにか意図を持って散っているようにさえ、思えてきますね。 くだら野となる魂の拠り所 /勝美 この光景にはちょっとびっくりですよね。 こうやって傷跡を残したまま時間だけ経っていってるわけで。 タイムマシンがあれば、まずは2011年の年明けにいくかな。 それじゃ間に合わないかな…。 凍空に光の乱舞して夢幻 /勝美 これはスターチスの花。 薄紙のようにくしゃくしゃの花(ほんとは萼)をクローズアップすると 写真のような風景が見られます。 意味のない写真から、ファンタジーな句を詠めるのはすごい。 この句ならもっと違う写真のほうがよかったかなぁ。 返信
awaさん コメントありがとう、今回の句は行き当たりばったりのいい加減の句ばかりでちょっとどうでしょうねえ。インパクトがあって句もそこそこなのはくだら野の句でしょうか。3・11の現状がこの景色とはすさまじいですねえ。5句目の紫は花の萼ですって?抽象美術作品のようではありますねえ。面白いねえ。 返信
平成三十年も終わり近くになりました。この一年、ひねもすせっせと俳句を量産してきました。(駄句ばかり)
もう後1、2回はお目にかけるかもです。で、今回のタイトルは「諸行無常」。意味深ですが気取っているだけです。
一句目は苦し紛れの一句です。二句目の写真は壊されてしまった昭和のアパートとか。無常ですねえ。三句目はタングラムの断片に見えたもので。四句目の写真はどうやら取り壊しの墓地のようです。霊魂は空中霧散しているのでは、と荒涼感が漂っている写真ですよね。五句めははっきりしない写真でいささかアートチックです。下五が気にくわないのですが。とりあえず。
>偉丈夫は胃丈夫なるか油点草
「宇津井健氏は神経痛」ちょっとだけ音の運びが似てるかもw
>在るものは何時か無となる年の果
アパートなんかが解体されているのを見ると、そこに居た人たちはどこに行ったんだろう?と考えたりします。
>散り散りに散つて落葉のタングラム
これからの季節は、落ち葉も減って、本当に寂しい冬になっていくんだと思うと気が重いです。
>くだら野となる魂の拠り所
この場所は、福島県の浪江町です。津波でさらわれた墓石をみんなで集めてきたのですが、組み合わせることができず、そのまま放置されています。
>凍空に光の乱舞して夢幻
オーロラのようにも見えますね。自然生み出す形は、結構不均衡なものなのかも知れません。
のうそうさん こんにちは。コメントありがとうございます。哲学的考察ありがとうございます。くだら野の写真は原発被災のあの浪江の景ですか。荒涼たる景ですねえ。元へもどることはないのでしょうか。斯くして歴史が動いていくのですねえ。
師走に入りましたね。
このところ暖かい日が続いて実感が湧いてきません。
でも、そんなことを言っているうちにXマスがきて暮がきて
新年を迎えることになるのでしょう。
ますますお元気でご活躍ください。
今回の二句です。
凍空に光の乱舞して夢幻 /勝美
くだら野となる魂の拠り所 /勝美
由人さん こんにちは。コメント有り難うございます。昨日は横浜の句会へ出かけていました。今年はUTRの吟行がほとんどできなかったのがとても残念です。そのうちにまた実行したいと思っています。その折はどうぞよろしくお願いします。
偉丈夫は胃丈夫なるか油点草 /勝美
植物のホトトギスを油点草と書くとは知らなかった。
ソバカスのような点々を油の撥ねとみたのでしょうかね。
忘年会シーズン、油料理も多いでしょう。気をつけないとね!
在るものは何時か無となる年の果 /勝美
諸行無常ですなー。
ここ、昭和40〜50年代のつくりの2階建アパートだったのですが、
いい味出してました。(自分は住みたくないけど)
とうとう取り壊されたか…と。
しばらくはポッカリ何もない空間になるのかな。
案外速攻で年明けには建売が3件くらいできあがってるかも?
散り散りに散つて落葉のタングラム /勝美
落ち葉って、すぐに掃き寄せられたり、または風で吹き寄せられたりしますね。
この時は、集められていない自由な落ち葉が印象的で。
タングラム…うん、なにか意図を持って散っているようにさえ、思えてきますね。
くだら野となる魂の拠り所 /勝美
この光景にはちょっとびっくりですよね。
こうやって傷跡を残したまま時間だけ経っていってるわけで。
タイムマシンがあれば、まずは2011年の年明けにいくかな。
それじゃ間に合わないかな…。
凍空に光の乱舞して夢幻 /勝美
これはスターチスの花。
薄紙のようにくしゃくしゃの花(ほんとは萼)をクローズアップすると
写真のような風景が見られます。
意味のない写真から、ファンタジーな句を詠めるのはすごい。
この句ならもっと違う写真のほうがよかったかなぁ。
awaさん コメントありがとう、今回の句は行き当たりばったりのいい加減の句ばかりでちょっとどうでしょうねえ。インパクトがあって句もそこそこなのはくだら野の句でしょうか。3・11の現状がこの景色とはすさまじいですねえ。5句目の紫は花の萼ですって?抽象美術作品のようではありますねえ。面白いねえ。